女子日本の準々決勝の相手、チャイニーズタイペイってどんなチーム? 橋本帆乃香、長﨑美柚を破った18歳の"扇風機少女"に要警戒<第20回アジア競技大会卓球競技> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:彭郁涵(ペンユーハン・チャイニーズタイペイ)/提供:WTT

大会報道 女子日本の準々決勝の相手、チャイニーズタイペイってどんなチーム? 橋本帆乃香、長﨑美柚を破った18歳の“扇風機少女”に要警戒<第20回アジア競技大会卓球競技>

2026.09.22

文:ラリーズ編集部

<第20回アジア競技大会卓球競技 日時:9月20日~28日 場所:スカイホール豊田(愛知県)>

22日、女子団体決勝トーナメント1回戦が行われ、女子日本の準々決勝の対戦相手がチャイニーズタイペイに決定した。1回戦が免除されていた日本は、この試合が決勝トーナメント初戦となる。

だが、そもそもチャイニーズタイペイ代表とはどんなチームなのか。

そこで今回は、日本が対戦するチャイニーズタイペイ代表の選手について解説する。

18歳の“扇風機少女”・彭郁涵

まず、チャイニーズタイペイの選手で最も警戒すべきなのが、彭郁涵(ペンユーハン)だ。


写真:彭郁涵(ペンユーハン・チャイニーズタイペイ)/提供:WTT

2008年生まれの18歳。フォア面に表ソフトラバー、バック面にアンチラバーを貼ったラケットを目まぐるしく反転させながら戦う異質型の選手で、台湾メディアからは“扇風機少女”とも呼ばれている。

彭郁涵がその名を知らしめたのが、今年8月のヨーロッパスマッシュだ。彭郁涵は予選から勝ち上がると、本戦2回戦で橋本帆乃香(デンソー)、3回戦で長﨑美柚(木下グループ)と日本代表クラスの選手を立て続けに撃破してベスト8入り。世界ランキングも69位から30位へと一気に駆け上がった(現在は33位)。

異質ラバーへの対応を得意とする長﨑でさえ、表ソフトとアンチの球質の落差に苦しめられたという。その長﨑は今大会の日本代表にも名を連ねており、彭郁涵に誰をぶつけるのかは、中澤鋭監督のオーダーにおける大きなポイントになるだろう。

チームを長年支える五輪メダリスト・鄭怡静

そして、そんな彭郁涵とともにチームを牽引するのが、鄭怡静(チェンイーチン)だ。


写真:鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)/提供:WTT

現在34歳の鄭怡静は、長年にわたってチャイニーズタイペイ女子を支えてきたベテラン。東京五輪では林昀儒(リンユンジュ)との混合ダブルスで銅メダルを獲得したほか、2016年のワールドカップでは女子シングルスで準優勝を果たしている。世界ランキングは自己最高5位で、現在もチーム内で最上位の28位につける実力者だ。

今月のWTTチャンピオンズマカオでも、1回戦で杜凱琹(ドゥホイカン・中国香港)をストレートで下すなど、その実力は未だ健在。経験豊富なベテランの存在は、日本にとって最も計算しにくい要素と言える。

レジェンドの指導を受ける18歳・葉伊恬

最後が、彭郁涵と同じく18歳の葉伊恬(イェイーティアン)だ。


写真:葉伊恬(イェイーティアン・チャイニーズタイペイ)/提供:WTT

葉伊恬は幼少期から国際大会でタイトルを重ねてきた有望株。現在は2013年の世界選手権男子ダブルス金メダリスト・莊智淵(ジュアンジーユエン)の指導を受けており、18歳にして世界ランキング45位に位置している。シニアの国際大会ではまだ上位進出の機会が多くなく、“世界トップクラスの選手”というよりは、“期待の若手”という表現が相応しいだろう。

ただし、予選から継続して起用されていることからも、チーム内での信頼は厚い。団体戦特有の勢いに乗せてしまえば、侮れない存在になる可能性もある。


写真:陳思羽(チェンズーユ・チャイニーズタイペイ)/提供:WTT

もちろん、チャイニーズタイペイ代表には他にも陳思羽(チェンズーユ)と呉映萱(ウーインシュアン)が登録されている。そのため、本記事で紹介した3選手が起用される確証はないが、今大会は予選から彭郁涵、鄭怡静、葉伊恬の3選手が継続して起用されている。高確率で、日本戦もこの3選手で臨んでくるだろう。

日本対チャイニーズタイペイの試合は、22日の19時20分から開始される予定だ。

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