戦型:右シェーク裏粒
WTTチャンピオンズ重慶2026(以下、WTT重慶)女子シングルス1回戦で、卓球日本代表の大藤沙月(ミキハウス・世界ランキング13位)は、中国代表の王曼昱(ワンマンユ・同2位)に勝利した。
写真:大藤沙月(ミキハウス)/提供:WTT
この王曼昱は、日本代表にとって天敵と言える選手。日本人以外の外国人選手には何度か敗れているが、日本人選手との対戦では約7年間無敗。まさに“日本人キラー”なのだ。
ちなみに、そんな王曼昱が最後に日本人選手に敗れたのは、2019年のスウェーデンオープン以来、6年半ぶり。だが、そのときに勝利した選手は今回の大藤でもなければ、パリ五輪日本代表の早田ひな(日本生命)や張本美和(木下グループ)、平野美宇(木下グループ)でもない。
では、いったい誰なのか?
当時の世界ランキングは4位
写真:2019年スウェーデンOPの伊藤美誠(スターツ)/提供:ittfworld
6年半前に王曼昱に勝利した選手とは、伊藤美誠(スターツ)だ。
2019年10月に開催されたスウェーデンオープンで伊藤は王曼昱と対戦し、ゲームカウント4-1で勝利した。
当時の王曼昱は、陳夢(チェンムン)や丁寧(ディンニン)、朱雨玲(ジュユリン)、劉詩雯(リュウスーウェン)らが活躍する中国代表において、「次世代の若手選手」という立ち位置であった。それでも、当時の王曼昱の世界ランキングは4位と、世界レベルで見れば既にトップ選手であったことは間違いない。
写真:2019年スウェーデンOPで伊藤美誠(スターツ)と対戦する王曼昱(ワンマンユ・中国)/提供:ittfworld
ちなみに、伊藤はこのスウェーデンOPで孫頴莎にも勝利し、準優勝を果たしている。今以上に中国選手の力が絶対的であった当時、伊藤の快進撃は話題となった。
その後の王曼昱の活躍は前述の通り。それだけに、今回の大藤の勝利は大きな価値があると言える。
勝利した大藤は、2回戦で鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)と杜凱琹(ドゥホイカン・中国香港)の勝者と対戦する。王曼昱は今大会第2シードだったため、この勝利で大藤の上位進出の可能性もグッと高まっただろう。






