文:ラリーズ編集部
<2026 ITTF世界卓球選手権ファイナルズ ロンドン大会(団体戦) 日程:4月28日~5月10日 場所:ロンドン(イギリス)>
8日、ITTF世界卓球選手権ファイナルズ ロンドン大会は11日目を迎え、ノックアウトステージ準々決勝で韓国と中国が対戦。
第1試合では呉晙誠(オジュンソン)が王楚欽(ワンチューチン・中国)相手にフルゲームの激闘を繰り広げるも黒星。張禹珍(ジャンウジン)、安宰賢(アンジェヒョン)も敗れ、2度目の中国撃破とはならなかった。
試合後、男子韓国代表監督の呉尚垠(オサンウン)氏に話を聞いた。
男子韓国代表・呉尚垠監督 コメント
── 試合を終えた選手たちに一言お願いします。
呉尚垠監督(オサンウン):選手たちは本当にみんなよく頑張ってくれました。厳しい状況のなかでも、ウジンをはじめ、選手たちが最後まで全力を尽くしてくれたことに、とても感謝していると伝えたいです。
── 大会全体を振り返って、総評をお願いします。
写真:呉晙誠(オジュンソン・韓国)/撮影:ラリーズ編集部
呉尚垠監督(オサンウン):今後機会があれば、選手たちと個別にミーティングをしながら、これから取り組むべき部分について一緒に考えていくことになると思います。
ただ、今回試合をしながら私個人が感じたのは、私たちはヨーロッパの選手たちのようなパワーのある卓球をするのは難しい面があるので、中国や日本のようなスピード面をもう少し強化できれば、今よりもさらに良い卓球ができるのではないかということです。
今の私たちは、どちらかと言えばパワー型の卓球でもないし、かといってスピード面でも日本や中国に少し遅れを取っている部分があると感じています。ですから、そういった部分を選手自身や練習過程のなかでしっかり補強していければ、今年のアジア大会では今よりさらに成長した姿を見せられるのではないかと思っています。
── 中国戦ではどんな差があったのでしょうか?
写真:声援を送る韓国代表ベンチ/撮影:ラリーズ編集部
呉尚垠監督(オサンウン):やはり中国の選手たちも、かなりプレッシャーを抱えて試合をしていたと思います。予選で私たちに負け、さらにスウェーデンにも負けたことで、かなり負担を感じながら準備してきたのが見えました。
それでも、うちの選手たちもその状況のなかで最善を尽くしましたし、ジュンソンは中国戦でも本当に良い試合をしてくれました。もしあの試合に勝っていたら、その後どういう展開になっていたかは分かりませんが、やはり最初の試合がかなり惜しかったですね。
ウジンも試合を重ねるごとに流れは良くなっていましたが、第1、第2ゲーム、特に第1ゲームがあまりにも簡単に崩れてしまった部分が少し残念でした。
ジェヒョンの場合も、もし第3ゲームを取れていれば第4ゲームでは流れを持って来られる状況だったと思います。
── 最初のゲームを落として始まったのが少し惜しかったですね。
写真:張禹珍(ジャンウジン・韓国)/撮影:ラリーズ編集部
呉尚垠監督(オサンウン):そうですね。しかも偶然にも、今大会ではドローでいつもX・Y方式のオーダーを引いてしまう状況になっていて。例えば、ウジンはうちのエースですし、A・B・C方式を引いていればより良い状況もあったと思います。
それでもジュンソンがキープレーヤーとして最初をしっかり締めてくれて、流れ自体は良かったんですが、今回も私たちはA・B・Cの組み合わせを引きたかったのに、またX・Yになってしまったんですよね。
それでも、今日は自分たちが置かれた環境のなかで最善を尽くしたと思っています。
── 実際にはメダルは取れませんでしたが、大会結果自体は悪くなかったように思います。今回の結果は、その後のアジア大会にどのような影響を与えると思いますか? また、どのように準備していく予定でしょうか?
写真:安宰賢(アンジェヒョン・韓国)/撮影:ラリーズ編集部
呉尚垠監督(オサンウン):選手たち自身も、かなり感じる部分があったと思います。今回ここに来る前の練習でも、いろいろな理由で少し不足していた部分がありましたし、選手たちにも多少のケガはありました。
結局、実力を向上させるために一番重要なのは練習です。そして、その練習をしっかりこなすためには、やはりケガがないことが大切です。なので、うちの選手たちはアジア大会前に、ウェイトトレーニングなども含めて、そういった準備期間をしっかり設けるつもりです。
また、アジア大会には混合ダブルスや男女ダブルスなど、いろいろな種目がありますので、自分たちとしても金メダルに近い種目へさらに力を注ぎたいと思っています。中国も結局は人間ですから、揺らぐときもあります。私たちも最善を尽くして準備していきます。
── 今後の代表チームの日程はどうなりますか?
呉尚垠監督(オサンウン):まず、帰国してすぐにツアーに出る選手たちもいます。大きな予定としては、6月1日に代表を再招集して、アジア大会などについて話し合う予定です。
男子ステージ1A結果
第1戦:韓国 0-3 スウェーデン〇
安宰賢 1-3 トルルス・モーレゴード〇
張禹珍 1-3 アントン・ケルベリ〇
呉晙誠 2-3 マティアス・カールソン〇
張禹珍 – トルルス・モーレゴード
安宰賢 – アントン・ケルベリ
第2戦:〇韓国 3-1 中国
金章元 0-3 林詩棟〇
〇呉晙誠 3-1 梁靖崑
〇安宰賢 3-1 周啓豪
〇呉晙誠 3-2 林詩棟
金章元 – 梁靖崑
第3戦:〇韓国 3-0 イングランド
〇呉晙誠 3-0 トム・ジャービス
〇張禹珍 3-0 サムエル・ウォーカー
〇安宰賢 3-0 コナー・グリーン
張禹珍 – トム・ジャービス
呉晙誠 – サムエル・ウォーカー
男子ノックアウトステージ結果
1回戦:〇韓国 3-0 スロバキア
〇呉晙誠 3-2 ルボミール・ピシュテイ
〇張禹珍 3-0 ワン・ヤン
〇安宰賢 3-0 KLAJBER Adam
張禹珍 – ルボミール・ピシュテイ
呉晙誠 – ワン・ヤン
2回戦:〇韓国 3-0 オーストリア
〇張禹珍 3-0 ダニエル・ハベソーン
〇呉晙誠 3-2 ロベルト・ガルドシュ
〇安宰賢 3-0 アンドレアス・レベンコ
張禹珍 – ロベルト・ガルドシュ
呉晙誠 – ダニエル・ハベソーン
準々決勝:韓国 0-3 中国〇
呉晙誠 2-3 王楚欽〇
張禹珍 0-3 林詩棟〇
安宰賢 0-3 梁靖崑〇
張禹珍 – 王楚欽
呉晙誠 – 林詩棟






