文:ラリーズ編集部
<2024年 アジアユース卓球選手権大会 日程:6月30~7月6日 場所:重慶(中国)>
5日、アジアユース卓球選手権2024は大会6日目を迎え、U19男女シングルス準々決勝、U15男女シングルス準々決勝から決勝までが行われた。
川上流星、U15シングルスで準優勝
U15男子シングルスでは、川上流星(木下アカデミー)、吉田蒼(直江津東中)、岩井田駿斗(野田学園中)が登場。岩井田は準々決勝で中国選手に敗れるも、川上、吉田はどちらも準々決勝を勝利し、準決勝では川上と吉田が対戦。川上と吉田の試合は、競り合いとなった第2、5ゲームを吉田が取り切ったものの、川上が優位に立ち、ゲームカウント4-2で川上が勝利。日本人対決を制して決勝進出を決めた。
決勝では準々決勝で岩井田を破り、ここまで全試合ストレートで勝ち上がっているLI Hechen(中国)と対戦。第1ゲームは相手のペースに飲まれ11-2でLI Hechenが先取するも、第2ゲームからは川上が力を見せ競り合いに。
しかし、勢いにあるHechenが要所を制し、川上はゲームを奪えず。ゲームカウント4-0でLI Hechenが勝利し、川上はU15男子シングルスで準優勝となった。また、吉田は3位、岩井田はベスト8となっている。
写真:坂井雄飛(愛工大名電高)/提供:WTT
U19男子シングルスでは、坂井雄飛(愛工大名電高)、小野泰和(出雲北陵中・高)、吉山和希(岡山リベッツ)が躍動。坂井は準々決勝で第1シードのSUN Yang(中国)と対戦。先にYangが3ゲームを奪い、ゲームカウント1-3と坂井が不利な展開になるも、坂井がそこからゲームを奪い、大逆転。フルゲームの末に坂井が逆転勝利を飾り、準決勝へ駒を進めた。
小野は、シニアでも活躍する韓国の呉晙誠(オジュンソン)と対戦。互いにゲームを奪い合う流れから、呉晙誠が先に3ゲームを取るも、第6ゲームをしっかり小野が奪い取りフルゲームへ。第7ゲームは気迫を全面に出して戦った小野が11-7で制し、フルゲームの末に勝利。小野が坂井に続き金星を挙げ、準決勝進出を決めた。
写真:吉山和希(岡山リベッツ)/提供:WTT
また、吉山も強さを見せ、韓国選手にゲームカウント4-1で勝利しており、日本勢3人がベスト4入りを決めた。準決勝では、坂井と小野が対戦。吉山は温瑞博(ウェンルイボー・中国)と対戦する。
U19女子シングルス準々決勝では、面手凛(山陽学園高)がWANG Xiaonan(中国)と対戦。1ゲームは奪うも、中国選手の前に力及ばす。ゲームカウント1-4で面手が敗北し、面手はベスト8で大会を終えた。
5日 日本代表試合結果
U19男子シングルス準々決勝
〇坂井雄飛(愛工大名電高)4-3 SUN Yang(中国)
〇小野泰和(出雲北陵中・高)4-3 呉晙誠(オジュンソン・韓国)
〇吉山和希(岡山リベッツ)4-1 KIM Gaon(韓国)
U19女子シングルス準々決勝
面手凛(山陽学園高)1-4 WANG Xiaonan(中国)〇
U15男子シングルス準々決勝
岩井田駿斗(野田学園中)0-3 LI Hechen(中国)〇
〇吉田蒼(直江津東中)3-1 CHEN Kai-Cheng(チャイニーズタイペイ)
〇川上流星(木下アカデミー)3-0 AKHMEDOV Khurshid(ウズベキスタン)
U15男子シングルス準決勝
吉田蒼(直江津東中)2-4 川上流星(木下アカデミー)〇
U15男子シングルス決勝
川上流星(木下アカデミー)0-4 LI Hechen(中国)〇
6日 日本代表試合予定
U19男子シングルス準決勝
坂井雄飛(愛工大名電高)- 小野泰和(出雲北陵中・高)
吉山和希(岡山リベッツ)- 温瑞博(ウェンルイボー・中国)