文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTシンガポールスマッシュ 日時:3月7日~19日 場所:シンガポール>
8日、WTTシンガポールスマッシュが開幕し、男子シングルス予選2回戦で及川瑞基(木下グループ)がヤコブ・ディアス(ポーランド)にゲームカウント0-3で敗れた。
及川瑞基が予選敗退
写真:及川瑞基(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部
ディアスは、2021年の世界卓球では張本智和(IMG)に勝利している東欧の実力者だ。第1ゲームで及川は3-7と劣勢も8-10まで追い上げる。しかし、鞭のようにしなる両ハンドで猛攻を仕掛けたディアスが先制する。
第2ゲームでは、序盤から激しい打撃戦となりデュースに突入するも、12-12の場面で及川が痛恨のサービスミス。好機を逃さなかったディアスがこのゲームも連取する。
写真:ヤコブ・ディアス(ポーランド)/撮影:ラリーズ編集部
勢いの止まらないディアスが第3ゲームでも及川を攻め立てる。及川は1-4の劣勢でタイムアウトを取るも4-10とリードを許す。そこから4点連取と粘りを見せるが、及ばず予選2回戦敗退となった。
写真:試合後の及川瑞基(木下グループ)とヤコブ・ディアス(ポーランド)/撮影:ラリーズ編集部
及川瑞基コメント
写真:及川瑞基(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部
試合を振り返って
去年の夏ごろに試合した時はゲームカウント4-1で勝っている相手でした。ただ、その時も今回と同様に相手のサービスに苦しめられました。
今回の試合では、自分のサービスも前回と同じように効いていたんですが、相手がレシーブを工夫して対応してきたので、その差が今回の勝敗を分けたんだと思います。
相手選手とは試合経験があるので、その経験を生かして1ゲーム目から積極的に攻めるべきでした。2ゲーム目からは慣れてきて、レシーブもいい感じだったんですけど、競った場面でプレッシャーを与えられなかったり、焦って単調になったりしてしまったのでそこが良くなかったです。
ヨーロッパ選手との試合について
抜けたと思ったボールもしっかりした体制で返球されたり、ユニークなサービスが取りづらかったりします。でもこういう一発勝負の試合では、前半から調子を上げて積極的にいかないといけないんです。そういったところが現状の課題です。
今後の方針
自分の強みやプレースタイルを忘れがちなところがあるので、そこの軸を見直すことと、サービス・レシーブの質の向上、積極性を持って試合に取り組むことを意識して、調整していこうと思います。
男子シングルス予選2回戦試合結果
及川瑞基(木下グループ)0-3 ヤコブ・ディアス(ポーランド)〇
8-11/12-14/8-11