赤江夏星がシニア初タイトル 英田理志はカットマンペアで2連勝【卓球・WTTフィーダースポケーン2025Ⅰ・Ⅱトピックス3選】 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:赤江夏星(日本生命)/提供:WTT

大会報道 赤江夏星がシニア初タイトル 英田理志はカットマンペアで2連勝【卓球・WTTフィーダースポケーン2025Ⅰ・Ⅱトピックス3選】

2025.08.16

文:ラリーズ編集部

<卓球・WTTフィーダースポケーン2025Ⅰ・Ⅱ 日程:2025年8月5〜12日 場所:スポケーン(アメリカ)>

アメリカのスポケーンにて8月5〜8日にかけてWTTフィーダースポケーン2025Ⅰ、8月9〜12日にかけてWTTフィーダースポケーン2025Ⅱ(以下、WTTスポケーンⅠ、WTTスポケーンⅡ)が行われ、全種目で優勝者が決まった。

本記事では、WTTスポケーンⅠ・Ⅱで話題となったトピックスを3つ紹介する。

赤江夏星がシニア初タイトル


写真:赤江夏星(日本生命)/提供:WTT

WTTスポケーンⅡの女子シングルス決勝では、赤江夏星(日本生命)と芝田沙季(日本ペイントグループ)が対戦。Ⅰ・Ⅱともに決勝は同カードとなり、Ⅰでは芝田が勝利していた。しかし、Ⅱでは赤江がゲームカウント3-1で勝利。赤江はシニアの国際大会で、シングルス初タイトルを獲得した。


写真:笹尾明日香/上澤杏音(日本生命)/提供:WTT

また、昨年のインターハイ女子学校対抗優勝に貢献し、今期から日本生命に所属している上澤杏音はWTTスポケーンⅠの女子ダブルスに出場。

ペアの笹尾明日香(日本生命)とはTリーグ・日本生命レッドエルフでもダブルスを組んでおり、昨シーズンはベストペア賞も受賞。今大会も抜群のコンビネーションを見せ、優勝を果たした。なお、上澤は昨年のWTTフィーダードーハ女子ダブルス以来となる、WTTタイトル獲得を果たした。

五十嵐史弥がWTTデビュー


写真:五十嵐史弥(日の出医療福祉グループ)/提供:WTT

五十嵐史弥(日の出医療福祉グループ)がWTTスポケーンⅠ・Ⅱともに男子シングルスに出場し、WTTデビューを果たした。

今大会は五十嵐にとって、2019年のユニバーシアード(現FISUワールドユニバーシティーゲームズ)以来6年ぶりとなる国際大会で、WTTは初出場となった。五十嵐は2大会とも予選を突破し、WTTスポケーンⅠではベスト16まで勝ち残る健闘を見せた。

今季から日の出医療福祉グループに所属し、Tリーグでも静岡ジェードに移籍を決め、大きく環境を変えた五十嵐。現在26歳と”中堅”と言える年齢になってきた五十嵐だが、今回のWTTデビューをきっかけに飛躍を遂げられるか注目だ。

英田理志、カットマンペアで2連勝


写真:英田理志(日の出医療福祉グループ)/佐藤瞳(日本ペイントグループ)/提供:WTT

英田理志(日の出医療福祉グループ)は、佐藤瞳(日本ペイントグループ)とのペアでWTTスポケーンⅠの混合ダブルスに出場。準々決勝で坂井雄飛(愛知工業大)/麻生麗名(日本生命)ペアをフルゲームで下すと、準決勝と決勝はストレートで勝利して優勝。橋本帆乃香(デンソー)と組んだWTTスターコンテンダーフォズ・ド・イグアスに続き、カットマンペアで2連続優勝を果たした。

WTTフィーダースポケーン2025Ⅰ最終結果

男子シングルス

第1位:Leo DE NODREST(フランス)
第2位:朴奎炫(パクギュヒョン・韓国)
第3位:吉村和弘(ケアリッツ・アンド・パートナーズ)、朴康賢(パクガンヒョン・韓国)

女子シングルス

第1位:芝田沙季(日本ペイントグループ)
第2位:赤江夏星(日本生命)
第3位:佐藤瞳(日本ペイントグループ)、笹尾明日香(日本生命)

男子ダブルス

第1位:イルビン・ベルトラン/ジュール・ロランド(フランス)
第2位:萩原啓至/坂井雄飛(愛知工業大)
第3位:Alexis KOURAICHI/Vincent PICARD(フランス)、ボーガー・ハウグ(ノルウェー)/マ・ジンバオ(アメリカ)

女子ダブルス

第1位:笹尾明日香/上澤杏音(日本生命)
第2位:佐藤瞳/芝田沙季(日本ペイントグループ)
第3位:Zauresh AKASHEVA(カザフスタン)/Ana TOFANT(スロベニア)、LEE Dahye/CHOI Yeseo(韓国)

混合ダブルス

第1位:英田理志(日の出医療福祉グループ)/佐藤瞳(日本ペイントグループ)
第2位:萩原啓至(愛知工業大)/赤江夏星(日本生命)
第3位:Nandan NARESH/Irene YEOH(アメリカ)、崔志煜/LEE Dahye(韓国)

WTTフィーダースポケーン2025Ⅱ最終結果

男子シングルス

第1位:朴奎炫(パクギュヒョン・韓国)
第2位:朴康賢(パクガンヒョン・韓国)
第3位:坂井雄飛(愛知工業大)、吉村和弘(ケアリッツ・アンド・パートナーズ)

女子シングルス

第1位:赤江夏星(日本生命)
第2位:芝田沙季(日本ペイントグループ)
第3位:佐藤瞳(日本ペイントグループ)、Sally MOYLAND(アメリカ)

男子ダブルス

第1位:朴奎炫/禹衡圭(韓国)
第2位:JANG Minhyeok/李浩允(韓国)
第3位:イルビン・ベルトラン/ジュール・ロランド(フランス)、キム・テヒョン(マルタ)/KIM Woojin(韓国)

女子ダブルス

第1位:佐藤瞳/芝田沙季(日本ペイントグループ)
第2位:笹尾明日香/上澤杏音(日本生命)
第3位:Sally MOYLAND/ワン・エイミー(アメリカ)、Arantxa COSSIO/Clio BARCENAS(メキシコ)

混合ダブルス

第1位:KIM Woojin/梁夏銀(ヤンハウン・韓国)
第2位:Jishan LIANG/Sally MOYLAND(アメリカ)
第3位:崔志煜/LEE Dahye(韓国)、Chulong NIE(オーストラリア)/フランチスカ・シュライナー(ドイツ)