文：ラリーズ編集部
＜2022年全日本卓球選手権大会（一般・ジュニアの部） 日時：1月24日～30日 場所：東京体育館＞
全日本卓球選手権はいよいよ終盤を迎えている。男女シングルスではランク入り選手が決まり、男女ダブルスでも表彰台に登るペアが決まった。
その中で、今大会が最後の全日本となった選手がいる。十六銀行のサウスポー、德永美子だ。
写真：德永美子（十六銀行）/撮影：ラリーズ編集部
德永は四天王寺羽曳丘中学で団体日本一、希望が丘高校でインターハイ団体準優勝、早稲田大学ではインカレ3連覇とチームをことごとく全国上位に導いてきた選手だ。社会人1年目、2年目も日本リーグ年間王者を決めるファイナル4の決勝で勝利し、十六銀行に2年連続栄冠をもたらしたまさに“優勝請負人”だ。
今回の全日本では女子シングルス5回戦で石川佳純（全農）に敗れベスト32で大会を終えた。德永に最後の全日本を終えた気持ちを聞いた。
德永美子コメント
写真：德永美子（十六銀行）/撮影：ラリーズ編集部
十六銀行として挑む最後の全日本はどんな思いでしたか？
全日本は最後ということで、まずは卓球を楽しく、最後まで勝ちにこだわって試合をしたいと思いました。
幼いころから卓球を始めて、今までたくさんの方々に支えていただいたのでその感謝の気持ちを強く持って、最後まで自分のプレーを出し切りたいと思い臨みました。
試合を終えた率直な気持ち
今回の試合では、まず試合を楽しくすることができ、石川さんには（5回戦で）0-4で負けてしまって、悔しい部分もあるんですけど全部自分の力は発揮できたと思います。
卓球選手としては引退するのでしょうか？
私は十六銀行で3年間卓球をさせていただいて、今年で卓球は一区切りをつけて4月からは新しい環境で頑張ります。
私は十六銀行で、これまでで一番高いレベルでチームメートと一緒に練習をたくさんさせてもらって、卓球をしっかりやり切ったと思ったので引退を決めました。
今後は4月から地元・福岡県に戻って、企業に勤めて頑張っていきたいと思います。
十六銀行での一番の思い出は？
写真：德永美子（十六銀行）/撮影：ラリーズ編集部
私は十六銀行でプレーさせていただいて、たくさんの思い出があるんですが、一番の思い出は入社一年目のファイナル4での決勝戦です。
私はチームメートが強い中でも試合に出させてもらって、試合は接戦だったんですけど、皆が繋いでくれたバトンをしっかり受け取って、各接戦をものにすることができてチーム全員で喜びを分かち合えて、私は団体戦がとても好きなのでそこで優勝することができて本当に嬉しかったです。
十六銀行の最後の試合となる東京選手権に向けての意気込みを教えてください。
最後の3月まで試合に出場させていただけるということで、悔いのないよう2ヶ月間またしっかりと練習して最後まで勝ちにこだわって、（勝ちに）こだわりながら楽しく試合をしていきたいです。ありがとうございました。
【動画】德永美子(十六銀行)が今年度で引退 最後の全日本卓球を戦った思いは？
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