世界ランク26位・モーレゴード、スウェーデンに24年ぶりの五輪メダルもたらす<パリ五輪卓球競技> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:トルルス・モーレゴード(スウェーデン)/提供:ITTF/ONDA

大会報道 世界ランク26位・モーレゴード、スウェーデンに24年ぶりの五輪メダルもたらす<パリ五輪卓球競技>

2024.08.03

文:ラリーズ編集部

<パリ五輪卓球競技 日程:2024年7月27日~8月10日 場所:サウスパリアリーナ4>

2日、パリ五輪卓球競技は大会7日目を迎え、男子シングルス準決勝でトルルス・モーレゴード(スウェーデン)とウーゴ・カルデラノ(ブラジル)が対戦した。

モーレゴードがスウェーデン代表24年ぶりのメダル獲得

モーレゴードは、世界ランキング26位ながら2回戦で混合ダブルス金メダリストの王楚欽(ワンチューチン・中国)を撃破し、大きな話題となった選手。2021年の世界選手権でも銀メダルを獲得しており、大舞台での爆破力がある選手として知られている。

一方のカルデラノは、世界ランキング6位で東京五輪ベスト8の実力者。昨シーズンはWTT(ワールドツアー)で3回、今シーズンは2回の優勝を飾っており、中国選手以外の海外選手では近年最も実績を残している選手と言われている。


写真:ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)/提供:ITTF/ONDA

そんな両選手の試合は、モーレゴードの多彩な技術とカルデラノの強靭なフィジカルを活かしたドライブ攻撃がぶつかり合い、第1ゲームからデュースにもつれる接戦となる。しかし、第1、第2ゲームをモーレゴードが制すると、第3ゲームはカルデラノが奪取するも、続く第4ゲームはモーレゴードが再び奪取。ゲームカウント3-1で、勝利に王手をかけた。

カルデラノも意地を見せ、第5ゲームをデュースの末に12-10で奪う。続く第6ゲームも一進一退の攻防が続くも、中盤でモーレゴードが抜け出し、最後は11-8で勝利。ゲームカウント4-2でモーレゴードがカルデラノを下し、決勝進出を決めた。

なお、この勝利でモーレゴードは銀メダル以上を確定させ、スウェーデン代表としては2000年のシドニー五輪で男子シングルス銀メダルを獲得した、ヤン=オベ・ワルドナー以来24年ぶりの五輪メダル獲得を決めた。

敗れたカルデラノは、フェリックス・ルブラン(フランス)との銅メダル決定戦にまわることとなった。

パリ五輪男子シングルス準決勝


写真:トルルス・モーレゴード(スウェーデン)/提供:ITTF/ONDA
〇トルルス・モーレゴード(スウェーデン)4-2 ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)
12-10/16-14/7-11/11-7/10-12/11-8

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