「マンマミーア!」2年ぶり王座奪還の愛知工業大 4年生主将・鈴木颯「インカレは青春」<卓球・インカレ2026> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:鈴木颯(愛知工業大)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 「マンマミーア!」2年ぶり王座奪還の愛知工業大 4年生主将・鈴木颯「インカレは青春」<卓球・インカレ2026>

2026.07.21

文:ラリーズ編集部

<第95回全日本大学総合卓球選手権大会(団体の部) 7月15日~18日 場所:横浜武道館(神奈川県)>

18日、第95回全日本大学総合卓球選手権大会・団体の部(通称:インカレ)は最終日を迎え、全試合が終了した。

男子第2ステージ(決勝トーナメント)では、愛知工業大学が2年ぶりに王座を奪還。準決勝の日本大学戦では、4年生の主将・鈴木颯(愛知工業大)が、愛工大名電中高の同級生・吉山僚一(日本大)に単複で勝利し、決勝へ。

明治大学戦ではダブルスが敗れたものの、4番でキャプテンの鈴木が勝利で締め括った。試合後、殊勲賞を受賞した4年生・鈴木、3年生・萩原啓至、1年生・面田知己の3名に話を聞いた。

愛知工業大学4年生主将・鈴木颯 コメント


写真:鈴木颯(愛知工業大)/撮影:ラリーズ編集部

── 優勝おめでとうございます。今のお気持ちを聞かせてください。

鈴木颯:いや、もうインカレ、マンマミーア、マンマミーアです。

── そのマンマミーアの心は?

鈴木颯:まず去年、(谷垣)佑真さんがキャプテンで、三連覇がかかってるなか佑真さんを日本一のキャプテンにすることができなかったので、その思いが1年間あったのと、準決勝でダブルス含め吉山(僚一)と、学生最後の10年目にして、ここでまた当たるかと思いながらやって、勝ちきれたところも含めいろいろな意味でマンマミーアと。

── 確かに日本大戦、吉山僚一選手と単複で当たったところでしたけど、しっかり勝ちきれたところ振り返っていただいてもいいですか。

鈴木颯:オーダーいろいろやっぱ考えてたんですけど、自分的にはやっぱ最後、そういう運命じゃないですけど、なんか当たるんじゃないかなという予感はあって。

実際に当たって、しかも(マッチカウント)2-1で最後自分が決めるとこで当たって勝てたんで、結構気持ちよかったんですけど、もう吉山と試合はいいかなという感じですね。


写真:吉山僚一(日本大)と鈴木颯(愛知工業大)/撮影:ラリーズ編集部

── 公式戦だと久々の対戦になるかと思いますが、お互いレベルアップしている感じで、とんでもない球が飛び交っていました。

鈴木颯:高三のインターハイ終わってすぐにあったパリ選考会以来だったんで久々でした。

敵同士になってから初めて当たったんで。でもめっちゃ楽しかったです、試合中は。

基本的に自分が打っても決まるとはあまり思ってなかったので、常に全部入ってくると思って準備してたんで、そこが最後の粘りにつながったのかなと思います。

── 日大という強敵を倒して、もう一回決勝というところもしっかり集中して勝ちきれたところはいかがですか?

鈴木颯:気持ちの切り替えはだいぶ難しかったんですけど、前半で後輩の面田と萩原がしっかり2点取ってきてくれて、本当はダブルスで決めれるのが一番良かったんですけど、僕が美味しいところ持っていきました。

学生最後だったんで、本当にもうここで優勝できてよかったですね。

── どういうチームでしたか?

鈴木颯:日本リーグで2部に落ちちゃったんですよ。チーム状況的には、みんな勝ったり負けたりでそれがなかなか噛み合わなくて。

自分自身もちょっとあんま調子が良くなくて、インカレ前まで。でも、調子悪い中でもみんな一生懸命、自分みたいなキャプテンですけどついてきてくれたんで。本当にいい人たちのチームです。

── 終えてみて、インカレはどういう大会でしたか?

鈴木颯:インターハイと似てるような団体戦の試合で、去年負けも味わってて、勝った時の嬉しさも知ってるし、去年負けた時の悔しさも知って。

今回最後の年だったんで、インカレはやっぱり青春みたいな、この先も思い出に残りそうな大会です。

── 卒業生も駆けつけたり、他にもたくさん(応援の方が)いらっしゃったみたいですね。

鈴木颯:上で応援してくれてる人たちとか、応援メッセージをインカレ出発の前に見せてもらって、そこに吉村真晴さんとか、本当にすごいメンバーが、いろんな人が応援してくれていました。

圧というかプレッシャーも大きかったんですけど、それが自分の覚悟にもつながって、本当にこっちに来てからはだいぶ調子が良かったんで、いいプレーができました。

── 来年連覇に臨む後輩たちへメッセージも最後お願いします。

鈴木颯:今3年生の萩原、三木、ソウザは最後の年になります。

チームの引っ張り方とかを僕が教えられたわけでは多分ないと思うんで、これから自分が卒業していなくなるまでの間に、いろいろこうキャプテンも交代したりとかして、少しずつでもアドバイスできたらいいなと思います。

そして、後輩たちなら連覇できると思ってるので頑張ってほしいです。

愛知工業大3年生・萩原啓至 コメント


写真:萩原啓至(愛知工業大)/撮影:ラリーズ編集部

── 優勝おめでとうございます。今のお気持ちを聞かせてください。

萩原啓至:まずは優勝できてほっとしている気持ちと同時に、昨年ちょっと僕自身体調が優れなくて途中から出場できなくて、チームのみんなに迷惑かけて、結果的に優勝という目標にたどり着けなかったんですけど、その分やっぱり今年のインカレは個人的にも思う部分があって。

去年の借りじゃないですけど、自分が出て活躍して、こう絶対優勝するっていう、チームとはちょっと別の個人的な目標でもありながら、いろんな思う部分もあったので、優勝できて本当に嬉しいです。

── 鈴木颯選手は、マンマミーアな大会だった、と総括してましたけど、どういう大会でしたか?

萩原啓至:マンマミーアですね。マンマミーアです、インカレ。

── (準決勝で)日本大、(決勝で)明治大と当たって、手強い組み合わせだったと思いますが、特に日本大との試合振り返ってみていかがですか?

萩原啓至:正直オーダー自体ちょっと外れてたりしてた部分があったんですけど、しっかり試合に出て勝つ目標は変わんないので、1番の僕が先陣を切って加藤選手に(ゲームカウント)3-1で勝つことができて。

そこから吉山兄弟いるので油断はできない気持ちでしたし、(マッチカウント)1-1でダブルス回ってきて、ここで受け身になったらやられるって分かってたので、1ゲーム目からチャレンジャーな気持ちで思い切っていった結果、最後ゲームオール9本で勝つことができて、4番のキャプテンにつなげることができて良かったです。


写真:鈴木颯/萩原啓至(愛知工業大)ペア/撮影:ラリーズ編集部

── ダブルスも凄まじく動き回ってましたね。良いペアリングだなと思ってみてましたが、鈴木選手とのダブルスはどうでしたか?

萩原啓至:自分があれだけ動けてるのも、鈴木さんのアシストがあっての自分の決め球というか、いいボールを打てるシーンが多いのも鈴木さんのおかげなので。

結構自分も後輩ですけど、指摘があったらすぐに言える、言いやすい先輩でもあるので、そういったところが自分も組みやすい要因の一つかなと思います。

── 鈴木選手はどういう先輩ですか?

萩原啓至:もう本当心強いですね。鈴木さんと結構ダブルス組んでて、どっちかが調子悪いみたいなことがあるんですけど、鈴木さんが調子悪くても、なんか鈴木さん調子悪いけどやってくれそうだなと思えるぐらい厚い信頼があるんで。

今年のこのインカレで最後になっちゃいましたけど、今振り返ってみると、中高大で一緒にチームメイトとしてやってきましたけど、本当にえげつないぐらい信頼のある先輩でした。

── 優勝させてあげてというか(鈴木選手が)決めてくれて。その瞬間嬉しさもありましたか?

萩原啓至:もちろんダブルスで勝って終わりたかったですけど、負けて4番でキャプテンに締めてもらおうって思ったんで、多分本人も気合入ってただろうし、後輩の僕らも安心した目で見れたので、最後終わりが鈴木さんで良かったです。

── 来年は自分が4年生になりますけど、そこに向けての意気込みなど教えてください。

萩原啓至:鈴木さんぐらい厚い信頼のある先輩になれるかどうかわかんないですけど、鈴木さんは一人で頑張ってた分、僕らは三木だったり、ソウザだったり、同級生3人いるので、その3人でチームを引っ張っていきながら、僕だったり三木が頑張って試合で勝って、来年もこの場所で連覇、アベック優勝したいです。

愛知工業大1年生・面田知己 コメント


写真:面田知己(愛知工業大)/撮影:ラリーズ編集部

── 優勝おめでとうございます。今のお気持ちを聞かせてください。

面田知己:まず大学に入ってきて最初の日本リーグが2部に降格してしまって、とても悔しい思いからスタートしたんですけど、インカレに向けてみんなで準備してきたし、いろんな人に手伝ってもらって、合宿などさせてもらって、いい準備をして臨んだ大会で、それを優勝できてとても嬉しいです。

── ご自身のプレーだったり、勝利だったりについてはどうですか?

面田知己:基本レベルは少し上がったのかなと思いますけど、準決勝の吉山(和希)選手と試合した時は、力の差を感じさせられるような内容でした。

── 決勝は気持ちを切り替えてしっかり勝ってというところでしたが、いかがでしたか?

面田知己:決勝だけじゃないんですけど、4人の(出場)メンバーに選ばれるということは、3人の先輩を差し置いて出るということなので、一試合一試合覚悟して試合してたので、特に決勝は気持ち入れましたけど、いい気持ちで毎試合入れたのかなと思います。

── 準決勝、決勝と鈴木颯選手が4年生として決めてくれましたけど、どういう先輩でしたか?

面田知己:本当、マンマミーアでした。

── ここで出ましたね(笑)。初インカレを優勝で終えられて、一言でまとめるとどういうインカレでしたか?

面田知己:本当、インカレはマンマミーアでした。

── 来年は鈴木選手が抜けて、まだまだ主力でやっていくと思うんですけど、来年のインカレに向けてだったり、今後に向けての目標、意気込みをお願いします。

面田知己:まずは団体としてインカレを優勝できたので、日本リーグ後期で必ず鈴木颯さんキャプテンとして1部昇格をして、来年にまたいい準備をできたらなと思います。

男子第1ステージ(予選リーグ) Fブロック

〇愛知工業大学 3-0 熊本学園大学

〇坂井雄飛 3-0 清田渉
11-5 / 11-6 / 11-4

〇面田知己 3-0 河野継雄
11-7 / 11-8 / 12-10

〇鈴木颯/萩原啓至 3-0 黒田大翔/河野継雄
11-4 / 11-1 / 11-6

鈴木颯 – 黒田大翔
萩原啓至 – 坂元迅人

〇愛知工業大学 3-0 大正大学

〇鈴木颯 3-0 八髙修輔
11-7 / 11-5 / 11-5

〇三木隼 3-1 植木大陽
11-3 / 6-11 / 11-3 / 11-9

〇鈴木颯/萩原啓至 3-0 阿部力/植木大陽
11-5 / 11-8 / 11-7

坂井雄飛 – 阿部力
萩原啓至 – 桐野蓮大

男子第2ステージ(決勝トーナメント)

1回戦:〇愛知工業大学 3-0 龍谷大学

〇坂井雄飛 3-1 西坂優也
11-7 / 8-11 / 11-6 / 11-6

〇鈴木颯 3-0 片山桂
11-5 / 11-4 / 11-5

〇鈴木颯/萩原啓至 3-0 西坂優也/西村歩
11-0 / 11-8 / 11-5

萩原啓至 – 園井潤
三木隼 – 南颯

2回戦:〇愛知工業大学 3-0 立命館大学

〇萩原啓至 3-0 池田皓翔
11-6 / 12-10 / 15-13

〇面田知己 3-0 野口敬央
11-7 / 11-2 / 11-9

〇鈴木颯/萩原啓至 3-1 髙澤新吾/池田皓翔
8-11 / 11-6 / 14-12 / 11-2

鈴木颯 – 髙澤新吾
坂井雄飛 – 松井翔吾

準々決勝:〇愛知工業大学 3-0 朝日大学

〇面田知己 3-1 王翊翔
11-7 / 11-4 / 5-11 / 12-10

〇鈴木颯 3-0 梅村友樹
11-4 / 11-5 / 11-6

〇鈴木颯/萩原啓至 3-1 梅村友樹/都築和仁
11-6 / 11-3 / 8-11 / 11-7

萩原啓至 – 福島太生
坂井雄飛 – 東政利

準決勝:日本大学 1-3 愛知工業大学〇

加藤公輝 1-3 萩原啓至〇
10-12 / 8-11 / 11-7 / 5-11

〇吉山和希 3-0 面田知己
11-8 / 12-10 / 11-8

吉山僚一/吉山和希 2-3 鈴木颯/萩原啓至〇
4-11 / 11-9 / 9-11 / 11-9 / 9-11

吉山僚一 2-3 鈴木颯〇
9-11 / 13-15 / 11-6 / 11-9 / 13-15

加山雅基 – 坂井雄飛

決勝:〇愛知工業大学 3-1 明治大学

〇面田知己 3-1 芝拓人
11-5 / 11-9 / 7-11 / 11-4

〇萩原啓至 3-0 木方圭介
11-9 / 11-7 / 11-5

鈴木颯/萩原啓至 1-3 飯村悠太/木方圭介〇
8-11 / 11-8 / 6-11 / 8-11

〇鈴木颯 3-0 水谷悠真
11-6 / 11-7 / 11-6

坂井雄飛 – 飯村悠太

インカレ2026 決勝動画はこちら