写真:坂本莉菜(長崎東)/撮影:ラリーズ編集部
大会報道 偏差値63の進学校から”予想外”の県予選を勝ち抜き全国へ 長崎東・坂本莉菜「インターハイを見て大学でも頑張りたいと思った」<卓球・インターハイ2026>
2026.08.17
戦型:右シェーク裏粒
<第95回全国高等学校卓球選手権大会 日時:8月13日~17日 場所:大阪府・Asueアリーナ大阪(大阪市中央体育館)>
15日、第95回全国高等学校卓球選手権大会(以下、インターハイ2026)は大会3日目を迎え、女子シングルス1回戦が行われた。
女子シングルス1回戦では坂本莉菜(長崎東)が村田結(滋賀学園)と対戦。第1、第2ゲームを村田が奪うと、第3ゲームはデュースまでもつれ込む接戦となったが、村田がものにして、坂本は1回戦で去る形となった。
試合後、坂本が取材に応じた。
坂本莉菜(長崎東)コメント
写真:坂本莉菜(長崎東)/撮影:ラリーズ編集部
── 試合を振り返っていかがですか?
坂本:第3ゲームは大差でリードしていたんですけど攻めきれずに追いつかれて、最後も相手に3球目攻撃で攻められて。
自分は守ることしかできず、なんとかデュースまで行ったんですけど勝ちきれなかったので、最後はメンタル面で差が出てしまったかなって思うんですけど。
ただ、ゲームの中でいいプレーもできたので、満足ではないですけど良かったと思います。
── 初出場のインターハイはいかがでしたか?
坂本:動画で見ていたような選手がたくさんいて、県内の試合とはレベルが全然違いました。いいプレーをたくさん見させていただいて、「これからも頑張ろう」というモチベーションになりました。
── 他の全国大会には過去に出たことはありますか?
坂本:中学生のときに全中選抜に出て、高校1年生で全国選抜のシングルスに出ました。
── 全国選抜とインターハイでは違いを感じましたか?
坂本:他の大会もみんな本気だと思うんですけど、インターハイはみんな「これが最後」と思ってベストを尽くそうとしていると思うので、より真剣さが伝わりました。応援も熱が入っていて、会場に入った瞬間に圧倒されました。
── 長崎県予選の勝ち上がりについても聞かせてください。長崎県には強豪の鎮西学院がいるなかで、どのようにして勝ち上がったのでしょうか?
坂本:まず1、2回戦は危なげなく勝てたんですけど、3回戦で鎮西の3年生と当たって、先にマッチポイントを握られたんです。でも、そこから「自分を信じるしかない」と思ってガンガン攻めていって、連続ポイントで3回戦を勝ち切ることができました。
でも、その後も勝たないとインターハイは無理で、しかも想像と違う選手がたくさん勝ち上がってきて。難しかったんですけど、しっかり勝ち切ることができました。
── 決定戦に勝ってインターハイ出場が決まったときの気持ちとしてはどうでしたか?
坂本:(本戦に)まったく行けるとか思っていなくて。もちろん目指してはいたんですけど、過去に負けた選手が私の(トーナメントの山の)内側にいたので、出場が決まったときは驚きと、今まで一緒に練習してくださった方々への感謝の気持ちが湧いてきました。
写真:坂本莉菜(長崎東)/撮影:ラリーズ編集部
── 普段の練習は学校の部活がメインですか?
坂本:学校の練習とクラブチームに行ってます。
── 週何日ぐらい練習しているんですか?
坂本:ほぼ毎日していて、総体の前は部活に行った後にクラブチームに行ったり、1日に2部練習があるときもありました。
── 進学校に通われていると思いますが、普段どのように勉強と両立してますか?
坂本:(強豪校と比べると)練習量がすでに負けてるので、卓球の練習の時間は集中して、一球一球ミスを少なくすることを意識して練習していました。
勉強は家や塾でやって、疲れたらちょっとだけ寝て、その後は全集中するみたいな感じで。集中できる時間は勉強か卓球どっちかに集中してやっていました。
── 卓球はいつからやっているんですか?
坂本:小学3年生の前ぐらいです。同じ学校の友達の家族が卓球を高校からしていて、たまたま遊びに行ったときに「やってみる?」と言われて。軽い気持ちで「練習してみたい」と思ってお願いしたら、ここまで続いてずっと指導してくださいました。
── 今もその方のクラブチームで練習しているということですか?
坂本:クラブチームというよりは、本当に個人みたいな感じで。私と、その方のお子さんが鎮西に通ってるんですけど、その2人から始まって、興味ある人が1人2人入ったりみたいな感じで。少人数なので、効率がいい練習ができます。
── では鎮西学院の練習に行ったりもしているんですか?
坂本:インターハイ前は同期が引退してしまったので、鎮西に練習に行かせてもらったり、長崎商業や長崎女子商業だったり、色々な学校にお邪魔させていただいて練習してもらいました。
── 最後に、インターハイに出場できたことも含めて、3年間の高校卓球振り返ってみていかがですか?
坂本:高校に入学した時は全国大会に出れるとはまったく思ってなかったです。たまたま同期に強い子がいて、後輩も含めて少人数だったんですけど、少数精鋭でしっかり練習してここまで来れたので、本当に良かったと思います。
このインターハイを見て、「大学でも卓球頑張りたいな」って思ったので、3年間すごくいい卓球生活が送れたと思っています。
女子シングルス1回戦
〇村田結(滋賀学園)3-0 坂本莉菜(長崎東)
11-8 / 11-8 / 16-14








