文：ラリーズ編集部
＜天皇杯・皇后杯 2025年全日本卓球選手権大会（一般・ジュニアの部） 日程：2024年1月21～26日 場所：東京体育館（東京）＞
26日、2025年全日本卓球選手権大会は大会最終日を迎え、女子シングルス準決勝で大藤沙月（ミキハウス）と早田ひな（日本生命）が対戦した。
大藤はバランスよい両ハンドを見せたが早田が上回り、大藤はゲームカウント0-4のストレートで敗れた。
2024年4月に世界ランキング125位だった大藤は、この1年で7位まで上げ、トップ10入りを果たしている。飛躍の1年となった中、臨んだ全日本は3位入賞という結果となった。
試合後、ベスト4で大会を終えた大藤が報道陣の質問に答えた。
大藤沙月 試合後のコメント
写真：大藤沙月（ミキハウス）/撮影：ラリーズ編集部
試合を振り返って
どんなにリードされていても挽回できるっていう自信はあったんですけど、最後はやっぱり取り切れなかったです。
結果ゲームカウント0-3っていう苦しい展開になってしまって、最後のゲームは一気にいかれたかなと思います。
1ゲーム目や3ゲーム目を取れていたらわからなかったと思うので、そのゲームを取りきれなかったのは、自分の力がまだまだだなと感じました。
今日は相手に頭の部分で負けてしまって、全然自分のプレーを出させてもらえなかったです。
経験面で負けていたので、その部分をしっかりこの1年間磨いていきたいなと思います。
3ゲーム目のタイムアウト以降から挽回したが
そこのゲームをスパっと勝たないといけなかったんですけど、自分も少し戦術が定めきれていなくて、そこで一気に行かれてしまいました。
早田選手にはどのような対策をしていったのか
対策はほとんどなくて、今の早田さんに対して自分の卓球でどういう風に戦っていけるかっていうのを考えて1ゲーム目入りました。最後取られてしまって結果0-4になってしまいました。
写真：大藤沙月（ミキハウス）/撮影：ラリーズ編集部
早田選手について
ここ1本って時に自分が山を張っている所と逆に来て、そこがやっぱり頭がいいなって思いました。
また、待っていてもボールの質が高くてそこで少し「あれ」ってなってしまって、自分が決めたいポイントが決め切れなかったのが相手の上手さだったと思います。
早田選手の普段のボールと違いはあったか
ボールは本調子じゃなかったんですけど、それをカバーする頭の良さがありました。
そこが自分にはなかったので、やっぱり実力が1つ上かなと思いました。
福井から両親も含め地元の方々が応援に駆け付けたが
応援してくれる方が増えてきて、すごく心強くて嬉しかったです。
WTTも優勝して成長したと感じるか
日本人選手はどの選手も強いですけど、ここまでこれたので1年間やってきたことが良かったなと思います。
卓球をやっても思ったような結果が出なくて苦しかったんですけど、そこで全てを大きく変えたことによって、こういう明るい気持ちで卓球に向き合うことができました。あの時変えてよかったなと思います。
この勢いで優勝したかったんですけど、全日本はそう簡単にいかないので、来年はもっと圧倒して優勝できるように1年間高い意識を持ってやっていきたいと思います。
一般女子シングルス準決勝
写真：大藤沙月（ミキハウス）には坂本竜介コーチがアドバイスを送った/撮影：ラリーズ編集部
大藤沙月（ミキハウス）0-4 早田ひな〇
9-11/4-11/12-14/5-11
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