＜卓球・シンガポールスマッシュ2023　日時：3月7日～19日　場所：シンガポール＞

11日より、WTT最高峰の大会であるシンガポールスマッシュ2023は、本戦がスタート。男子シングルス1回戦では、戸上隼輔（明治大）がドミトリ・オフチャロフ（ドイツ）にフルゲームで勝利する金星を上げた。

戸上隼輔がオフチャロフに金星

戸上は男子シングルス1回戦で、元世界ランキング1位、五輪メダリストのオフチャロフと対戦。第1ゲームでは、特徴的なしゃがみ込みバックサービスや、強烈なフォアハンドで得点を重ねたオフチャロフが、11-6で先制。

第2ゲームでは台上のミスを修正し、持ち味の速攻に繋げた戸上が11-5で取返し、ゲームカウントは1-1となる。

写真：ドミトリ・オフチャロフ（ドイツ）/撮影：ラリーズ編集部

第3ゲームでも、得意の速攻カウンターを見せた戸上。しかし、戸上のオーバーミスを誘う剛球を繰り出すオフチャロフが上回り、第3ゲームをオフチャロフが奪う。

写真：戸上隼輔（明治大）/撮影：ラリーズ編集部

後が無くなった戸上だったが、第4ゲームの一進一退の攻防を制し、勝負は最終ゲームへ。最終第5ゲームでは、オフチャロフにラリー戦で真っ向から挑み、打ち勝った戸上が11-6で勝利。世界トップクラスの強豪相手に金星を上げた。

戸上の試合後コメント、1回戦試合結果と、2回戦の試合予定は以下の通り。

戸上隼輔コメント

初戦勝利した感想

嬉しいの一言です。国際大会では最近格上の選手に勝てていなかったので、オフチャロフ選手相手に金星を上げることがきてとても嬉しいです。

今試合の勝因とは

オフチャロフ選手とは初対戦で、お互い球の質に慣れていないことや、会場の雰囲気に慣れていない中で、最後は思いきってプレーすることが勝ちに繋がったかなと思います。

またゲーム序盤はサービス、レシーブで点を取られる展開が多かったので、第4ゲーム以降は、ラリー戦でミスを減らして、回転重視で点を取る戦術に切り替え、勝利に繋げることが出来ました。

また現在全日本選手権では2連覇しており、日本チャンピオンという立場ですが、その肩書は一旦忘れて、チャレンジャー精神でプレーできていることも勝因の一つだと思います。

今大会の抱負

大一番である初戦を乗り切ることができたので、2回戦も勝利したいです。中国選手と対戦するまで勝ち上がり、まずはシングルスベスト8に入りたいです。

写真：戸上隼輔（明治大）/撮影：ラリーズ編集部

男子シングルス1回戦

〇戸上隼輔（明治大）3-2 ドミトリ・オフチャロフ（ドイツ）
6-11/11-5/7-11/11-9/11-6

男子シングルス2回戦試合予定

戸上隼輔（明治大）‐ ジョアン・ジェラルド（ポルトガル）

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