【卓球】Tリーグに新グッズ続々、売り上げのカギは"普段使い"か | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:Tリーグ各球団のユニフォーム/撮影:ラリーズ編集部

卓球×エンタメ 【卓球】Tリーグに新グッズ続々、売り上げのカギは“普段使い”か

2019.03.02

文:石丸眼鏡(卓球ライター)

昨年10月に開幕した卓球新リーグ、Tリーグ。誕生1年目のリーグが急ピッチでグッズ開発を進めている。シーズン開幕後も、選手名入りタオルやキーホルダーなど新商品を次々と発売。平野美宇(日本生命レッドエルフ所属)の発案による「推しタオル」が商品化されるなど、選手やファンからの意見を取り入れたグッズプロデュースも行われ、話題を呼んだ。

精力的にグッズ開発を推進しているTリーグだが、プロ野球やサッカーJリーグと比較するとその種類はまだまだ少ないのが現状だ。例えば、選手カードやスマートフォンケース、ロゴ入りのマグカップなどはプロ野球やJリーグではすっかりお馴染みとなっているが、現在のところTリーグではこれらの商品は販売されていない。

グッズといえば観戦の際に着用するユニフォームやタオルなどの「応援グッズ」が代表的だが、応援グッズ以外にも様々なカテゴリの商品をグッズ化できる可能性がある。

プロ野球では

そのヒントはプロ野球にある。例えば幅広い層のファン獲得に成功している横浜DeNAベイスターズでは、「日常に野球を+する」をコンセプトとしたライフスタイルブランド「+B(プラスビー)」を2015年に立ち上げた。

グローブと同じ牛革を使用したカードケースや鎌倉のシャツ専門メーカーとのコラボYシャツなど、いわゆる応援グッズとは一線を画したお洒落で実用的な商品を幅広く展開。アパレルからキッチン用品、文具に雑貨とカテゴリーも豊富で、日常生活で使える商品が数多く発売されている。

素材やデザイン性にこだわった商品ラインナップが好評で、現在も+B専門のグッズショップを構えているほどだ。

チームや選手への愛着はあれど、日常生活でユニフォームを着用するファンは少数派だ。応援グッズをカバンや衣服につけることに抵抗があるファンもいるかもしれない。そんなファンにとって、日常に溶け込む小洒落たグッズがあれば重宝するだろう。地元メーカーとのコラボ商品があっても面白い。

今後の新グッズにも期待が集まるTリーグ、ヒットする商品の鍵は「普段使い」かもしれない。

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