文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTフィーダーオトーチェッツ 日程:6月20日~26日 場所:オトーチェッツ(スロベニア)>
20日、WTTフィーダーオトーチェッツが開幕する。今大会には平野美宇(木下グループ)、戸上隼輔(明治大)ら日本代表選手も参加する予定となっている。
平野美宇、悲願の優勝目指す
今大会1番の注目選手は、女子シングルスに出場する平野美宇だ。19日に行われたWTTコンテンダーザグレブでは、惜しくも優勝を逃したものの、2019年のカナダオープン以来約3年ぶりにシングルスで国際大会の決勝に進出。4月のアジア競技大会代表選考会で優勝した勢いそのままに、好調を維持している様子を窺わせた。
写真:平野美宇(木下グループ)/提供:WTT
平野が国際大会のシングルスで優勝したのは2017年のアジア選手権が最後となっており、今大会では約5年ぶりの優勝を目指す。
写真:戸上隼輔(明治大)/提供:WTT
また、男子シングルスでは戸上隼輔(明治大)が第4シードで参加する。WTTコンテンダーザグレブでは世界ランキング5位のトルルス・モーレゴード(スウェーデン)と接戦を演じるも、あと一歩のところで敗れ1回戦敗退に終わった。今大会ではその悔しさを糧に、優勝の栄冠を勝ち取ることはできるか。
戸上隼輔/早田ひなペアが混合ダブルス出場へ
今大会は戸上隼輔/早田ひな(日本生命)の混合ダブルスにも、注目が集まる。
写真:戸上隼輔(明治大)と早田ひな(日本生命)/提供:WTT
昨年のアジア選手権、WTTスターコンテンダードーハで優勝に輝いた戸上/早田ペアは、約8か月ぶりの公式戦出場。張本智和(IMG)とのペアでWTTコンテンダーザグレブで優勝を果たした早田は、ブランクのある戸上とのペアでも勝ち進むことができるか。
WTTフィーダーオトーチェッツ出場日本選手
男子シングルス
戸上隼輔(明治大)
篠塚大登(愛知工業大)
及川瑞基(木下グループ)
横谷晟(愛知工業大)
松島輝空(木下アカデミー)※予選から出場
吉村真晴(名古屋ダイハツ)※予選から出場
女子シングルス
平野美宇(木下グループ)
小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)
佐藤瞳(ミキハウス)
張本美和(木下アカデミー)
長﨑美柚(木下グループ)
男子ダブルス
篠塚大登(愛知工業大)/及川瑞基(木下グループ)
戸上隼輔(明治大)/吉村真晴(名古屋ダイハツ)※予選から出場
横谷晟(愛知工業大)/松島輝空(木下アカデミー)※予選から出場
女子ダブルス
※日本勢の出場はなし
混合ダブルス
戸上隼輔(明治大)/早田ひな(日本生命)
篠塚大登(愛知工業大)/平野美宇(木下グループ)※予選から出場
松島輝空/張本美和(木下アカデミー)
戸上隼輔インタビュー(2020年1月公開)
写真:戸上隼輔/撮影:伊藤圭
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