男子単ではリコーが躍進 女子は新人選手の活躍光る<ビッグトーナメント福島大会総括> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)・佐藤瞳(ミキハウス)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 男子単ではリコーが躍進 女子は新人選手の活躍光る<ビッグトーナメント福島大会総括>

2022.04.24

文:ラリーズ編集部

<シチズンカップ 第31回日本卓球リーグ選手権・ビッグトーナメント福島大会 日程:4月20~23日 場所:南相馬市スポーツセンター>

23日、日本リーグビッグトーナメント福島大会が閉幕し、男子シングルスでは丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)、女子シングルスでは佐藤瞳(ミキハウス)が優勝を果たした。

男子シングルス・ダブルス総括


写真:丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)/撮影:ラリーズ編集部

男子シングルスでは、招待選手の丹羽孝希が自身初のビッグトーナメント優勝を果たしたことが大きな結果となった。決勝までの全3試合ともゲームを奪われるなど、苦しみながらもしっかりと勝ち切り、念願のタイトルを掴み取った。


写真:池田忠功(リコー)/撮影:ラリーズ編集部

また、昨年の日本リーグ後期で2部優勝を果たしたリコー勢がシングルスベスト8に3人入賞し、池田忠功(リコー)は準優勝を果たすなど、リコーの躍進も際立った。同じく、シングルスベスト8に3人が入賞したシチズン時計と共に、6月の日本リーグでの活躍が期待される。


写真:川上尚也(日野キングフィッシャーズ)/撮影:ラリーズ編集部

その他、2部所属チーム唯一のベスト8入りを果たした坂根翔大(関西卓球アカデミー)や、新人選手ながらベスト16進出を果たした出雲卓斗(ケアリッツ・アンドパートナーズ)と川上尚也(日野キングフィッシャーズ)も大きなインパクトを残した。


写真:松下海輝と藤村友也(日鉄物流ブレイザーズ)/撮影:ラリーズ編集部

男子ダブルスでは、決勝の“松下兄弟対決”を制した、松下海輝/藤村友也(日鉄物流ブレイザーズ)ペアが優勝。全日本選手権でも3位に入賞した実力はペアが力を見せた。

また、日野キングフィッシャーズから遠藤竜馬/弓取眞貴ペア、皆川朝/平野晃生ペアの2ペアがベスト4に勝ち進んだ。

女子シングルス・ダブルス総括


写真:佐藤瞳(ミキハウス)/撮影:ラリーズ編集部

女シングルスでは、昨年に引き続き佐藤瞳が優勝し、大会2連覇を達成した。ベンチコーチ無しという通常とは異なる環境ながらも堂々たる結果を残し、今後の国際大会やパリ五輪代表選考会に向けて弾みをつけた。


写真:塩見真希(サンリツ)/撮影:ラリーズ編集部

また、塩見真希(サンリツ)は3位、菅澤柚花里(デンソー)はベスト8、その他ベスト16には阿部里歩(豊田自動織機)、小島叶愛(十六銀行)、梅村優香(サンリツ)が入るなど、今シーズンから日本リーグに参戦した新人選手らが活躍した。今後の日本リーグを担っていくであろう彼女らにも、大きな期待が集まる。


写真:青木優佳/中森帆南(中国電力)ペア/撮影:ラリーズ編集部

女子ダブルスでは、青木優佳/中森帆南(中国電力)ペアが全日本選手権準優勝の実績を持つ梅村優香/塩見真希(サンリツ)ペアを下して、見事優勝に輝いた。今回の優勝で中国電力はビッグトーナメントダブルス3連覇を達成し、新人選手の中森にとっては、社会人初大会で初優勝という記念すべき試合となった。

男子シングルス最終結果

1位:丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)


写真:丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)/撮影:ラリーズ編集部

2位:池田忠功(リコー)


写真:池田忠功(リコー)/撮影:ラリーズ編集部

3位:横谷晟(愛知工業大)


写真:横谷晟(愛知工業大)/撮影:ラリーズ編集部

3位:山本勝也(リコー)


写真:山本勝也(リコー)/撮影:ラリーズ編集部

女子シングルス最終結果

1位:佐藤瞳(ミキハウス)


写真:佐藤瞳(ミキハウス)/撮影:ラリーズ編集部

2位:井絢乃(中国電力)


写真:井絢乃(中国電力)/撮影:ラリーズ編集部

3位:牛嶋星羅(昭和電工マテリアルズ)


写真:牛嶋星羅(昭和電工マテリアルズ)/撮影:ラリーズ編集部

3位:塩見真希(サンリツ)


写真:塩見真希(サンリツ)/撮影:ラリーズ編集部

男子ダブルス最終結果

1位:松下海輝/藤村友也(日鉄物流ブレイザーズ)


写真:松下海輝と藤村友也(日鉄物流ブレイザーズ)/撮影:ラリーズ編集部

2位:松下大星/宮本春樹(クローバー歯科カスピッズ)


写真:松下大星/宮本春樹(クローバー歯科カスピッズ)/撮影:ラリーズ編集部

3位:遠藤竜馬/弓取眞貴(日野キングフィッシャーズ)


写真:遠藤竜馬と弓取眞貴(日野キングフィッシャーズ)/撮影:ラリーズ編集部

3位:皆川朝/平野晃生(日野キングフィッシャーズ)


写真:皆川朝/平野晃生(日野キングフィッシャーズ)/撮影:ラリーズ編集部

女子ダブルス最終結果

1位:青木優佳/中森帆南(中国電力)


写真:青木優佳と中森帆南(中国電力)/撮影:ラリーズ編集部

2位:梅村優香/塩見真希(サンリツ)


写真:梅村優香と塩見真希(サンリツ)/撮影:ラリーズ編集部

3位:塩見紗希/松岡優香(愛媛銀行)


写真:塩見紗希と松岡優香(愛媛銀行)/撮影:ラリーズ編集部

3位:玉石美幸/玉石幸穂(エクセディ)


写真:玉石美幸と玉石幸穂(エクセディ)/撮影:ラリーズ編集部

日本卓球リーグビッグトーナメント福島大会とは?

一般社団法人日本卓球リーグ実業団連盟に加盟しているチームの男女選手が参加可能な大会。男女シングルスと男女ダブルスの計4種目が行われ、男女シングルス各8名、男女ダブルス各4組は、来年の全日本選手権に推薦選手として出場することができる。

賞金総額は2,800,000円となっており、男女シングルスの優勝者には賞金300,000円と、シチズンカップ、原田杯並びに副賞が授与される。

また、全種目全試合5ゲームズマッチで実施されるが、5ゲーム目は6-6から始まることも特徴である。

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