文:ラリーズ編集部
<天皇杯・皇后杯 2026年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部) 日程:2026年1月20~25日 場所:東京体育館(東京)>
1月23日、男子シングルスはランク決定戦となる5回戦が行われた。
1回戦から勝ち上がってきた手塚崚馬(岡谷市役所)は、ランク決定戦で宇田幸矢(協和キリン)と対戦。明治大の先輩後輩対決は最後まで攻めの手を緩めなかった宇田に軍配が上がった。
明治大学を卒業して公務員として働きながら卓球をしている手塚に試合後、話を聞いた。
手塚崚馬(岡谷市役所)試合後のコメント
写真:手塚崚馬(岡谷市役所)/撮影:ラリーズ編集部
──まずは今の宇田選手との試合を終えて、簡単な感想からお願いします。
手塚:宇田選手は明治大学の先輩でもありますけど、本当に全然格上の選手ですし、実力がある選手なので、とりあえず相手よりも一球でも多く返して、一球でも多くプレーできるように頑張ったという感じですね。
──自分の持ち味は出し切れたという感じでしょうか?
手塚:自分の実力は出し切ったと思うんですけど、もうちょっと工夫すれば良かったなというところもあったので、やっぱりそこの部分は悔しいなという部分もあります。
写真:手塚崚馬(岡谷市役所)/撮影:ラリーズ編集部
──大学を卒業して1年目の全日本ですが、ここまで勝ち上がれたことに関してはどうですか?
手塚:大学を卒業して自分は社会人になって、仕事をやりながら卓球という感じなんですけど、やっぱり職場の理解であったり、卓球部の支援であったり、またこの全日本期間の前に大学に練習に行かせてもらったり、あとは自分の母校である明徳義塾の高校生が練習相手や応援をしてくれたり、色んな方のおかげでここまで来れたと思っているので、その感謝の気持ちはあります。
──ちなみに、市役所での仕事というのは具体的に何をされているんですか?
手塚:自分は水道課に所属しているんですけど、一般的に市民の皆さんに対して、水道関係全般の対応のお仕事になりますので、その責任感を持ちながら仕事をやっています。
また卓球の面でも自分は長野県出身なので、地元に戻ってきたということで少しでも貢献できるようにと思ってプレーをしました。
──その業務が終わった後に練習をされているんですか?
手塚:定時まで仕事をして、そこから練習となります。
週4回か週5回は練習日を確保できるようにしていて、ただ練習時間はそんなに長いわけではないので、短時間でもしっかり集中して、意味のある練習を行うように意識しています。
写真:手塚崚馬(岡谷市役所)/撮影:ラリーズ編集部
──大学までのがっつり卓球していた時期と比べると両立の難しさもあると思いますが、ご自身のスキルアップや成長のために意識していることはありますか?
手塚:練習量は落ちてしまったんですけど、その分「考えること」が多くなったと思います。
学生時代にいっぱい練習はしてきましたし経験値もあると思うので、そこの部分を活かしながら、また考えながら社会人になってプレーをしているというところを心掛けています。
──昨日の伊藤(礼博)選手との試合はかなりの激戦でマッチポイントも取られましたが、あの試合を総括するといかがですか?
手塚: 伊藤選手とは何回もやったことがあって、お互いに球も慣れていて、長いラリーになることは想定していました。
気持ちの面で負けちゃいけないなと思っていたので、マッチポイント握られても最後の1球まで自分らしいプレーができたのが勝因だったのかなと思っています。
写真:手塚崚馬(岡谷市役所)/撮影:ラリーズ編集部
──社会人になっても、野心的というか「まだまだ卓球頑張るぞ」というモチベーションが高いですね。
手塚:そうですね。自分は他の皆さんのようなプロ選手だったり日本リーガーとは違うんですけど、ただ卓球が好きで卓球をやってるという形なので、常にがむしゃらで頑張っている形になります。高い目標を持って頑張っています。
──次の目標などはありますか?
手塚:大きな目標というのはないんですけど、一試合一試合、一回一回が本当に大事になってくるので、今回も全日本に向けてめちゃくちゃ頑張ってきたので。
次はどの大会というよりも、一試合一試合、どの大会も最高のパフォーマンスを発揮できるように頑張っていきたいと思っています。
強いてあげれば2028年に地元の長野で国スポがあるので、そこは目標の1つになります。
写真:手塚崚馬(岡谷市役所)/撮影:ラリーズ編集部
手塚崚馬(岡谷市役所)試合結果
1回戦
手塚崚馬 3-0 池田亘通(Infinity)
14-12 / 13-11 / 11-4
2回戦
手塚崚馬 3-1 徳永大輝(鹿児島相互信用金庫)
11-6 / 13-11 / 8-11 / 11-7
3回戦
手塚崚馬 3-0 濵田尚人(早稲田大)
11-9 / 11-0 / 13-11
4回戦
手塚崚馬 4-3 伊藤礼博(日本大)
11-4 / 8-11 / 11-8 / 3-11 / 14-16 / 13-11 / 11-7
5回戦
手塚崚馬 2-4 宇田幸矢(協和キリン)
5-11 / 8-11 / 11-4 / 9-11 / 11-9 / 7-11








