張本美和との激闘終えた橋本帆乃香「日本人選手は世界で一番カット打ちがうまい」<卓球・WTTチャンピオンズ横浜2026> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:橋本帆乃香(デンソー)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 張本美和との激闘終えた橋本帆乃香「日本人選手は世界で一番カット打ちがうまい」<卓球・WTTチャンピオンズ横浜2026>

2026.08.05

文:ラリーズ編集部

<2026WTTチャンピオンズ横浜 日時:8月4日〜9日 場所:横浜BUNTAI(神奈川県)>

5日、神奈川県の横浜BUNTAIにて開催されているWTTシリーズのシングルスのみの上位大会、WTTチャンピオンズ横浜は2日目を迎え、女子シングルス1回戦では張本美和(木下グループ)と橋本帆乃香(デンソー)による日本勢対決が実現した。

第1ゲーム、第2ゲームで1ゲームずつ取り合うと、第3ゲームからは橋本のペースとなり勝利に王手をかけるが、張本が粘り強さを見せて最終ゲームの主導権を握り、最後は橋本の返球がオーバーミスとなった。

試合後、橋本が報道陣の囲み取材に答えた。

橋本帆乃香(デンソー) コメント

── 試合お疲れ様でした。振り返ってみていかがですか?

橋本:自分ができることを全力でやり尽くそうと考えて試合をしていたので、悔しい負けでしたけど、自分のできることはやったんじゃないかなと思います。

── 試合が始まる前には、今日の試合は自分の展開に持っていくことがキーですというお話もありましたが?

橋本:途中まではいい流れというか、色々アクシデントもありましたけど、自分の展開にはなっていたんじゃないかなとは思うんですけど、さすがの張本選手の対応力で、そこから流れが変わってしまったかなと思います。

どういう試合になるか自分でもわからなかったんですけど、途中アクシデントもありましたけど、自分のいい流れというか、そこまで持っていけたと思うので、そこを取り切れなかったのが今の結果かなというのをしっかり受け止めて、また次の大会に向かってやっていきたいなと思います。


写真:橋本帆乃香(デンソー)/撮影:ラリーズ編集部

── ゲームの途中に足を気にする姿、少し長い間合いもありましたが、足の状態についてはどうみていますか?

橋本:試合中だったので、アドレナリンじゃないですけど全然気にせず試合はできていました。この後どういう状況になるか分からないし、ヨーロッパスマッシュや大きい試合が続くので、とにかく次の試合もまたいい状態でできるように、ケアして臨められたらなと思います。

── リードしている時にどういう狙いを持って試合していましたか?

橋本:自分の攻撃の形で得点していくには難しい相手でもあるので、粘りながら自分の攻撃を入れていったりとか、一つのプレーのなかで攻撃や守備の色々なボールをカバーしていくのも一つのプランでした。

── 今回の試合で足りなかった部分とか勝敗を分けたポイントを教えてください。

橋本:一つは技術というより、やりきる力というか。見えない部分ですけど、でも絶対に負けない気持ちで、どういう場面でも(得点を)取ろうとしていると思ってたので、それを自分が簡単に失ってしまったりというので、丁寧さとプラス気持ちの面が足りなかったのかなと思います。

── ゲームカウント2-1でリードしてからの逆転(負け)でしたが、張本選手のどういうところに強さを感じましたか?

橋本:18歳と思えない攻撃力と対応力があって、色々なことをしようとしてもなかなか崩れてくれなくて、途中までミスしていても最後必ず台にぴったり返してきて、自分がミスをしてしまうという、本当に今日の試合のまんまだと思います。なぜか点数が取れないまま、だんだん対応されるところが本当に強いなと思います。

── ロサンゼルス五輪まであと2年というところで、今回張本選手と対戦して、何か今自分に足りないものについて教えていただけますか?

橋本:今大会もそうですし、前回大会のブラジル(WTTスターコンテンダーサン・ジョゼ・ドス・カンポス)でも早田選手に(ゲームカウント)2-0から逆転されることがあって、自分より格上の選手に対してリードしているのに逆転されてしまうパターンが続いているので、同じ原因ではないけれど、何かは絶対足りない部分があるんで、そこをもっと追求して、しっかり勝ち切れるようにしていかなきゃいけないのかなと思います。

── 第2ゲームから相手のフォアのミスも誘えていいペースになってたと思いますが、あの辺りの戦術展開について教えてください。

橋本:第1ゲーム簡単に落としてしまって、とりあえず自分のミスを減らしていこうという感じでやっていって、途中向こうも深追いしてミスする展開だったり、自分の変化が効いた展開はあって、第2ゲーム、第3ゲームはいい展開で試合はできたかなとは思います。

── 決めたことをやりきるところ、一つ課題として挙げられてたと思いますが?

橋本:張本選手は本当に対応能力が高くて、自分のこういう技術が効いてるとか、この展開になったら点数が取れるというものが全く無いに等しくて。

だから一つのラリーの中でカットの変化をつけたり、ツッツキの変化をつけたり、その中で攻撃の緩急も入れたりっていう、なんかいろんなことをしないと点数が取れない選手だと思うので、そういった部分で自分のその動きだったり、相手の状態も含めて、効いているけど自分もやりづらいことがあったりというラリーになっていたので。

自分も安全にやりやすいことをすると、そこを狙われてしまう展開になってしまうので、自分のミスも怖いけど、自分もリスクを負って相手のミスを誘う場面をやりきるところが、一つ課題というか、難しいところかなと感じました。


写真:橋本帆乃香(デンソー)/撮影:ラリーズ編集部

── 自分から攻撃する展開はなかなか難しいと最初から思っていたとおっしゃってましたが、第1ゲームはほとんど橋本選手が攻める展開がなかったと思いますが、もっと粘ろうと思いながら第2ゲームにつなげた形ですか?

橋本:第1ゲームから狙えるボールを狙っていこうという感じでは入ってはいたんですけど、あまりにも自分が早い段階でミスをしてしまっていたのでその展開にならなかったり、相手もやっぱり思いきって強いボールを打ってきて、それが取れなかったのもあって、簡単に第1ゲームを落としてしまったとは思います。

── 第5ゲームの3-3から一番長いラリーがあったと思いますが、橋本選手は失点してもすぐに気持ち切り替えたような表情に見えましたが、内心はどんな感情でしたか?

橋本:もうラリー中から本当に息は上がっていたので、タイムアウトも取ってますし、間合いを置く時間もないですし。

自分がリスクを負って攻撃したり、色々仕掛けたところでミスをしてしまえば、また3-5で2点差になってしまうところもあったので、色々考えながら試合には入っていたかなと思います。

勝敗を分ける1本だったんじゃないかなとは思います。

── 流れでいうと、第4ゲームでタイムアウトを取ったところで取りきりたかった部分はありますか?

橋本:6-2でリードしていたので、そこで取りきれなかったら、第5ゲームに持っていってしまってはちょっと厳しいかなとは自分でも感じていたので、6-4でタイムアウトを取りましたけど。

自分ではあそこでタイムアウトを取るような流れではなかった感じもしたので、もうちょっと作戦があったんじゃないかなとか思いつつ、第4ゲームが勝負だったと思います。

── こういうところ徐々に対策されてきたなみたいなところは、ご自身で感じる部分はありますか?

橋本:そもそも変化は(張本選手に)あまり効かないので、あそこまでリードできたのは自分の想定外ではあったので、対応されたというより自分のミスが多く出てしまったのが、相手の精神的にも余裕を持たせてしまったところかなとは思います。

── 気持ちの話もされてましたが、世界選手権含めて様々な舞台を経験されるようになってきた中でも、まだちょっと精神的に揺らいでしまう部分がある感じなんですか?

橋本:一番は日本人対決でよく負けてしまうのが今続いてるんですけど、ベンチにも入れない状況もありますし、日本人選手って本当に世界含めて一番カット打ちがうまい選手だと思うので。

特に格上の選手、今だと張本選手、早田選手、大藤選手含めて、ずっと負けが続いているので、最後まで取り切れないということは、技術もそうですけど精神的に、見えない部分でも何か原因があるんじゃないかなとは感じます。

── ヨーロッパスマッシュを含めて今後も大きな大会続いていくと思いますが、最後にファンの方にメッセージをお願いします。

橋本:日本開催で重要な大会だったんですけど、一回戦負けてしまって本当に悔しいですけど、今後も試合はたくさん続いていくので、変わらず応援していただけたら嬉しいです。

女子シングルス1回戦

〇張本美和(木下グループ)3-2 橋本帆乃香(デンソー)
11-5 / 5-11 / 9-11 / 11-9 / 11-5

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