57年ぶりの世界選手権V狙う男子日本代表 中国代表全5選手との対戦成績を一挙紹介<世界卓球2026> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:張本智和(トヨタ自動車)/提供:ITTF

大会報道 57年ぶりの世界選手権V狙う男子日本代表 中国代表全5選手との対戦成績を一挙紹介<世界卓球2026>

2026.04.16

文:ラリーズ編集部

<2026 ITTF世界卓球選手権ファイナルズ ロンドン大会(団体戦) 日程:4月28日~5月10日 場所:ロンドン(イギリス)>

28日より、2026年世界選手権ロンドン大会が開幕する。今大会は世界選手権100周年のメモリアル大会であり、例年以上に大きな注目を集めている。

今大会、日本代表には張本智和(トヨタ自動車)、松島輝空(木下グループ)、戸上隼輔(井村屋グループ)、宇田幸矢(協和キリン)、篠塚大登(東都観光バス)の5選手が選出されている。男子日本代表は1969年ミュンヘン大会以来、57年ぶりの金メダルを目指すが、その最大の障壁となるのはやはり中国代表だ。


写真:王楚欽(ワンチューチン・中国)/提供:ITTF

そんな中国代表は、王楚欽(ワンチューチン)、林詩棟(リンシドン)、梁靖崑(リャンジンクン)、周启豪(ジョウチーホウ)、向鵬(シャンパン)の5選手で世界選手権に挑む。ここで気になるのは、この中国代表5選手と日本代表5選手の過去の対戦成績だろう。

そこで本記事では、日本代表5選手の中国代表5選手との過去の対戦成績を紹介する。

松島輝空

vs 王楚欽:2勝5敗
vs 林詩棟:0勝1敗
vs 梁靖崑:2勝2敗
vs 周启豪:2勝1敗
vs 向鵬:2勝1敗


写真:松島輝空(木下グループ)/提供:ITTF

昨年国際舞台で大きな飛躍を遂げ、世界ランキング8位にまで上り詰めた松島は、今や張本と並ぶ「日本のエース」だ。

王楚欽に対しては、2025年アジア選手権で初勝利を挙げると、今年3月のWTTチャンピオンズ重慶でも勝利。先日のワールドカップではフルゲームで敗れたものの、まさに紙一重の試合であった。そして、林詩棟とは1度しか対戦がないが、梁靖崑とは2勝2敗のイーブンだ。

松島の中国選手との対戦成績は、現時点では経験値という面で張本に及ばない。しかし、直近の成績を見ればどの選手とも互角以上に渡り合えることは間違いない。

戸上隼輔

vs 王楚欽:0勝7敗
vs 林詩棟:2勝5敗
vs 梁靖崑:0勝4敗
vs 周启豪:1勝1敗
vs 向鵬:1勝6敗


写真:戸上隼輔(井村屋グループ)/提供:WTT

長年国際大会で戦い続けてきた戸上は、張本、松島と比較すると、中国トップ選手への勝率は見劣りする。しかし、林詩棟には今年1月のアジアカップで勝利しており、梁靖崑には0勝4敗だが約1年対戦しておらず、梁靖崑と戸上の直近の状況を考えれば、勝利する可能性は十分にある。

また、周启豪は2025年のWTTコンテンダーアルマトイ決勝で勝利しており、自身初のWTT優勝を飾ったイメージのいい相手でもある。

3月のWTTチャンピオンズ重慶は怪我で棄権したものの、先日のワールドカップでは世界ランキング3位のウーゴ・カルデラノ(ブラジル)をフルゲームまで追いつめるなど、状態も良好。中国代表との対戦が実現した際には、大きな爆発を期待したい。

宇田幸矢

vs 王楚欽:0勝3敗
vs 林詩棟:0勝3敗
vs 梁靖崑:0勝0敗
vs 周启豪:0勝0敗
vs 向鵬:3勝2敗


写真:宇田幸矢(協和キリン)/提供:WTT

2021年以来5年ぶりの世界選手権となる宇田は、国際大会から遠ざかっていた期間も長かったため、他の4選手よりは中国選手との対戦経験は少ない。唯一勝ち越している向鵬も、2024年のWTTコンテンダーマスカット以降対戦がない状況だ。

しかし、宇田も張本や戸上とともにユース年代からワールドツアーに参加し、かつてはダブルス世界ランキングで1位になったこともあるほど、国際大会の経験は豊富。加えて、今大会には国内選考会を勝ち抜いて代表権を獲得しており、コンディションも良好。中国選手とも十分に戦えるだろう。

篠塚大登

vs 王楚欽:0勝1敗
vs 林詩棟:0勝5敗
vs 梁靖崑:0勝1敗
vs 周启豪:0勝2敗
vs 向鵬:0勝3敗


写真:篠塚大登(東都観光バス)/提供:WTT

張本、戸上とともにパリ五輪を戦った篠塚は、今大会の中国代表5選手に唯一白星がない。今シーズンは林詩棟にシンガポールスマッシュで、周启豪にはWTTスターコンテンダードーハで敗れている。

しかし、篠塚は直近の国際大会で結果を残しており(3月のWTTコンテンダーチュニス準優勝、4月のWTTコンテンダー太原ベスト8)、特にWTTコンテンダー太原では世界ランキング11位の温瑞博(ウェンルイボー・中国)に敗れたものの、随所で好プレーを見せていた。

今大会の中国代表との対戦となると未知数だが、宇田同様に中国代表と対等に戦える状態だと言えるだろう。

張本智和

vs 王楚欽:3勝14敗
vs 林詩棟:6勝2敗
vs 梁靖崑:3勝7敗
vs 周启豪:1勝0敗
vs 向鵬:3勝1敗


写真:張本智和(トヨタ自動車)/提供:ITTF

長年、日本のエースとして活躍してきた張本は、今回の日本代表のなかで最も中国選手との対戦経験が豊富だ。仮に中国と対戦した場合、王楚欽、林詩棟、梁靖崑などエース格の選手と対戦する可能性が高い。

そのなかで、王楚欽には大きく負け越しているものの、2022年世界選手権決勝、2025年WTTチャンピオンズ横浜決勝と、張本はいずれも大一番で王楚欽に勝利している。そして、逆に林詩棟には大きく勝ち越しており、梁靖崑には負け越しているものの直近3試合の成績は2勝1敗だ。

これまでの団体戦では、「張本が勝っても他で勝ち切れない」という展開が多かった。しかし、今大会には成長株の松島と、ともにパリ五輪を戦った戸上、さらには国際舞台の経験豊富な宇田、篠塚と、「歴代最強」とも言えるメンバーが揃っている。

14歳の張本が世界選手権初出場を果たしてから、今年で8年。今大会は間違いなく、その8年間のなかで金メダルを掴む最大のチャンスとなるだろう。