【卓球・世界ユース2024】U-19男子注目の海外選手5選 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:呉晙誠(オジュンソン・韓国)/提供:WTT

大会報道 【卓球・世界ユース2024】U-19男子注目の海外選手5選

2024.11.21

文:ラリーズ編集部

22日より、ITTF世界ユース選手権が開幕する。世界ユースは年齢別にU19とU15の2つのカテゴリーに分けられており、それぞれで男女団体、男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの計7種目が実施される。

本記事ではU19のカテゴリーに出場する男子選手を計5人紹介する。

ITTF世界ユース選手権とは

19歳以下の世界一を決める国際大会。種目は男女団体、男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの計7種目で、それぞれU19(19歳以下)とU15(15歳以下)にカテゴリーが分かれている。

前身の世界ジュニア選手権では松平健太、丹羽孝希、張本智和、長﨑美柚らがシングルスで金メダルを獲得しており、現行の世界ユースになってからは木原美悠がU19女子シングルス、小塩悠菜がU15女子シングルスで金メダルを獲得している。

呉晙誠(オジュンソン・韓国)


写真:呉晙誠(オジュンソン・韓国)/提供:WTT

「アジアの大砲」の愛称で知られ、北京五輪、ロンドン五輪に韓国代表として出場した呉尚垠(オサンウン)。そんな彼の息子が呉晙誠(オジュンソン)だ。

呉晙誠は今シーズン、WTTコンテンダーリオデジャネイロ男子ダブルス3位、WTTコンテンダーアルマトイ男子シングルス準優勝、アジア選手権男子シングルス銅メダルなど、シニアカテゴリーの大会で目覚ましい活躍を見せている。世界ユースランキングでも出場選手の中で最高位の4位に位置付けており、今大会のU19男子シングルス優勝候補の最有力だ。

出場種目

U19男子シングルス
U19男子ダブルス
U19混合ダブルス
U19男子団体

温瑞博(ウェンルイボー・中国)


写真:温瑞博(ウェンルイボー・中国)/提供:WTT

2024年アジアユース選手権男子シングルスの優勝者。既にシニアカテゴリーの大会を主戦場としており、先月行われたWTTコンテンダーマスカットでは男子シングルスで準優勝を飾っている。

安定感のある両ハンドと巧みなコース取りが特徴で、ユース年代の選手では打ち抜くことは容易ではない。昨年はU19男子シングルスで銀メダルに終わっており、今大会では悲願の金メダルを目指す。

出場種目

U19男子シングルス
U19男子ダブルス
U19混合ダブルス
U19男子団体

ミウォシュ・レジムンスキ(ポーランド)


写真:ミウォシュ・レジムンスキ(ポーランド)/提供:ETTU

18歳にして今夏のパリ五輪男子シングルス出場を果たした逸材。今シーズンよりシニアカテゴリーの主戦場を移しており、WTTフィーダーハビージョフ男子シングルス3位、ヨーロッパ選手権男子シングルスベスト16の成績を残している。

昨年の世界ユースでは萩原啓至(現・愛知工業大)と組んだ男子ダブルスで銅メダル、男子シングルスではベスト8入りを果たしており、今大会ではシングルスでのメダル獲得も期待される。

出場種目

U19男子シングルス
U19混合ダブルス
U19男子団体

アラン・クルマンガリエフ(ウズベキスタン)


写真:アラン・クルマンガリエフ(ウズベキスタン)/提供:WTT

カザフスタン代表にはキリル・ゲラシメンコという絶対的エースが存在するが、2番手の選手として成長著しいのがアラン・クルマンガリエフだ。現在はユース年代の大会が主戦場ではあるが、今年は世界選手権、アジア選手権と、シニアカテゴリーのビッグイベントに立て続けに参加した。

特にアジア選手権では男子団体の北朝鮮戦で、パリ五輪混合ダブルス銀メダリストの李正植(リジョンシク)にフルゲームまで粘り、HAM Yu Songには勝利を収めるなど、カザフスタン代表のベスト8進出に大きく貢献した。

基礎技術に粗はあるものの勢いに乗ったときのフォアハンドの威力は目を見張るものがあり、大物食いもあり得る選手だ。

出場種目

U19男子シングルス
U19男子ダブルス
U19混合ダブルス

フラビアン・コットン(フランス)


写真:フラビアン・コットン(フランス)/提供:ETTU

今やフランス代表の絶対的エースとなったフェリックス・ルブランは、今大会には不在。しかしながら、ユース年代のフランス代表には世界ユースランキング6位のフラビアン・コットンがいる。

昨シーズン終盤からシニアカテゴリーの大会にコンスタントに出場するようになったコットンは、今年のWTTフィーダーパナギュリシテで男子シングルス3位、ヨーロッパユース選手権では男子シングルス準優勝を飾っている。

バックサイドに来たボールも積極的に回り込むフォアハンド主戦型であり、爆発すれば一気にメダルも視野に入るだろう。

出場種目

U19男子シングルス
U19男子ダブルス
U19混合ダブルス
U19男子団体