【Tリーグ】KA神奈川、首位・日ペを下し4位浮上 渡邊監督「今日の試合が一番いいマッチだった」 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:木下アビエル神奈川/提供:日本ペイントマレッツ/T.LEAGUE/アフロ

大会報道 【Tリーグ】KA神奈川、首位・日ペを下し4位浮上 渡邊監督「今日の試合が一番いいマッチだった」

2022.02.19

文:ラリーズ編集部

<ノジマTリーグ2021-2022シーズン 2月18日 神戸市立中央体育館>

卓球ノジマTリーグ2021-2022シーズンでは18日に女子の日本ペイントマレッツと木下アビエル神奈川の試合が行われた。

現在首位の日本ペイントマレッツは1番ダブルスを制して好スタートを切ったが、2番シングルスを木原美悠(木下アビエル神奈川)が勝利して、マッチカウント1-1となる。その後、3番シングルスで石川佳純(木下アビエル神奈川)が勝利すると、4番シングルスでも張本美和(木下アビエル神奈川)が芝田沙季(日本ペイントマレッツ)を下し、木下アビエル神奈川が3-1で勝利。順位も4位に浮上した。

試合後、三原監督(日本ペイントマレッツ)と渡邊監督(木下アビエル神奈川)がオンライン会見に応じた。

三原監督のコメント

今シーズン好調の要因は

やっぱり今季加入してくれた芝田それから大藤、この二人の力が大きいですね。あと、贅沢な使い方って言ったらあれですけど、フォンティエンウェイをダブルスに起用できるというところが、一番大きいところですね。

で、そのフォンがチームを上手くまとめてくれていて、みんなフォンさんのアドバイスだったりを聞き入れて練習に取り入れたりしているんで、そういった姿を見ると、今のマレッツの強さはそこにあるんだろうなと思います。

フォン選手はずっと日本に滞在している?

そうですね。日本を拠点として、世界選手権行って帰ってきてまた日本で練習してってのを繰り返してますね。拠点が大阪なんで、ミキハウスの芝田、大藤、それから東京から南波がわざわざ来て合宿を組むことができるので。フォンさんとやれるってことで練習に来て、お互い切磋琢磨して練習できてるってところが一番いい雰囲気になった要因でもりますね。

ダブルス起用についてフォン選手はどのように捉えているのか

あれだけレベルの高い選手なんで、おそらく強い選手なら「私がシングルスに出て当然だ」とか「シングルスとダブルス両方に出て当然だ」と思うかもしれないんですけども、彼女の場合「チームが勝つことを一番優先に考えて欲しい」と。「私が出る方がいいのか、それとも芝田、大藤、小塩など他の選手が出る方がいいのか」っていうのを一番に考えてくれてるんですよね。

僕としては「私がシングルスに出たい」って言って欲しいぐらい、フォンには求めてはいるんですけども、「チームが勝つことを優先してほしい」ということなんで、本当にあれだけ経験してきたからこそ言える言葉かもしれないです。

渡邊監督のコメント

ダブルスで苦戦が続く中、今日のダブルスについて

石川と木村のダブルスは試合が始めてだったんですけども、石川選手が木村選手とのプレーをよく引き出してくれて、いいコンビネーションだったとは思うんですけども、勝てなかったのはちょっと残念でした。

(ペアを)固定できないのは、シーズン序盤からスケジュール調整が難しかったりしているので、その部分はもう割り切っています。この後も、そのときのベストメンバーでやっていきたいと考えてます。

今季の張本選手の活躍について

まず、元気がいいんですよね。そこがすごく素晴らしいなと思っている部分で、落ち込むことなく日々強くなろうっていう意識で練習に取り組めているので、その部分が彼女の成長を支えているんじゃないかなと思います。

特に、ボールの威力がかなり増しているのかなと。成長期で身体も大きくなっていますし、継続的にトレーニングもしていますので、そのあたりが成長の要因かなとは感じてます。

石川選手に関して

ダブルス負けて、木原選手が勝って、1-1の凄く重要な局面での試合だったんですけど、サービスの配球だったり、あとはバックハンドが凄く良くなっていて、ラリーの主導権を握って得意なフォアハンドにつなげるプレーが非常に良かったと思います。今日の試合が一番いいマッチだったんじゃないかなと感じてます。

日本ペイントマレッツ 1-3 木下アビエル神奈川

〇フォンティエンウェイ/芝田沙季 2-1 石川佳純/木村香純
3-11/11-3/11-9

小塩遥菜 0-3 木原美悠〇
9-11/5-11/7-11

大藤沙月 0-3 石川佳純〇
6-11/9-11/6-11

芝田沙季 0-3 張本美和〇
7-11/8-11/4-11

女子順位(2月18日時点)

1位 日本ペイントマレッツ(13勝3敗 勝ち点42)
2位 日本生命レッドエルフ(12勝4敗 勝ち点40)
3位 九州アスティーダ(7勝9敗 勝ち点23)
4位 木下アビエル神奈川(4勝12敗 勝ち点17)
5位 トップおとめピンポンズ名古屋(5勝13敗 勝ち点15)

※トップおとめピンポンズ名古屋は規定違反による制裁により勝点6点が減点

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