木造、佐藤らアジア選手権代表が参戦 ダブルスは初ペアに注目<卓球・WTTスターコンテンダードーハ見どころ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:木造勇人(愛知工業大)・佐藤瞳(ミキハウス)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 木造、佐藤らアジア選手権代表が参戦 ダブルスは初ペアに注目<卓球・WTTスターコンテンダードーハ見どころ>

2021.09.19

文:ラリーズ編集部

<WTTスターコンテンダードーハ大会 9月20日~25日>

20日からカタールのドーハにて、WTTのスターコンテンダーシリーズが始まる。東京五輪後初の主要な国際大会として各国からトップ選手が集い、優勝を狙う。日本からは主に、28日に行われるアジア選手権の代表選手がこの大会に参加している。20日と21日に予選が行われ、22日から本戦が始まる。

各種目見どころ

男子シングルス


写真:戸上隼輔(明治大)/撮影:ラリーズ編集部

日本代表からは戸上隼輔(明治大)、木造勇人(愛知工業大)、村松雄斗(東京アート)、篠塚大登(愛工大名電高)の4名が予選から登場する。この4名は6月に行われたアジア選手権選考会で勝ち抜き代表権を獲得している。特に戸上は先日の世界選手権代表選考合宿でも代表権を獲得し、今勢いに乗っている。1名でも多くの日本代表選手が予選通過できるか注目だ。


写真:林兆恒(中国香港)/提供:ITTF

予選には何鈞傑(フージェンジェ)や林兆恒(リンチャンフン)と中国香港の主力メンバーや、アレクサンダー・カサン(フランス)、ニマ・アラミヤン(イラン)、ジョアン・ジェラルド(ポルトガル)といった各国の成長株が登場する。


写真:ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)/提供:ITTF

本戦からは東京五輪男子シングルス銅メダリストのドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)をはじめ、世界トップクラスの選手がシードとして登場する。日本からも宇田幸矢(明治大)と吉村和弘(岡山リベッツ)の2名が本戦から登場することとなっている。大会後半は彼らのハイレベルな戦いにも期待だ。

女子シングルス


写真:プリティカ・パヴァデ(フランス)/提供:ETTUofficial

女子シングルス予選の注目株はプリティカ・パヴァデ(フランス)だ。17歳(2021年9月時点)ながらヨーロッパで頭角を現し、7月から行われた東京五輪にも初出場を果たしているフランスの新鋭である。ほかにも黄郁雯(ファンユーウェン・チャイニーズタイペイ)らが予選通過を目指す。


写真:芝田沙季(ミキハウス)/撮影:ラリーズ編集部

日本代表は全員が本戦からの出場となる。スターコンテンダーシリーズに出場経験のある早田ひな(日本生命)をはじめ、佐藤瞳(ミキハウス)、芝田沙季(ミキハウス)、長﨑美柚(日本生命)、安藤みなみ(トップ名古屋)の計5名が22日からの本戦で優勝に向けて試合に臨む。特にシード入りしている早田、佐藤、芝田は上位進出が期待される。


写真:杜凱琹(ドゥホイカン・中国香港)/提供:ITTF

他にも東京五輪で銅メダルを獲得した中国香港の主力である杜凱琹(ドゥホイカン)や、韓国の徐孝元(ソヒョウォン)や田志希(チョンジヒ)といった世界ランキング上位に位置するトップ選手が本戦から出場し、白熱した試合展開になることが予想される。

男子ダブルス


写真:宇田幸矢(左)・戸上隼輔(右・明治大)/撮影:ラリーズ編集部

日本代表からは木造/吉村ペアが予選から、宇田/戸上ペアが本戦からの出場となる。両ペアともにTリーグ・琉球アスティーダでダブルスに出場した経験を持ち、相性もいい。木造/吉村ペアが予選を通過し、宇田/戸上ペアとともに決勝に進出することができるのか、1試合1試合が見逃せない。


写真:荘智淵(写真右)・陳建安/撮影:ラリーズ編集部

海外勢では予選に安宰賢(アンジェヒョン)/趙勝敏(チョスンミン・韓国)ペアが、本戦には荘智淵(チュアンチーユエン)/陳建安(チェンジェンアン・チャイニーズタイペイ)ペアと実力の高いペアが潜んでいる。この2ペアを含め、海外勢の活躍にも注目だ。

女子ダブルス


写真:長﨑美柚(日本生命)・安藤みなみ(トップ名古屋)ペア/撮影:ラリーズ編集部

女子ダブルス予選では長﨑/安藤ペアが第1シードを獲得し本戦への出場が確定している。日本代表からはほかに、佐藤/芝田ペアが本戦の第2シードを獲得している。本戦には日本ペアの他、五輪でも活躍した杜凱琹/李皓晴(リホチン・中国香港)ペアや、田志希/梁夏銀(ヤンハウン・韓国)ペアが優勝を狙い、ハイレベルな試合に挑む。

混合ダブルス


写真:早田ひな(日本生命)・戸上隼輔(明治大)/撮影:ラリーズ編集部

日本代表からは戸上と早田が初めてペアを組み、混合ダブルスに臨む。前中陣で高速両ハンドを繰り広げる戸上と、男子顔負けのパワーとプレーの幅の広さを持つ早田がどのようなペアリングで勝ち進むのか目が離せない。海外からは、五輪出場の黄鎮廷(ウォンチュンティン・中国香港)/杜凱琹ペアや、ビクター・イシイ/ブルーナ・タカハシ(ブラジル)ペアといった強力なペアが戸上/早田ペアの前に立ちはだかる。

日本参加選手

男子シングルス

宇田幸矢(明治大学)
吉村和弘(岡山リベッツ)
戸上隼輔(明治大学)
木造勇人(愛知工業大学)
篠塚大登(愛工大名電高)
村松雄斗(東京アート)

女子シングルス

佐藤瞳(ミキハウス)
早田ひな(日本生命)
芝田沙季(ミキハウス)
長﨑美柚(日本生命)
安藤みなみ(TOP名古屋)

男子ダブルス

宇田幸矢/戸上隼輔
木造勇人/吉村和弘

女子ダブルス

佐藤瞳/芝田沙季
安藤みなみ/長﨑美柚

混合ダブルス

戸上隼輔/早田ひな

WTTとは

ITTF(国際卓球連盟)が新たにスタートさせた、卓球の国際大会の新シリーズのこと。

これまで開催していたITTFワールドツアーを廃し、新たに、五輪・世界選手権に並ぶ最上級カテゴリーの大会として、グランドスマッシュを位置づける。その他に「カップファイナル」、「チャンピオン」、「スターコンテンダー」、「コンテンダー」などのカテゴリー別大会が開催される。


図:WTT概要/作成:ラリーズ編集部

スターコンテンダー・ドーハを観る方法

試合の模様は、WTT公式サイトやテレビ東京Youtubeチャンネルでも配信される。
また、発表されている実況・解説付きのライブ配信としては、J SPORTSにて9月21日(火)午後4時から登場する、PC、スマホ、タブレットで見られる動画配信サービス「J SPORTSオンデマンド」の卓球パックにて、23日〜25日の3日間、注目試合を中心に全時間帯を実況解説と共に、お手元のスマホでライブ中継が楽しめる。

こちらは月額1,100円(税込)、U25割(25歳以下)なら月額550円(税込)というお手頃価格で、申込みから視聴までスマホで簡単に完結するということだ。11月以降もWTTシリーズの試合配信を予定している。


写真:J SPORTS放送・配信概要/提供:J SPORTS


写真:11月のJ SPORTS放送・配信予定/提供:J SPORTS

日本の自宅から、遠くドーハでの各選手の活躍を楽しみたい。

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