文:ラリーズ編集部
国際卓球連盟(ITTF)は7日、ヨルダンのゼイナ・ラシード王女をITTF財団の理事会メンバーに加えることを発表した。ラシード王女は、2004年アテネ五輪と2008年北京五輪に出場した元卓球選手で、現在はヨルダンオリンピック委員会の理事会メンバーとして活躍している。
>>ITTFが狙う「卓球の商業化」 テニスに倣うWTT構想とは
北京五輪で旗手を務めその美貌が話題に
32歳のラシード王女は、2008年北京五輪開会式でヨルダン選手団の旗手を務め、その美貌がネット上で話題となったゼイナ・シャバンさんのことだ。2011年にヨルダンの王族と結婚し、王女となった。現在は、中東の国から20名の選手を東京五輪に出場させるという「20 for Tokyo 2020」プログラムの責任者でもある。
ラシード王女は「私の人生を現在の軌道に乗せてくれた卓球に恩返しをする機会を得られたことに興奮しています。スポーツは偉大な団結力、平等化の力であり、卓球を通じて地域社会を一つにすることを支援し、このメッセージをさらに広めるために日々活動しているITTF財団に参加できることを光栄に思っています」とコメントしている。
ITTF会長のトーマス・ワイカート氏は「ゼイナ・ラシード王女は、卓球を新たな高みへと押し上げるために、どのような目標を追求し、どのようなプロジェクトを実施すべきかを判断するのに最適な立場にあります。このようなことから、王妃殿下のご就任を歓迎し、私たちのスポーツにかけがえのない貢献をしていただけると確信しています」と述べている。