男子日本代表は銅メダル獲得ならず 張本、篠塚下したフェリックス・ルブランは2枚目のメダルを獲得<パリ五輪卓球競技> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:フェリックス・ルブラン(フランス)/提供:ロイター/アフロ

大会報道 男子日本代表は銅メダル獲得ならず 張本、篠塚下したフェリックス・ルブランは2枚目のメダルを獲得<パリ五輪卓球競技>

2024.08.09

文:ラリーズ編集部

<パリ五輪卓球競技 日程:2024年7月27日~8月10日 場所:サウスパリアリーナ4>

9日、パリ五輪卓球競技は大会14日目を迎え、男子団体3位決定戦で日本代表がフランス代表と対戦した。

日本が激闘の末に敗れる

1番では、戸上隼輔(井村屋グループ)/篠塚大登(愛知工業大)ペアとシモン・ゴジ/アレクシス・ルブランペアが対戦。日本にとっては完全アウェーの空気が漂う中で、ゴジ/ルブランペアは第1ゲームから積極的な攻撃をしかけ、第1ゲームを先取する。

戸上/篠塚も攻めたいところだったが、ゴジ/ルブランペアの勢いに呑まれてなかなかチャンスが見い出せず、第2ゲームをも落としてしまう。第3ゲームは篠塚のサービスを起点に戸上/篠塚ペアが取り返すも、続く第4ゲームではゴジ/ルブランペアが中盤で抜け出し、そのまま勝利。ゲームカウント3-1でゴジ/ルブランペアが勝利し、フランスが先制する。

2番では、張本智和(智和企画)とフェリックス・ルブランが対戦。17歳ながら男子シングルスで銅メダルを獲得したエースに対し、張本は重要な第1ゲームを制して好スタートを切る。しかし、続く第2ゲームをルブランに奪われると、そこからはゲームを取り合うシーソーゲームとなり、勝負は最終第5ゲームへもつれ込む。

第5ゲームも接戦が続くも張本が要所でポイントを重ね、10-7で先にマッチポイントを握る。しかし、そこからルブランが怒涛の追い上げを見せて、12-10で逆転勝利。ルブランがエース対決を制し、日本はマッチカウント0-2と後がなくなった。

3番では、戸上とアレクシス・ルブランが対戦。日本にとってはもう1敗もできない状況となり、戸上には大きなプレッシャーがのしかかるも、序盤から得意のフォアドライブで流れを掴み、第1ゲームを先取する。続く第2ゲームも戸上が制して勝利に王手をかけるも、ルブランも簡単には終わらない。第3ゲームを11-9で取り返し、第4ゲームも一進一退の攻防を繰り広げる。

しかし戸上も意地を見せ、最後は11-9でゲームを奪取し、ゲームカウント3-1で勝利。日本が1本取り返し、マッチカウント1-2とする。

4番では張本とゴジが対戦。過去の戦績は張本の2勝0敗と分がいい相手と言えるゴジだったが、地元の大声援を背に序盤から縦横無尽に動き回るプレーで張本を苦しめる。第1ゲームは張本が制するも、第2ゲームはゴジが奪取し、ゲームカウント1-1の展開となる。

両者とも主導権を握れない時間が続くも、張本が第3ゲームを制すると、第4ゲームもデュースの末に勝利。ゲームカウント3-1で張本が白星を掴み、日本がラストの5番に望みをつないだ。

5番では、篠塚とフェリックス・ルブランが対戦。序盤はルブランの両ハンドドライブに押され、篠塚はなかなか攻撃の展開を作れず、第1、第2ゲームを連続で落としてしまう。しかし、第3ゲームから徐々に両ハンドドライブで攻める形を作れるようになり、第3ゲームは14-12でなんとか奪取する。

第4ゲームは篠塚のペースで試合が進むも、ルブランも要所要所でポイントを重ね、なかなかリードを広げることができない。そして、勝負は再びデュースまでもつれ込むも、最後はルブランのフォアフリックが決まり、試合終了。篠塚は善戦するも勝ち切れず、フェリックス・ルブランが2勝を挙げたフランスが、地元開催の五輪で初の団体種目のメダル獲得を果たした。

パリ五輪男子団体3位決定戦

日本 2-3 フランス〇

戸上隼輔(井村屋グループ)/篠塚大登(愛知工業大)1-3 シモン・ゴジ/アレクシス・ルブラン〇
5-11/7-11/11-5/6-11

張本智和(智和企画)2-3 フェリックス・ルブラン〇
13-11/4-11/11-9/6-11/10-12

〇戸上隼輔(井村屋グループ)3-1 アレクシス・ルブラン
11-8/11-9/9-11/11-9

〇張本智和(智和企画)3-1 シモン・ゴジ
11-8/8-11/11-8/14-12

篠塚大登(愛知工業大)1-3 フェリックス・ルブラン〇
7-11/7-11/14-12/11-13

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