写真:張本美和(木下グループ)/長﨑美柚(木下アビエル神奈川)/撮影:ラリーズ編集部
大会報道 県予選から日本一掴んだ張本美和/長﨑美柚ペア「全部話さなくても分かり合える」<全日本卓球2026>
2026.02.02
文:ラリーズ編集部
<全農杯 2026年全日本卓球選手権大会(ダブルスの部)日程:2026年1月29~2月1日 場所:スカイホール豊田(愛知)>
1日、全日本選手権女子ダブルス決勝が行われ、張本美和(木下グループ)/長﨑美柚(木下アビエル神奈川)ペアと、平野美宇(木下グループ)/木原美悠(トップおとめピンポンズ名古屋)ペアが対戦し、張本/長﨑ペアが優勝を果たした。
写真:平野美宇(木下グループ)/木原美悠(トップおとめピンポンズ名古屋)/撮影:ラリーズ編集部
長﨑が2年ぶりの優勝を果たし、張本は史上初となる高校生での4冠を達成した歴史的一戦。
試合後、長﨑と張本に話を聞いた。
張本美和(木下グループ)/長﨑美柚(木下アビエル神奈川) コメント
写真:張本美和(木下グループ)/長﨑美柚(木下アビエル神奈川)/撮影:ラリーズ編集部
── 今の率直な気持ちを聞かせてください。
長﨑:本当に嬉しいです。自分たちは神奈川県予選から出ていたので、そこから組んでくださった時から感謝していますし、この全日本選手権も一試合ずつ勝ち上がって優勝できて良かったです。
張本:自分も予選からアカデミーの選手と試合をしたり、今までになかった経験をしました。一試合ずつ強くなって、成長しているのをすごく感じていました。優勝できて嬉しいですし、また木下アビエルで出るときも成長した姿を見せられるようにしたいです。
── 決勝を振り返っていかがですか?
長﨑:(木原選手は)元チームメイトということもあって、お互いのやることも、強いところも弱いところもわかった上での準備でした。ペアとして初対戦だったので、やってみないとわからない不安もありましたが、毎セット決めたことをしっかり実行できました。張本選手の戦術に助けられましたし、一人ではできない戦い方ができました。
張本:あらかじめやることを約束してしっかり準備できました。長﨑選手は隣にいて安心感があります。本当に心強かったです。
── 今回のペアでの優勝の要因は何だと思いますか?
長﨑:一番感じたのは張本選手の「修正力」です。一回ミスしたり失点したりしても、すぐに修正してくる能力が本当に高い。そこに助けられました。
張本:長﨑選手のレシーブです。レシーブで決まってしまうことが多くて、私はただ隣に立っているだけという場面もありました。レシーブで点が入ると、待っている側としても心が軽くなりますし、すごくありがたかったです。
── 長﨑選手は2年ぶりの女子ダブルス優勝となりましたね。
長﨑:一昨年に(木原選手と)優勝したときとはまた違う感覚です。久しぶりの張本選手とのペアリングでしたが、試合を重ねるごとに「こういうこともできるんだ」という発見があり、コンビネーションを一つずつ構築していく楽しさがありました。
── 張本選手は、これで今大会「4冠」の快挙です。
張本:昨日の夜から、いろんな記事を見て4冠を意識してしまって。自分だけの責任じゃないというか、長﨑選手の責任も自分が半分背負っているような感覚で、正直不安もありました。4冠を達成するというのは実力だけではできないことだと思うので、すべてをコントロールして、この一番いい形で終われたのは本当に嬉しいです。
── 混合ダブルス後の女子ダブルスという過密スケジュールの中、どのように切り替えていましたか?
張本:ダブルスの準決勝が終わってから混合ダブルスの決勝、そして女子ダブルスの決勝と、練習時間もほとんどありませんでした。でも、一試合ずつ良くなっていく感覚がありましたし、長﨑選手とは全部話さなくても分かり合える共通理解がありました。
── 2026年には愛知・名古屋でのアジア競技大会も控えています。今後の目標を教えてください。
長﨑:まだ選考基準は発表されていないのでわからないですが、アジア選手権や世界選手権もそうですが、日本で開催される大会はやはり特別です。またこの場所に戻ってこられるように頑張っていきたいです。
張本:私は団体戦のメンバーには選んでいただいていますが、個人戦はまだわかりません。でも、まずはシングルスでしっかり出たいという気持ちは変わりません。今大会の結果を自信にして、明後日から始まるアジアカップなど海外の試合でもアピールを続けていきたいです。
試合結果
女子ダブルス2回戦
〇張本美和(木下グループ)/長﨑美柚(木下アビエル神奈川)3-0 岸凜/山田凜(明誠高)
11-7 / 11-1 / 11-6
女子ダブルス3回戦
〇張本美和(木下グループ)/長﨑美柚(木下アビエル神奈川)3-1 赤江夏星(日本生命)/竹谷美涼(香ヶ丘リベルテ高)
11-4 / 11-5 / 7-11 / 11-4
女子ダブルス4回戦
〇張本美和(木下グループ)/長﨑美柚(木下アビエル神奈川)3-0 加藤亜実/船場清華(十六フィナンシャルグループ)
11-9 / 11-7 / 11-7
女子ダブルス5回戦
〇張本美和(木下グループ)/長﨑美柚(木下アビエル神奈川)3-0 木村光歩/枝廣瞳(中国電力ライシス)
11-7 / 11-4 / 11-8
女子ダブルス準々決勝
〇張本美和(木下グループ)/長﨑美柚(木下アビエル神奈川)3-0 塩見真希/山﨑唯愛(サンリツ)
14-12 / 11-3 / 11-9
女子ダブルス準決勝
〇張本美和(木下グループ)/長﨑美柚(木下アビエル神奈川)3-1 大藤沙月/横井咲桜(ミキハウス)
12-10 / 11-9 / 3-11 / 9-11
女子ダブルス決勝
〇張本美和(木下グループ)/長﨑美柚(木下アビエル神奈川)3-0 平野美宇(木下グループ)/木原美悠(トップおとめピンポンズ名古屋)
11-6 / 11-4 / 11-6








