文:ラリーズ編集部
<パリパラリンピック卓球競技 日時:8月29日~9月7日 場所:サウスパリアリーナ4>
3日、パリパラリンピック卓球競技は6日目が終了し、各クラスで試合が行われた。
和田、古川がメダル獲得を決める
女子シングルスWS11では、パラリンピック初出場の和田なつき(内田洋行)が準々決勝でEvellyn SANTOS(ブラジル)と対戦。試合は第1ゲームから競り合う展開となるが和田が12-10でなんとか奪取。続く第2、第3ゲームも奪取し、ゲームカウント3-0で勝利。パラリンピック初出場にして、メダル獲得を決めた。
写真:古川佳奈美(えん・コミュニケーションズ)/提供:ITTFWorld
同じく、女子シングルスWS11に出場の古川佳奈美(えん・コミュニケーションズ)は、準々決勝でKOSMINA Natalia(ウクライナ)と対戦。試合は第1ゲームから古川が流れを作ってゲームを奪取するも、続く第2ゲームは落とし、ゲームカウント1-1となる。
続く第3ゲームは点数を大きく突き放した古川がゲームを制すると、第4ゲームも古川が奪取。ゲームカウント3-1で勝利し、和田同様にメダル獲得を決めた。
友野有理、岩渕幸洋、八木克勝はメダル獲得ならず
写真:友野有理(タマディック)/提供:ITTFWorld
女子シングルスWS8準々決勝では、友野有理(タマディック)がAida HUSIC DAHLEN(ノルウェー)と対戦。女子ダブルスWD14で銅メダルを獲得した強敵を相手に、友野は第1ゲームをサービスを武器になんとか奪取する。
しかし、第2ゲームはサービスからの流れを作れずゲームを落とし、ゲームカウント1-1となる。第3ゲームは競り合いながらも友野が奪取するが、第4、第5ゲームはなかなか流れを作れずゲームを落とし、ゲームカウント2-3で惜しくも敗れた。
写真:岩渕幸洋(協和キリン)/提供:ITTFWorld
男子シングルスMS9に出場の岩渕幸洋(協和キリン)は、1回戦でAnder CEPAS(スペイン)と対戦。両者は2022年のフレンチパラオープンで対戦しており、そのときは決勝で岩渕が敗れていた。
試合は、序盤に大きくリードされた岩渕が第1ゲームを落とすも、続く第2ゲームは競り合いながらも岩渕がゲームを奪取し、ゲームカウント1-1とする。しかし、続く第3、第4ゲーム連続でを落としてしまい、ゲームカウント1-3で敗北した。
写真:八木克勝(電通デジタル)/提供:ITTFWorld
男子シングルスMS7に出場の八木克勝(電通デジタル)は、準々決勝でChalermpong PUNPOO(タイ)と対戦。両者は2023年のジャパンパラオープンの決勝戦で対戦しており、八木がゲームカウント3-2で勝利し、優勝している。
試合は八木が第1ゲームを競り合いながらも落とす。第2ゲームも一時は大きくリードを奪うも終盤で点数を取り切れずゲームを奪われる。第3ゲームも八木はゲームを奪われ、ゲームカウント0-3で敗れた。
3日 日本選手試合結果
女子シングルスWS11 準々決勝
〇和田なつき(内田洋行)3-0 Evellyn SANTOS(ブラジル)
〇古川佳奈美(えん・コミュニケーションズ)3-1 Natalia KOSMINA(ウクライナ)
女子シングルスWS8 準々決勝
友野有理(タマディック)2-3 Aida HUSIC DAHLEN(ノルウェー)〇
男子シングルスMS7 準々決勝
八木克勝(電通デジタル)0-3 Chalermpong PUNPOO(タイ)〇
男子シングルスMS9 1回戦
岩渕幸洋(協和キリン)1-3 Ander CEPAS(スペイン)〇
4日 日本選手試合予定
男子シングルスMS4 準々決勝
七野一輝(オカムラ)- Wanchai CHAIWUT(タイ)
男子シングルスMS11
竹守彪(TOMAX)- Samuel von EINEM(オーストラリア)