卓球技術・コツ 【初心者必見】卓球の基本的なルール サーブやダブルスルール、促進ルールも紹介
2020.06.20
文:ラリーズ編集部
今回は、これから卓球を始める初心者の方や試合の観戦を楽しみたい方に向けて卓球の試合を進める上での基本的なルールについて解説します。
正しいルールを覚えて試合に参加するために是非参考にしてください。
>>サーブのルールとは?│卓球におけるサーブの5つのポイントを解説
このページの目次
基本的な試合の流れ
得点の流れ
1球目(サーブ)
サーブは自分のコートで1回、相手のコートで1回バウンドさせるように出します。このとき、トスを上げる前にボールを乗せた手をしっかりと開いて静止することとトスを真上に16cm以上上げることが必要です。また、相手からボールを隠してしまうと反則になるので注意しましょう。
2球目(レシーブ)以降
相手の打球が自分のコートで1バウンドした後、相手コートでバウンドするように打ち返すことができれば返球成功です。その後、交互にボールを打ち合い、返球に失敗すると相手に1点が入ります。
1ゲームは11点先取
サーブ権は2点ごとに交代し、自分と相手のどちらかが先に11点を取ると、1ゲームを取ったことになります。ただし、得点が10対10になった場合をデュースといい、この場合はどちらかが先に2点差をつけるまで試合が続きます。また、デュースになったときはサーブは1点ごとに交代になります。
1ゲームごとにチェンジエンド
1ゲームごとに選手はコートを交代します。また、最終ゲームでは、どちらかの選手が先に5点を取った時点でチェンジエンドします。
3ゲーム先取で勝利
卓球の試合には「5ゲームズマッチ」と「7ゲームズマッチ」があり、それぞれ3ゲームまたは4ゲーム先取した側の勝利となります。一般のプレーヤーの参加する大会などではほとんどが3ゲーム先取の5ゲームズマッチですが、トップ選手たちが出場する全日本選手権や国際大会では7ゲームズマッチの試合も多いです。
試合の長時間化を防ぐ「促進ルール」
カットマン同士の試合などではラリーが長く続きやすく、試合がなかなか終わらないこともしばしばあります。このような場合には「促進ルール」が適用される場合があります。
促進ルールは、各ゲーム開始から10分経ってもそのゲームが終了しないときに適用されます。促進ルールが適用されると、サーブが1本交代となり、レシーブ側が13回返球した時点でレシーブ側のポイントになります。
試合中の休憩時間
ゲーム間の休憩
各ゲームの間には、1分間の休憩時間があります。この時間には、水分補給やベンチからのアドバイスを受けることができます。
タオルを使うための休憩
自分と相手の点数の合計が6の倍数のとき、短い時間のタオル使用が認められます。また、最終ゲームのチェンジエンドの際にもタオルを使うことができます。
タイムアウト
各選手は1試合に1回だけ1分以内のタイムアウト(休憩)をとることができます。このとき、選手はゲーム間の休憩のときと同じようにアドバイスを受けたり水分補給をすることができます。
タイムアウトを要求するときは、両手を使って「T」の字を示しましょう。
ラリー中のルール
サーブのネットインはレット ラリー中は有効
サーブがネットに当たって相手のコートに入った場合、レット(やり直し)となります。一方、ラリー中のネットインは正しいリターンとなり、そのままラリーが続きます。
エッジは有効 サイドは失点
ボールが卓球台の角(エッジ)にあたった場合を「エッジボール」といい、この場合は正しいリターンとなります。ただし、ボールが卓球台の側面(サイド)に当たった場合はミスとなります。
卓球台に手をついて打つと失点
ラリー中にフリーハンド(ラケットを持たないほうの手首から先)が卓球台に触れるとミスになります。フリーハンド以外なら、卓球台を動かさない限り振れても大丈夫です。ただし、ネットや支柱に体の一部やラケットが触れると失点になるので気をつけましょう。
ダブルスの基本的なルール
サーブはクロスに
ダブルスのサーブは、サーブを出す側の右半面から出し、レシーブをする側の右半面に入るように打ちます。
ペアの2人が交互に打つ
卓球のダブルスでは、ペアの2人が交互に打たなければいけません。2本ごとのサーブ交代のときには、それまでレシーブをしていた選手がサーブを出すことになりますが、打球の順番は同じです。
ゲームごとに打つ順番が変わる
ダブルスでもシングルス同様、1ゲームごとにチェンジエンドをします。そのときに打球の順番も変わり、直前のゲームとは違う選手のボールを受けることになります。
ルールを守って楽しくプレーしましょう
今回は、卓球の試合の基本的な流れと得点や失点に関するルールを解説しました。サーブのルールやサイドとエッジの違いなど、卓球には様々なルールがありますが、知っていれば守るのは難しくないはずです。基本的なルールをきちんと把握して楽しく試合をしましょう。