写真:倪夏蓮(ニーシャーリエン・ルクセンブルク)/提供:WTT
大会報道 62歳・倪夏蓮が約1年ぶりに国際大会復帰「ロス五輪が目標」<卓球・WTTフィーダーデュッセルドルフ2026トピックス3選>
2026.03.09
文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTフィーダーデュッセルドルフ2026 3月2~6日 場所:デュッセルドルフ(ドイツ)>
3月6日、WTTフィーダーデュッセルドルフ2026(以下、WTTデュッセルドルフ)は大会最終日を迎え、全試合が終了した。
本記事では、WTTデュッセルドルフで話題となったトピックスを3つ紹介する。
野田颯太/面田知己が男子ダブルスV
写真:野田颯太(日鉄物流ブレイザーズ)/面田知己(愛工大名電高)/提供:WTT
男子ダブルスでは、野田颯太(日鉄物流ブレイザーズ)/面田知己(愛工大名電高)ペアが優勝を飾った。
今大会が初のペアリングとなった野田/面田ペアは、準決勝で地元ドイツのペアを下し、決勝では昨年の全日学を制した濵田一輝/徳田幹太(早稲田大)ペアにフルゲームの末に勝利。野田は阿部悠人(シチズン時計)と組んだ昨シーズンのWTTフィーダーオロモウツ以来、面田は初のWTT優勝となった。
ともに強烈なフォアハンドを持ち、台上からの攻撃もできる野田と面田。今後もしペアを組む機会があれば、フィーダー以上のランクの大会でも見てみたいものだ。
兼吉優花がシニア初V
写真:兼吉優花(中央大)/提供:WTT
女子シングルスでは、中央大学1年の兼吉優花がシニアでは初となるWTT優勝を果たした。
今大会の兼吉は2回戦で第2シードのアネット・カウフマン(ドイツ)をストレートで下すと、準々決勝ではパリ五輪にも出場したマルガリタ・ペソツカ(ウクライナ)、決勝では第1シードのアンナ・ハーシー(ウェールズ)に勝利するなど、怒涛の快進撃を見せた。特に決勝のハーシー戦では、3ゲームの総失点数がわずか8という圧巻の試合運びを見せ、衝撃を与えた。
兼吉は高校時代に1度ユース大会に出場したものの、本格的な国際大会参戦は今シーズンから。しかし、今回勝利した選手の顔ぶれを見れば、コンテンダー以上の大会でも戦える可能性は十分にある。
佐藤瞳(日本ペイントグループ)や橋本帆乃香(デンソーポラリス)のように、日本人カットマンとして世界の舞台で活躍する日も、そう遠くないかもしれない。
62歳の倪夏蓮が復帰
写真:倪夏蓮(ニーシャーリエン・ルクセンブルク)/提供:WTT
今大会の女子シングルスでは、62歳の倪夏蓮(ニーシャーリエン・ルクセンブルク)が昨年のヨーロッパTOP16以来、約1年ぶりに国際大会復帰を果たした。
倪夏蓮は昨年4月、練習中に腕を怪我し、世界選手権も棄権。以降は国際大会にも出場せずに治療に専念していたが、昨年末に怪我が完治したことを報告。今回、満を持して国際大会に帰ってきた。
今大会、倪夏蓮は1回戦でデボラ・ビバレッリ(イタリア)に勝利。怪我前と変わらないはつらつとしたプレーを見せた。続く2回戦ではシャン・シャオナ(ドイツ)に敗れたものの、随所に競る展開も見られ、復帰戦としては十分な結果と言えるだろう。
大会後、倪夏蓮は自信の微博(ウェイボー)を更新し、「今回負けたことは残念。でも、2028年のロス五輪が目標」と語り、今後の国際大会出場にも意欲を見せた。
62歳の倪夏蓮は、五輪や世界選手権に出場するだけでも話題になる。しかし、彼女がすごいのは、出場したうえできっちりと勝つことだ。そんな“卓球界の鉄人”の挑戦は、これからもまだまだ続いていくことだろう。








