文:ラリーズ編集部
<日本生命「未来応援プロジェクト」 Tリーグ選抜対高校3年生 卓球ドリームマッチ・アリーナ立川立飛>
10月24日、日本生命「未来応援プロジェクト」Tリーグ選抜対高校3年生の卓球ドリームマッチが行われた。この試合が卓球の引退試合となるという高校3年生2人に対し、早田ひな(日本生命レッドエルフ)、水谷隼(木下マイスター東京)がそれぞれ試合に臨んだ。
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第5マッチ:水谷隼vs鈴木ひかる(大成女子高)
第5マッチでは1ゲームマッチで水谷が茨城県・大成女子高校3年の鈴木ひかると対戦した。大成女子高校は、Tリーグ・トップおとめピンポンズ名古屋でもプレーする出澤杏佳らを擁し、2019年インターハイ団体では、優勝候補をあと1点まで追い詰めた強豪校だ。
そこで腕を磨いた鈴木は、高校3年生で卓球を引退することとなっていたが、新型コロナウイルスの影響で各大会が中止。憧れという水谷とのドリームマッチが引退試合となった。
写真:鈴木ひかるを大成女子高校卓球部員が応援する/撮影:ラリーズ編集部
会場には大成女子高校のメンバーも応援に駆けつけ、鈴木の1プレーごとに大きな声援を送った。試合は11-4で水谷が勝利したが、鈴木は1本1本噛み締めるようにプレーし、水谷もそれに応えるようにラリーを展開した。
写真:水谷隼(写真手前)と鈴木ひかる(大成女子高校)/撮影:ラリーズ編集部
第4マッチ:早田ひなvs小林美優(宮古商工高)
岩手県・宮古商工高3年の小林美優は全日本女王・早田との試合に臨んだ。懸命のプレーを見せた小林は「私は高校で卓球を引退するので最後の試合を早田選手とできてすごく嬉しかった」とドリームマッチを振り返った。
写真:早田ひなと小林美優(宮古商工高)/撮影:ラリーズ編集部
将来の夢のために高校で卓球を引退し、専門学校へ進学するという小林は「父と母には今までずっと支えてもらったので、今日の試合で少しでも恩返しになったらと思います」と試合後、両親への感謝を口にした。
写真:早田ひな(日本生命レッドエルフ) /撮影:ラリーズ編集部
試合を終えた早田は「この試合に出るのが私自身嬉しかったです。これから卓球じゃない道に進むことになっても、高校3年間で得たものやチームの仲間は人生で最後まで良かったなと思えると思うので、今日の試合が少しでも次のステップに向けて進めるきっかけになって、そして卓球をこれからも応援していただけるようにに私も頑張ろうと思います」と高校3年生に温かいエールを送った。
Tリーグ選抜vs高校3年生
第4マッチ
写真:試合後指導を行う早田ひな(日本生命レッドエルフ)/撮影:ラリーズ編集部
〇早田ひな(日本生命レッドエルフ) 2-0 小林美優(宮古商工高)
11-2/11-2
第5マッチ
写真:水谷隼と鈴木ひかる(大成女子高)/撮影:ラリーズ編集部
〇水谷隼(木下マイスター東京)1-0 鈴木ひかる(大成女子高)
11-4