写真:田勢邦史監督/撮影:ラリーズ編集部
大会報道 川上流星「夢のような時間でした」面手凛「質の違いをすごく感じた」 中国戦後の日本代表コメント<卓球・ITTF混合団体ワールドカップ2024>
2024.12.07
文:ラリーズ編集部
<卓球・ITTF混合チームワールドカップ2024 日程:12月1~8日 場所:成都(中国)>
6日、ITTF混合チームワールドカップは大会6日目を迎え、第2ステージ第4試合で日本は中国に敗れた。
試合後、日本代表の田勢邦史監督と、川上流星(木下グループ)、面手凛(山陽学園高)、田中佑汰(個人)が報道陣の質問に答えた。
川上流星/面手凛ペア コメント
試合を振り返って
川上:自分はけっこう楽しくて、1ゲーム取れたので夢のような時間でした。
面手:「1点でも多く取る」「食らいついていく」というのが試合前から二人で決めていた目標だったので、3ゲーム目に5-9で負けていた場面から追いつけたのもすごく嬉しかったですし、1ゲーム取れてよかったです。
王楚欽選手と孫頴莎選手と対戦した感想は
川上:ボールのパワーが全然違いました。スピードも速いですし、サービスの質もレシーブの質も「さすが世界チャンピオンだな」と思いました。
面手:同じくボールのパワーが全然違いました。ラケットに当てているのに返球できなかったりして、質の違いをすごく感じました。
田中佑汰 コメント
試合を振り返って
写真:田中佑汰(個人)/撮影:ラリーズ編集部
2ゲーム目に10-8で、出したことのないサービスを出して相手の逆をつく選択をしたんですけど、試合後に田勢監督から「あの場面では違う選択もあったよね」とアドバイスをいただきました。この負けは次の試合にもつながると思うので、しっかり反省して次の試合に活かしていきたいです。
3ゲーム目は思い通りに進められた手応えはあったか
そうですね。少し戦い方も変えはしたんですが、相手のボールを徐々に返せるようになっていたと思っています。中国選手はとても綺麗なボールを打つのでやりにくさはないんですが、やはり1本1本の質は高いので、そこにどう対応していくか、その中で自分がどう得点していくのかを考えながら3ゲーム目はプレーしていたので、結果的にそこを取れたことは大きかったと思います。
田勢邦史監督 コメント
中国戦を振り返って
写真:田勢邦史監督/撮影:ラリーズ編集部
混合ダブルスに関しては、面手と流星はいい経験ができたんじゃないかなと思います。五輪金メダルの選手と、この人数の観客の前で試合できることはなかなかないですし、1ゲームを取れたことで本人たちも何か気づくものがあったんじゃないかと思います。
2番の田中選手は第2ゲームを10-8から逆転で取られてしまったが
10-8で自分がサービスを持ったときに「勝ちたい」という気持ちが強く出てしまったのかなとは思います。田中も自分の得意なバックからの展開でスタートしたかったと思うんですが、バックからの展開は林詩棟も得意なので、そこで取り切れなかったかなと。
ただ、田中自身も「いろいろ考えてあのプレーを選択した」とは言っていて、勝つためにいろいろ考えていたからこそのプレーだったとは思います。
ただ、3ゲーム目の戦い方はよかったですし、田中自身も持っている技術はかなりのレベルです。あとはトップ選手と対戦したときに自分の持っている力をどうやって出すのか、だと思います。