エース神巧也のSNS戦略とイケメン森田「最後の全日本」への思いに迫る<密着!シチズン卓球部#3> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:神巧也(シチズン時計)/撮影:寺西ジャシューカ

卓球×インタビュー エース神巧也のSNS戦略とイケメン森田「最後の全日本」への思いに迫る<密着!シチズン卓球部#3>

2019.01.18

文:寺西ジャジューカ/取材:ラリーズ編集部

新春早々、シチズン卓球部へ視察に伺った特別企画もいよいよ最終回。第3弾にあたる今回お届けするのは、神巧也選手と森田侑樹選手に行ったインタビューだ。前回同様、今回も両選手には「今年の目標」と「上手な時間の使い方」について伺っている。シチズンだけに。

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神巧也(シチズン時計)


写真:神巧也(シチズン時計)/撮影:寺西ジャシューカ

――今年の目標は?
神:
まず全日本選手権で上位に勝ち上がって存在感を示したいのと、ワールドツアーにたくさん参加して世界ランクを上げたいですね。

――世界で勝つために技術的にはどういったところを強化していますか?
神:
バックハンドが苦手なところがあるので強化しながら、バックハンドとフォアハンドのコンビネーションも練習しています。

――最も多くやる練習は?
神:
前までは足を使うフットワーク練習だったんですけど、今はバックハンドを取り入れたメニューが多いです。最初の頃はミスも多く、どうしても今までの動くスタイルに頼っていたんですが、最近は試合でもちょっとずつ手応えを感じています。

――全日本の目標は?
神:
もちろん、優勝!僕は1度決勝に行ってるんで、優勝以外は自己新記録の更新にならないんですけど、日本のレベルは上がってますし、組み合わせを見たら強い人ばかりが待ち受けているので(笑)。まず、スーパーシードの初戦から1回ずつですね。主演男優賞を目指して(笑)。

――SNSでの非常にユニークなコメントが話題ですが、どういう意図でやっているのでしょうか?
神:
シチズンの社員でいながら卓球をメインでやらせてもらい、大会や遠征に出るのもタダではない。言わば、会社が卓球部に投資してくれてるわけですよね。僕らができるのは結果で恩返しすることですが、それ以外にシチズンブランドの向上のために何かできないか考えました。個人のSNSで僕がシチズン卓球部の選手として認知してもらえれば、自ずとシチズン卓球部の認知も上がります。そういったことにも活用できないかなと思い、色々なSNSの活動をやっています。

――最後に、シチズンだけに“時間の使い方”を効率化するための工夫があれば教えてください。仕事もしながら卓球もして、すごく忙しいと思うのですが。
神:
シンプルなんですけど、早起き。練習だけでなく細々とした事務処理など色んなことがあり、そういうのも割と朝早く起きて済ませる。だから、練習場には選手の中でほとんど僕が一番早く来ていると思います。

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森田侑樹(シチズン時計)


写真:森田侑樹(シチズン時計)/撮影:寺西ジャシューカ

――チーム最年長ですが、今までの社会人生活はいかがでしたか?
森田:
もう9年目になるんですけど、本当にここまでできるとは思っていませんでした。中学校1年で卓球を始め、まさか卓球をここまで長くやれるとは。だから、今年の全日本でシチズンで終えられることを嬉しく思ってます。

――今年は最後の全日本になりますが、ズバリ目標は?
森田:
ダブルスとミックスではメダルを、シングルでは最低でもベスト16超えを目指していきたいと思っています。

――そのために今、どんな準備をされていますか?
森田:
もう最後なんで、気持ち的には楽しく全日本を終えられるように準備してるんですけど、結局は勝ちたい気持ちが出ると思うので、勝ちたい気持ちと戦術がしっかりマッチするようにしています。あと、体が動かないと自分のいいプレーができないので、体が動く準備もしています。

――今までの9年間で一番印象的だったことは?
森田:
2015年の全日本でベスト8に入ったのと、去年の社会人選手権で神と組んだダブルスの優勝です。2015年は社会人で2位になり、全日本に挑んでベスト8でした。自分の中で一番自信があった年で、心身ともに好調でしたね。結婚をした年でもあったので、一番成績が良かったのかなと思います。

――技術的に一番得意な技は何になりますか?
森田:
一番得意なのはフォアのドライブですね。フットワークを活かし、最後はフォアハンドで決めるのが僕の持ち味かなと思っています。

――最後に、時間を効率化するための工夫として意識されていることはありますか?
森田:
卓球をやっているときはほぼ休みがない状態なので、休みがあるときにしっかり休んだり遊んだりすることです。会社に入って卓球をやってきて、オンとオフのメリハリをしっかり付けることが自分の中では一番のテーマだったかなと。オフがしっかりできればオンのときもしっかり頑張れるっていうのが自分の中ではあったので。子どもが4月に生まれたので、オフは子どもと過ごしたり、あとは友達と飲みに行ったり。家族や友人と過ごす時間が、自分の中では一番大切にしている時間ですね。

――ありがとうございます。もしよろしければ、全日本が終わったときに引退後のお気持ちも聞かせてください。
森田:
是非!僕なんかでよければ。

<密着!シチズン卓球部。了>

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