55年ぶりの世界選手権V狙う女子日本代表 中国代表全5選手との対戦成績を一挙紹介<世界卓球2026> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:張本美和(木下グループ・写真左)と早田ひな(日本生命)/提供:WTT

大会報道 55年ぶりの世界選手権V狙う女子日本代表 中国代表全5選手との対戦成績を一挙紹介<世界卓球2026>

2026.04.29

文:ラリーズ編集部

<2026 ITTF世界卓球選手権ファイナルズ ロンドン大会(団体戦) 日程:4月28日~5月10日 場所:ロンドン(イギリス)>

28日より、2026年世界選手権ロンドン大会が開幕する。今大会は世界選手権100周年のメモリアル大会であり、例年以上に大きな注目を集めている。

今大会、日本代表には張本美和(木下グループ)、早田ひな(日本生命)、橋本帆乃香(デンソー)、長﨑美柚(木下グループ)、面手凛(日本生命)の5選手が選出されている。女子日本代表は1971年名古屋大会以来、55年ぶりの金メダルを目指すが、その最大の障壁となるのはやはり中国代表だ。


写真:孫穎莎(スンイーシャ・中国)/提供:ITTF

そんな中国代表は、孫穎莎(スンイーシャ)、王曼昱(ワンマンユ)、陳幸同(チェンシントン)、蒯曼(クアイマン)、王藝迪(ワンイーディ)の5選手で世界選手権に挑む。ここで気になるのは、この中国代表5選手と日本代表5選手の過去の対戦成績だろう。

そこで本記事では、日本代表5選手の中国代表5選手との過去の対戦成績を紹介する。

早田ひな

vs 孫頴莎:0勝18敗
vs 王曼昱:0勝5敗
vs 陳幸同:0勝5敗
vs 蒯曼:1勝3敗
vs 王藝迪:2勝4敗


写真:早田ひな(日本生命)/提供:WTT

パリ五輪女子シングルスで銅メダルを獲得し、現在の女子日本代表の中核を担っている早田。孫頴莎とは過去18度対戦して勝利がないが、3月のシンガポールスマッシュではゲームカウント2-4まで迫り、それ以前にもフルゲームまで持ち込んだ試合もあった。以前と比べて、孫頴莎との差は着実に縮まってきているだろう。

また、日本選手の天敵でもある王曼昱にも勝利はないが、昨年のWTTチャンピオンズマカオではフルゲームまで追い詰めている。陳幸同からも白星を掴めていないが、過去に3度フルゲームになっており、勝利の可能性は十分にある。なお、蒯曼と王藝迪からは白星を挙げており、オーダー次第では有利な展開を作れるだろう。

橋本帆乃香

vs 孫頴莎:0勝2敗
vs 王曼昱:0勝4敗
vs 陳幸同:2勝0敗
vs 蒯曼:2勝0敗
vs 王藝迪:3勝1敗


写真:橋本帆乃香(デンソー)/提供:WTT

世界でも1、2を争う最強のカットマンでもある橋本。他の選手と比べて中国選手との対戦数は少ないものの、実は勝利数では今大会の日本代表で2番目に多い。

孫頴莎とは対戦が少なく、最後に対戦したのは1年前。王曼昱には4月のワールドカップでゲームカウント2-4で敗れているが、試合内容はほぼ互角で、橋本が勝ってもおかしくない試合であった。そういった意味で、橋本は今大会の日本代表のなかで最も王曼昱に勝つ可能性が高い選手の1人と言えるだろう。

そして、蒯曼と陳幸同は直近の対戦はないが、王藝迪とは昨年3度対戦し、2勝1敗の成績を残している。中国からすれば、オーダーで頭を悩ませることになるだろう。

長﨑美柚

vs 孫頴莎:0勝5敗
vs 王曼昱:0勝3敗
vs 陳幸同:0勝2敗
vs 蒯曼:0勝5敗
vs 王藝迪:1勝3敗


写真:長﨑美柚(木下グループ)/提供:WTT

2024年の世界選手権団体戦に続いて日本代表に選ばれた長﨑。今大会の中国代表には苦杯をなめさせられた経験のほうが多いが、今年のアジアカップでは王藝迪に勝利し、悲願の初白星を掴んだ。また、王曼昱には2025年のスウェーデンスマッシュでフルゲームまで追いつめている。

陳幸同と蒯曼にはまだ活路を見出せていないが、直近の国際大会での長﨑のプレーが出せれば、互角以上に渡り合えるだろう。

面手凛

vs 孫頴莎:0勝0敗
vs 王曼昱:0勝0敗
vs 陳幸同:0勝0敗
vs 蒯曼:0勝0敗
vs 王藝迪:0勝0敗


写真:面手凛(日本生命)/提供:WTT

昨年どのインターハイ王者の面手凛は、2月に行われた国内選考会通過して代表権を獲得した。だが、今大会の中国代表との対戦経験はゼロで、対中国という観点では未知数と言わざるを得ない。

しかし、その選考会で面手は長﨑や木原美悠(トップおとめピンポンズ名古屋)に勝利しており、今年のWTTフィーダーカッパドキアでも優勝と、着実に実力をつけていることは確かだ。

張本美和

vs 孫頴莎:1勝8敗
vs 王曼昱:0勝11敗
vs 陳幸同:3勝2敗
vs 蒯曼:2勝3敗
vs 王藝迪:2勝5敗


写真:張本美和(木下グループ)/提供:ITTF

名実ともに日本の主力となってきている張本。孫頴莎との対戦で記憶に新しいのは、2024年アジア選手権女子団体決勝の舞台だ。

張本はアジア選手権で過去一度も勝てていなかった孫頴莎相手に白星を掴み、女子日本代表に50年ぶり(中国が不参加の2021年大会を除く)の金メダルをもたらした。しかし、以降の試合では敗れており、未だ孫頴莎が「絶対女王」であることに変わりはない。

2番手の王曼昱には未勝利だが、昨年のワールドカップでフルゲームまで追い詰め、悲願の勝利まであと一歩のところまで近づいている。そして、陳幸同には今年のアジアカップで勝利するも、通算成績は張本の3勝2敗で、ほぼ五分。蒯曼、王藝迪には2勝しているものの、通算成績では負け越している。

しかし、今大会のメンバーで孫頴莎に勝利しているのは張本のみ。張本を何番で起用するかが、中国戦のカギとなることは間違いない。