<天皇杯・皇后杯 2024年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部) 日程:2024年1月22~28日 場所:東京体育館(東京)>
26日、2024年全日本卓球選手権大会は5日目を迎え、男子シングルス4,5,6回戦が行われた。
ドイツ・ブンデスリーガ1部のザールブリュッケンで活躍を見せる村松雄斗(鹿児島県スポーツ協会)が全日本で躍動。ノーシードからで1回戦から出場し、田原翔太(筑波大)、浅津碧利(シチズン時計)ら実力者を下しスーパーシードの待つ4回戦へ進出した。
写真:村松雄斗(鹿児島県スポーツ協会)/撮影:ラリーズ編集部
4回戦ではスーパーシードの笠原弘光(Handy)と対戦。ミスの少ない巧みなカット打ちを見せる笠原の前にゲームカウント1-3の8-10と追い込まれた村松だったが、大逆転で勝利を収め5回戦進出を決めた。
写真:村松雄斗(鹿児島県スポーツ協会)/撮影:ラリーズ編集部
5回戦では江藤慧(クローバー歯科カスピッズ)のパワードライブに押され1ゲームを先取されるも、第2ゲーム以降は鉄壁のカットで得点を重ね勝利。実に8年ぶりのベスト16入りとなった。
続くベスト8決定戦では宇田幸矢(明治大)とのフルゲームの激戦に惜しくも敗れたものの、切れ味を増したカットプレーで多くの観客を魅了した。
写真:村松雄斗(鹿児島県スポーツ協会)/撮影:ラリーズ編集部
村松雄斗(鹿児島県スポーツ協会)の試合結果
1回戦
〇村松雄斗(鹿児島県スポーツ協会)3-0 中村圭介(栗東市役所)
11-6/11-8/11-5
2回戦
〇村松雄斗(鹿児島県スポーツ協会)3-0 田原翔太(筑波大)
11-5/11-6/11-4
3回戦
〇村松雄斗(鹿児島県スポーツ協会)3-1 浅津碧利(シチズン時計)
9-11/11-9/11-5/11-4
4回戦
〇村松雄斗(鹿児島県スポーツ協会)4-3 笠原弘光(Handy)
9-11/11-6/7-11/9-11/13-11/11-9/11-5
5回戦
〇村松雄斗(鹿児島県スポーツ協会)4-1 江藤慧(クローバー歯科カスピッズ)
9-11/18-16/11-2/11-8/11-6
6回戦
村松雄斗(鹿児島県スポーツ協会)3-4 宇田幸矢(明治大)〇
8-11/11-9/7-11/11-4/7-11/11-8/8-11
村松雄斗コメント
今日の試合を振り返って
4回戦の笠原さんとの試合ではゲームカウント1-3の8-10で負けていたけど、逆転で勝つことができて嬉しかったです。 5回戦で(宇田)幸矢には負けことは悔しいけど、久々にランクに入ることができて、自分ではよく動いたな、頑張ったなと思います。
4回戦ではあと1点で負けるという場面からの逆転勝利でした
笠原さんはカット打ちが上手くてミスが少なく、ゲームカウント1-3、8-10でマッチポイントを握られた時は諦めそうになりました。
でもせっかくドイツまで行って頑張っているんだから、日本の試合でも1試合でも多くコートに立ちたかった。少ない勝機だったけど、この試合では我慢できたことが良かったです。
続く5回戦は江藤選手との対戦でした
江藤さんはドライブが速くてパワーがありました。それに対応できず1ゲーム目先取されてしまいましたが、2ゲーム目以降戦術を修正できて、勝つことができました。
写真:村松雄斗(鹿児島県スポーツ協会)/撮影:ラリーズ編集部
宇田選手との6回戦を振り返って
(宇田)幸矢とは2022年のLION CUP以来の対戦で、前回よりもチャンスがある内容でした。でもチャンスがあったからこそ、最後勝ちたかった。相手はカウンターが上手かったのに最後攻撃を多くしてしまって、カウンターで狙われてしまいました。
最終ゲームは宇田のカウンターにミスが無かったけど、カット打ちは最後までミスを誘えていたので、もっとカットで粘れれば良かったです。最終ゲームはカットと攻撃のバランスがあまり良くなかった。最終ゲームは宇田のプレーが良かったですね。
8年ぶりにランク入れたのは嬉しかったけど、今日の調子では準々決勝まで行けるチャンスはあったので悔しさもあります。2024年はドイツでまだ勝ててなかったので、今回のランク入りは自信になりました。でもまだ足りない部分も多いので、今日得た反省を活かして今後も頑張ります。
写真:村松雄斗(鹿児島県スポーツ協会)/撮影:ラリーズ編集部