「卓球を辞めそうになったときもあった」野田学園・中野琥珀がイップス乗り越え日本一に<卓球・インターハイ2026/男子シングルスランキング> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:中野琥珀(野田学園)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 「卓球を辞めそうになったときもあった」野田学園・中野琥珀がイップス乗り越え日本一に<卓球・インターハイ2026/男子シングルスランキング>

2026.08.17

文:ラリーズ編集部

<第95回全国高等学校卓球選手権大会 日時:8月13日~17日 場所:大阪府・Asueアリーナ大阪(大阪市中央体育館)>

17日、第95回全国高等学校卓球選手権大会(以下、インターハイ2026)は最終日を迎え、男子シングルスの優勝が決まった。

男子シングルスでは第1シードの伊藤佑太(星槎横浜)相手に中野琥珀(野田学園)がゲームカウント3-2で勝利し、単複二冠を達成した。

野田学園勢の男子シングルス制覇は、2023年大会の三木隼以来3年ぶり、単複二冠は2019年大会の戸上隼輔以来7年ぶりとなった。

インターハイ2026男子シングルスランキング

優勝:中野琥珀(野田学園・山口)


写真:中野琥珀(野田学園)/撮影:ラリーズ編集部

準優勝:伊藤佑太(星槎横浜・神奈川)


写真:伊藤佑太(星槎横浜)/撮影:ラリーズ編集部

3位:岩井田駿斗(野田学園・山口)


写真:岩井田駿斗(野田学園)/撮影:ラリーズ編集部

3位:中城瑛貴(野田学園・山口)


写真:中城瑛貴(野田学園)/撮影:ラリーズ編集部

5位:髙橋久遠(専大北上・岩手)


写真:髙橋久遠(専大北上)/撮影:ラリーズ編集部

5位:馬渕煌世(遊学館・石川)


写真:馬渕煌世(遊学館)/撮影:ラリーズ編集部

5位:月原弘暉(愛工大名電・愛知)


写真:月原弘暉(愛工大名電)/撮影:ラリーズ編集部

5位:西面睦輝(育英・兵庫)


写真:西面睦輝(育英)/撮影:ラリーズ編集部

ベスト16

平塚健友(遊学館)
島田翼(野田学園)
持田日向(愛工大名電)
浅見昂希(希望が丘)
吉田蒼(新潟産大附)
松永悠(上宮)
小野拓真(遊学館)
松友悠斗(育英)

中野琥珀(野田学園) 優勝コメント


写真:中野琥珀(野田学園)/撮影:ラリーズ編集部

── 初優勝の感想からお願いします。

中野:大会前から三冠を目指してやってきて、昨日の団体戦では自分が負けてチームが2位で終わってしまって。

でも、シングルスが今日残っていたので、気持ちを切り替えてシングルスに臨めたのが良かったです。優勝できてとても嬉しいです。

── 決勝は前回2位の伊藤選手と2年生同士の対戦でしたが、振り返ってみていかがでしたか?

中野:伊藤とは4回ぐらい対戦していて、4回ともフルゲームのデュースぐらいだったので、今回もそういう展開になるんだろうなと思っていました。

最後はリードされていたんですけど、心折れず自分のプレーができたので良かったなと思っています。

── 男子ダブルスでも「メンタルが強い」とお話されていたと思いますが、シングルスでもメンタルの部分はいかがでしたか?

中野:リードされても普段練習している攻撃的なプレーをしようと心がけているので、攻撃をやめない気持ちが大事なところで出せたのかなと思っています。

── 準決勝は中城選手との同士討ちでしたが、試合前の感情としてはいかがでしたか?

中野:普段一緒に生活している先輩なので、中城さんとは正直やりたくなくて。でも、「やるからには絶対勝つ」という気持ちで臨みました。

── 過去にはイップスだったとお伺いしましたが、そこから今日本一までなれたことについては、どう感じていますか?

中野:卓球を辞めそうになったときもあるんですけど、そこで橋津先生が声をかけてくださって、自分のフォアのイップスを直していただきました。自分に関わってくれた人には本当に感謝したいです。

── イップスになった原因はなんだったんでしょうか?

中野:原因はわからなくて。急にフォア面が上向いてボールが天井に飛んでいくことばかりになって。「もう終わった」みたいな感じでした。

── いつ頃快方に向かったんですか?

中野:中学校に入ってすぐです。橋津先生が付きっきりで見てくれて、フォアを一から練習し続けたんですけど、自分だけみんなと違う練習だったので、それも苦しかったです。

それでも「まずは治したい」と思って、必死にやっていましたね。

── 全国大会の決勝は小学2年生のホカバ以来だと思いますが、この期間は厳しい時間を過ごしていたということでしょうか?

中野:そのとき以降、シングルスの成績はずっとベスト8、ベスト16で止まっていました。高校生になってから同級生も強くなって、そこで成長できて、少しずつ結果が良くなった感じです。

── 今年は優勝を勝ち取りましたが、どんな部分を強化してきましたか?

中野:去年のインターハイが終わってから、試合には出られなかったんですけど世界ユースでレベルの高いプレーを見て刺激を受けました。

世界ユースの選考会で1位になれて、海外の試合をはじめ大きい大会に出られるチャンスが増えたので、そこで経験を少しずつ積んでいけたのが、優勝につながったかなと思っています。

技術的な部分としては、以前から攻撃的なプレーをずっと練習していたんですけど、自分は凡ミスが多いので、安定感を出しつつ威力の高いプレーをするために、毎日ミスを減らす意識を持って練習していました。

── 最後に、今後の意気込みをお願いします。

中野:今年のインターハイでは団体戦で自分の負けでチームが負けてしまったので、来年は絶対に団体戦で2勝してチームに優勝を届けられるような存在になりたいです。

あとは、今年は世界ユースにも出るので、そこでいい結果を出せるように最高の準備をしていきたいと思っています。

男子シングルス決勝

伊藤佑太(星槎横浜)2-3 中野琥珀(野田学園)〇

12-10 / 5-11 / 11-7 / 8-11 / 10-12

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