写真:チェンイーチン(トップおとめピンポンズ名古屋)/提供:T.LEAGUE/アフロスポーツ
大会報道 【Tリーグ】大混戦の女子 チェンイーチンが2勝、名古屋が京都との激戦制す 日本生命は九州に辛勝
2023.02.18
文:ラリーズ編集部
<ノジマTリーグ2022‐2023シーズン 日時:2月17日 場所:島津アリーナ京都、あいハウジングアリーナ松元>
卓球Tリーグ2022‐2023シーズンは最終局面を迎え、ファイナル進出に向け激戦が繰り広げられている。17日の試合では、トップおとめピンポンズ名古屋、日本生命レッドエルフが1勝を上げた。
大混戦の女子 険しいファイナルへの道
2022‐2023シーズン最終局面を迎え、プレーオフ進出に向けた激戦が繰り広げられているTリーグ女子。
木下アビエル神奈川はすでにプレーオフ進出を決めているが、日本ペイントマレッツ、日本生命レッドエルフ、トップおとめピンポンズ名古屋の3チームが、プレーオフ進出の可能性を残している。
順位争いのカギを握るのは、トップおとめピンポンズ名古屋だ。3チームの中で唯一3試合を残しており、勝ち点を最大で12獲得、合計勝ち点を45まで伸ばす可能性がある。
写真:安藤みなみ(トップおとめピンポンズ名古屋)/T.LEAGUE/アフロスポーツ
現在2位の日本ペイント、3位の日本生命は2試合を残すのみとなっているため、勝敗次第では名古屋が2位に浮上する可能性も残されており、両チーム油断できない状況だ。
また2月26日には、日本ペイントと日本生命の直接対決が控えている。この試合で敗れた場合、どちらかのチームが勝ち点を0もしくは1のみ獲得となり、順位争いに大きく不利になることが予想される。
順位争い、そしてプレーオフ進出争いを左右する大一番となる一戦、シーズン最大級の激戦が期待される。
17日は名古屋、日本生命が勝利
17日の試合は、トップおとめピンポンズ名古屋と、京都カグヤライズが対戦。ダブルスを京都が先取するも、安藤みなみ(トップおとめピンポンズ名古屋)がユエンシュエジアオに勝利しマッチカウントは1-1となる。
成本綾海(京都カグヤライズ)がハンイン(トップおとめピンポンズ名古屋)を下す金星をあげ、王手をかけた京都の4番には9歳の松島美空が登場。
世界トップ選手の1人であるチェンイーチン(トップおとめピンポンズ名古屋)相手に1ゲーム先取する大健闘を見せるも、チェンイーチンが3-1で勝利。ビクトリーマッチでは成本綾海に勝利し、チェンイーチンが2勝をあげてチーム勝利に貢献した。
また日本生命レッドエルフは、九州アスティーダと対戦。1番はフルゲームの激戦を笹尾明日香/麻生麗名(日本生命レッドエルフ)が制し、2番では早田ひな(日本生命レッドエルフ)がカットマンの牛嶋星羅(九州アスティーダ)の猛追を振り切り、フルゲームで勝利。
3番では伊藤美誠(スターツ/日本生命レッドエルフ)が各ゲーム競り合いながらも、野村萌(九州アスティーダ)との打撃戦を制し、チーム勝利を決めた。
4番では加藤美優(九州アスティーダ)が森さくら(日本生命レッドエルフ)に逆転で勝利を収め、日本生命は勝ち点3を獲得した。
試合後、日本生命レッドエルフの村上恭和監督は「チームが0-4で敗れてもおかしくない試合だった。選手達がよく闘ってくれた」と、激戦を労った。
17日の試合結果、2022‐2023シーズン順位表は以下の通り。
京都カグヤライズ 2-3 トップおとめピンポンズ名古屋〇
〇ウェイウェンション/マーユーハン 2-1 鈴木李茄/南波侑里香
ユエンシュエジアオ 0-3 安藤みなみ〇
〇成本綾海 3-1 ハンイン
松島美空 1-3 チェンイーチン〇
成本綾海 0-1 チェンイーチン〇
〇日本生命レッドエルフ 3-1 九州アスティーダ
〇笹尾明日香/麻生麗名 2-1 塩見真希/野村 萌
〇早田ひな 3-2 牛嶋星羅
〇伊藤美誠 3-1 野村萌
森さくら 2-3 加藤美優〇
ノジマTリーグ2022‐2023シーズン男子順位表(2/17時点)
1位:木下マイスター東京(勝ち点38 10勝8敗)
2位:琉球アスティーダ(勝ち点38 10勝8敗)
3位:岡山リベッツ(勝ち点27 9勝9敗)
4位:T.T彩たま(勝ち点24 7勝11敗)
ノジマTリーグ2022‐2023シーズン女子順位表(2/17時点)
1位:木下アビエル神奈川(勝ち点49 14勝4敗)※レギュラーシーズン1位、プレーオフファイナル進出決定
2位:日本ペイントマレッツ(勝ち点38 11勝7敗)
3位:日本生命レッドエルフ(勝ち点35 10勝8敗)
4位:トップおとめピンポンズ名古屋(勝ち点33 10勝7敗)
5位:九州アスティーダ(勝ち点15 4勝14敗)
6位:京都カグヤライズ(勝ち点14 4勝13敗)