意外と知らない卓球のマナー ネットインやエッジボールの時のマナーとは? | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

卓球技術・コツ 意外と知らない卓球のマナー ネットインやエッジボールの時のマナーとは?

2020.07.29

文:ラリーズ編集部

今回は、卓球初心者の方や試合観戦を楽しみたい方に向けて、ネットインやエッジボールに関するルールや、その際の一般的なマナーについて解説します。

ネットインやエッジボールの際の基本的なルールとマナーを覚え、気分よくプレーできるように、是非参考にしてください。

>>サーブのルールとは?│卓球におけるサーブの5つのポイントを解説

ネットインとは?

ネットインとは、打球がネットに当たってから相手のコートに入った場合のことです。ラリー中の打球がネットインした場合は正しいリターン(返球)となり、ラリーが続行されます。


写真:卓球ネット/提供:写真AC

一方で、サーブがネットに当たってから相手のコートに入った場合は「レット」となり、得点がノーカウントになってサーブがやり直しになります。サーブのネットインには回数制限はなく、何度でも打ち直すことができます。

エッジとは?

打球が台の角(エッジ)に当たった場合のことを「エッジ」または「エッジボール」といいます。ボールがエッジに当たった場合は正しいリターンとなり、ラリーが続行されます。

ただし、ボールが卓球台の側面(サイド)に当たった場合は「サイド」と呼ばれ、ボールを打った選手のミスとなります。


写真:卓球台/提供:写真AC

エッジとサイドの違いは分かりにくく、得点か失点かが分かりにくい場合も多くあります。これを判定する方法としてはボールの軌道に注目する方法が一般的です。ボールがバウンド後に卓球台の上に飛んだ場合はエッジと推測し、下や真横に飛んだ場合にはサイドと推測できます。

ネットイン・エッジのときのマナー

ネットインしたボールやエッジボールは、ボールが不規則な軌道で飛ぶため、相手にとっては非常に取りにくいボールとなります。そこで、このような場合には得点者が手を挙げて相手に謝罪することが一般的なマナーになっています。「ごめんなさい」と口に出して謝る場合もあります。

ネットインやエッジボールを狙って打つことは難しいですが、ネットインやエッジボールが入った場合には高確率で得点できるため、ラッキーだと感じてしまうものです。しかし、このような場合に大げさに喜んだりしてしまうと相手に不快感を与え、バッドマナーとなってしまいます。相手選手を思いやり、きちんと謝るようにしましょう。

また、ネットインやエッジで相手が謝ってきた場合には、嫌な顔をせずに謝罪を受け入れることも重要なマナーなので覚えておきましょう。このようなマナーはルールで決められている訳ではないので守らなくても反則になることはありません。しかし、試合を円滑に進める上で非常に重要なのでしっかり守るようにしましょう。

判断が難しい場合

先述したエッジとサイドの違いや、サーブのネットインの判断では、肉眼で見分けることが非常に難しい場合があります。このような場合、得点やレットの有無の最終的な判断はその試合の審判に委ねられます。

しかし、審判も人間である以上、常に正しい判定ができるわけではありません。2019年4月の世界卓球選手権大会の女子ダブルス決勝、伊藤美誠・早田ひなペアと中国の孫穎莎・王曼昱ペアの試合では、第5ゲームの9−9から早田が放ったサーブを相手がレシーブミスし、貴重な1点が入ったかに見えたが、審判の判定はレット。サーブがネットに掠ってから相手コートに入ったという判定で、早田のサーブはやり直しとなりました。

その直後、中国に得点され、最終的に日本ペアは2−4で敗れました。映像を見る限り、早田のサーブがネットに掠ったようには見えませんでした。世界選手権決勝という大舞台で起きたこの混乱は大きな議論を呼びました。

このような事情もあり、最近のワールドツアーやTリーグといったトップ選手の試合ではより公正な判断を行うためにビデオ判定の導入が進んでいます。

卓球は紳士のスポーツ

今回は、ネットインやエッジに関するルールと、そのときのマナーについて解説しました。このようなマナーは、ルールではないため違反してもペナルティはありませんが、お互いが気分よく試合をするうえで非常に重要です。ぜひ覚えておいてください。

>>【初心者必見】卓球の基本的なルール サーブやダブルスのルールも紹介