初のランク決定戦も力及ばず「『命がけで人生を変えるんだ』という気持ちで挑まないと」<全日本卓球2026> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:馬渡元樹(日の出医療福祉グループ)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 初のランク決定戦も力及ばず「『命がけで人生を変えるんだ』という気持ちで挑まないと」<全日本卓球2026>

2026.01.23

この記事を書いた人
インタビューから報道記事、選手・用具紹介記事まで幅広く担当。2019年の全日本で見た出澤杏佳選手のプレーに衝撃を受けて以降、粒高バックハンドドライブの習得に心血を注いでいる。
戦型:右シェーク裏粒

<天皇杯・皇后杯 2026年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)日程:2026年1月20~25日 場所:東京体育館(東京)>

1月23日、男子シングルスはランク決定戦となる5回戦が行われた。

5回戦で、馬渡元樹(日の出医療福祉グループ)は三部航平(シチズン時計)と対戦。序盤に3ゲームを奪われる苦しいスタートとなり、なんとか第4ゲームを取り返すも、第5ゲームを三部に奪われ、ゲームカウント1-4で敗北。ランク入りを逃した。

試合後、馬渡に話を聞いた。

馬渡元樹(日の出医療福祉グループ) コメント


写真:馬渡元樹(日の出医療福祉グループ)/撮影:ラリーズ編集部

──昨日の4回戦は曽根選手に勝利しました。あの試合を振り返っていかがですか?

馬渡:正直、4回戦で曽根選手に勝てるとは思っていませんでしたが、「やるからには絶対に勝つぞ」という思いで挑みました。

最初の1、2ゲーム目は相手のボールが本当に速くて、点数も全然取れませんでした。でも、そのなかでサービスやレシーブなど、どこかに自分の流れを掴むポイントがないか探し続けていました。

2ゲーム目の終盤で少しヒントを思いついて、3ゲーム目からそれを徹底したことで少しずつ流れが変わりました。体もほぐれて、得意のフォアハンドで攻めることができたと思います。


写真:馬渡元樹(日の出医療福祉グループ)/撮影:ラリーズ編集部

──その試合を経ての今日のランク決定戦。どのような気持ちで臨みましたか?

馬渡:「ここで勝てば、これからの卓球選手としての道が大きく開ける」という思いで挑んだのですが、逆に空回りしてしまいました。

──「空回り」というのは、具体的にどのような感覚でしたか?

馬渡:全体的に力が入ってしまい、絶対に外してはいけないボールを何本かミスしてしまいました。そこから流れを引き戻せず、ズルズルと2、3ゲーム目まで進んでしまった。

5ゲーム目の中盤から終盤にかけて少しずつ自分のプレーが出せるようになってきて、点数も追い上げられましたが、結果的には要所での粘りやボールの質の差が出てしまいました。悔しいです。


写真:馬渡元樹(日の出医療福祉グループ)/撮影:ラリーズ編集部

──ベスト32という結果についてはどう受け止めていますか?

馬渡:今は卓球一本でやらせていただいているので、結果が全てです。そのなかでランク入りを逃してベスト32という結果は、まだ技術も精神力も未熟なのかなと感じています。

ただ、去年の4月から日の出医療福祉グループに移籍して、今回初めてランク決定戦まで来れたことは、日の出での練習の成果は出せたと思います。

──ランク決定戦は初めてだったんですね。

馬渡:はい。

昨日、チームので食事をしたときに、英田(理志)さんや松下(大星)さんにランク決定戦の心構えを聞いたんですが、「『命がけで人生を変えるんだ』という気持ちで挑まなきゃダメだ」と言われました。

──「人生をかける」という言葉、重みがありますね。

馬渡:はい。ただ、今振り返ると、自分のなかではそこまで実感が持てていなかった思います。

もちろん「頑張ろう」という気持ちではいたんですが、今日このコートに立ってトップレベルで戦う選手の覚悟を目の当たりにして、「自分はまだまだだな」と感じました。


写真:馬渡元樹(日の出医療福祉グループ)/撮影:ラリーズ編集部

──チームが変わったこの1年間で、ご自身の成長を感じる部分はありますか?

馬渡:チームメイトはTリーグや国際大会に出ている力強い選手ばかりです。そのなかで「一日一日成長するように」と積み重ねてきたことが、ランク決定戦まで進めた要因だと思います。

ただ、トップ選手と比べると自分はまだまだ弱点も多く、その弱点を意識しすぎると長所のフォアハンドまでミスが増えてしまっています。

とにかく、練習あるのみですね。

──来週にはダブルス種目も控えていると思いますが、意気込みをお願いします。

馬渡:まだ男子ダブルスも混合ダブルスも残っています。今回のシングルスで得た反省を活かして、精一杯頑張っていきたいと思います。


写真:馬渡元樹(日の出医療福祉グループ)/撮影:ラリーズ編集部

馬渡元樹(日の出医療福祉グループ) 試合結果

1回戦

〇馬渡元樹(日の出医療福祉グループ)3-1 北村悠貴(白子高)
11-4 / 11-9 / 11-13 / 11-4

2回戦

〇馬渡元樹(日の出医療福祉グループ)3-1 泉川幸太(中京学院大)
11-9 / 5-11 / 11-3 / 11-5

3回戦

〇馬渡元樹(日の出医療福祉グループ)3-0 加山雅基(日本大)
11-5 / 13-11 / 11-2

4回戦

〇馬渡元樹(日の出医療福祉グループ)4-2 曽根翔(S_ONE卓球スタジオ)
6-11 / 4-11 / 11-8 / 11-7 / 11-6 / 11-5

5回戦

馬渡元樹(日の出医療福祉グループ)1-4 三部航平(シチズン時計)〇
7-11 / 2-11 / 8-11 / 11-7 / 8-11

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