写真:大島祐哉(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部
大会報道 「“悔しい”気持ちがあるうちはまだ頑張れる」31歳・大島祐哉、環境を変えて見えた“新たなフェーズ”と“流星の成長”<全日本卓球2026>
2026.01.23
文:ラリーズ編集部
<天皇杯・皇后杯 2026年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部) 日程:2026年1月20~25日 場所:東京体育館(東京)>
1月23日、男子シングルスはランク決定戦となる5回戦、6回戦が行われた。
ノーシードで1回戦から勝ち上がってきたのが、元日本代表の大島祐哉(琉球アスティーダ)だ。
今季は長く所属した木下グループから琉球アスティーダに所属を移し、Tリーグではシングルス6勝7敗、ダブルス12勝4敗と活躍中。アメリカ・メジャーリーグにも参戦するなど、環境を変えて戦っている。
写真:大島祐哉(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部
今大会、3回戦では若月展翼(明治大)に2-2の8-10まで追い込まれるも窮地を脱し、4回戦では小野寺翔平(リコー)との粘り合いを制してきた。
5回戦では通算0勝3敗と相性の悪かった吉山僚一(日本大)をストレートで下してランク入り。6回戦ではジュニア王者・川上流星(星槎国際高横浜)と対戦し、最終ゲームも序盤リードするも逆転を許し、悔しいベスト16となった。
試合後、大島に話を聞いた。
大島祐哉(琉球アスティーダ)試合後のコメント
写真:大島祐哉(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部
――6回戦勝利まであと一歩のところまで行けたと思いますが今の心境を教えてください。
大島:(川上)流星とは、木下にいる時、アカデミー生の流星と一緒に練習をやったり、アドバイスをしたりという関係性でした。本当に「強くなったな」というのが正直なところですし、最近の活躍を見ていて誇らしいところもあります。
ただ、自分も現役として選手をやっていて、負けるとやっぱり悔しいです。この「悔しい」という気持ちがあるうちは、まだまだ頑張ろうかなと思っています。
少なからず応援してくださる皆さんもいるので、また頑張りたいと思います。
写真:試合後には川上流星を称えた/撮影:ラリーズ編集部
――川上選手との試合を振り返ってみると、最終ゲームも途中までリードしていて、そこから挽回される形になりました。どういう展開をイメージしていましたか?
大島:最終ゲームでリードした時に、僕が消極的になってしまった。もっと大胆にロングサービスを半分くらい使っても良かったのかなと思いますし、ちょっと小さくなりすぎたかなというところはあります。
――川上選手はどんなところが強くなっていますか?
大島:両ハンドの精度ですね。
もともと良い球は持っているので、その両ハンドの精度が上がってきているのが、今の結果に繋がっているのかなと思います。
これから日本を背負って、もっともっとやってくれるのを期待しています。
写真:川上流星(星槎国際高横浜)/撮影:ラリーズ編集部
――今回は相性の悪い吉山僚一選手も倒しての勝ち上がりでしたが、それについてはどう評価されていますか?
大島:僚一とは0勝3敗で、正直やりたくはなかったんですけど(笑)。
今日は本当に対策して、自分の良いプレーができたので勝てたかなというところです。実力的には全然吉山くんの方が上だと思うので、今日はラッキーでした。
日本人選手相手に0勝3敗って、僕としてはあんまりないので。相性が本当に悪かった分、勝てて本当にホッとしました。
写真:大島祐哉(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部
――大島選手も32歳になる年とベテランという域になっています。
大島:やっぱりもう卓球を楽しみながらやろうと思っています。あと何年できるか正直わからないですけど、負けた時にこの「悔しい」という気持ちがまだあるので、まだ頑張りたいなと思います。
――アメリカで試合をしたり所属も変わり環境も変わりましたが、この1年はどうですか?
大島:この1年は環境を変えて、Tリーグでも試合に出てまあまあの成績を上げられています。
もちろんもともといた木下の環境は素晴らしかったですし、あそこで練習できることは素晴らしいことでした。
ただ、僕としてはもっと色々な選手のボールを受けたり、色々な環境でやったりすることがマンネリ化しないために必要でした。
そういう刺激がないとなかなかモチベーションの維持が難しい年齢になってきているので。
今回も終わってすぐまたアメリカに行きますし、そういう変化があるからこそ「まだやりたいな」と思えます。
写真:大島祐哉(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部
――モチベーションを上げていく中で、目指すところは?
大島:応援してくださる方に自分のプレーを少しでも見ていただいて、何か刺激になるものがあればいいなと思います。
1人でも多くの方に自分のプレーを見せられるうちは頑張りたい。
この年になるとそう思います。「これが目標」と明確にあるわけではないですけど、一球一球を大切にやっている感じです。
写真:大島祐哉(琉球アスティーダ)のベンチには田勢邦史監督が入った/撮影:ラリーズ編集部
大島祐哉(琉球アスティーダ)試合結果
1回戦
大島祐哉(琉球アスティーダ) 3-0 小松隼大(JR北海道)
11-5/11-3/11-9
2回戦
大島祐哉(琉球アスティーダ) 3-0 古閑慎也(専修大)
11-6/11-6/11-3
3回戦
大島祐哉(琉球アスティーダ) 3-2 若月展翼(明治大)
10-12/11-5/11-3/9-11/12-10
4回戦
大島祐哉(琉球アスティーダ) 4-2 小野寺翔平(リコー)
9-11/11-9/11-4/4-11/12-10/11-3
5回戦
大島祐哉(琉球アスティーダ) 4-0 吉山僚一(日本大)
11-9/11-9/11-4/11-9
6回戦
大島祐哉(琉球アスティーダ) 3-4 川上流星(星槎国際高横浜)
11-9/9-11/3-11/11-8/11-6/6-11/7-11








