写真:王曼昱(ワンマンユ・中国)/撮影:ラリーズ編集部
大会報道 2冠を達成した王曼昱 8強中3人がカットマンの今大会を総括「カットマン躍進の要因は…」<卓球・チャイナスマッシュ2026>
2026.10.12
文:ラリーズ編集部
<卓球・チャイナスマッシュ2026 日時:10月1日~11日 場所:北京(中国)>
11日、チャイナスマッシュ2026は最終日を迎え、女子シングルス決勝では佐藤瞳(日本ペイントグループ)と王曼昱(ワンマンユ・中国)が対戦。
序盤から、王曼昱の世界トップレベルのフォアハンドドライブが襲いかかる。佐藤もカット、ロビング、そして攻撃と多彩な技術で王曼昱を崩しにかかるが、隙のないプレーを見せた王曼昱が4ゲームを連取して優勝を飾った。
4度目のグランドスマッシュ女子シングルス王者となった王曼昱。女子ダブルスと合わせて2冠を達成するのは昨年のチャイナスマッシュ以来となる。試合後、王曼昱が記者会見に応じた。
王曼昱(ワンマンユ・中国)コメント
写真:王曼昱(ワンマンユ・中国)/撮影:ラリーズ編集部
── 決勝と今大会全体を振り返っていかがですか?
まず、今回のチャイナスマッシュで女子シングルスと女子ダブルスの優勝を手にできて、とても嬉しいです。今日の試合については、内容としては非常に競った、見応えのある試合だったと思います。
昨日の試合前の準備はとても充実していました。今日の試合中に促進ルールが適用される可能性も想定していました。技術・戦術の面でも、コート上で起こり得る状況についても、コーチ陣としっかり準備できていたと思います。コートでは、準備したことを迷わずやり切ること、そして気持ちを落ち着かせて全力で戦うことを心がけました。
結果については、試合前は(ゲームカウント)4-0になるとは思っていませんでした。厳しい戦いを覚悟して準備していたなかでこのスコアになったので、驚きましたし、嬉しく思っています。
── 第2ゲームの終盤に促進ルールが適用されましたが、気持ちの面や技術・戦術の面で変化はありましたか?
試合前からその可能性は想定していましたし、促進ルールになった場合の気持ちの持ち方と戦術も準備していました。ですので、その場で大きく動揺することはなく、試合前に決めた通りにやるだけでした。
── 試合後のポーズには、何か特別な意味があるのでしょうか?
特別な意味はありません。あの時はとても興奮していて、自分を奮い立たせるような気持ちでした。地元での優勝で、しかも相手は海外の選手でしたから、この試合はどうしても勝ちたかったんです。最後の1点も(促進ルールが適用される13本目の)12本目近くまで来ていたので、そういう状況で得点できて、とても興奮して我を忘れてしまいました。
── 今は女子シングルスでも女子ダブルスでも、日本が中国の主なライバルになっています。全体としては中国にまだ一定の優位があるようにも見えます。中国女子と日本女子の競争について今後の展望と、ご自身がさらに取り組むべきことを聞かせてください。
確かに、中国と日本の対決は、ここ数年から今後何年にもわたって、ごく当たり前になっていくと思います。ただ、日本で今活躍している選手の多くはとても若いです。今は私たちに多少の優位があるかもしれませんが、それほどはっきりしたものではありません。
長い目で見た今後の発展を考えると、より多くの中国の若い選手が台頭して、日本を含む世界と競い合ってほしいと思っています。私自身も、チームの若い選手たちの力になって、一緒に全面的なレベルアップと進歩を目指していきたいです。
写真:王曼昱(ワンマンユ・中国)/撮影:ラリーズ編集部
── 今日の決勝の相手、佐藤瞳選手はグランドスマッシュの決勝に初めて進んだカットマンです。今大会の女子シングルスではベスト8のうち3人がカット型の選手でした。カット型のここ数年の進歩と、世界の卓球界での現在の位置づけをどう見ていますか?
今回はカットマン全体の出来が非常に良かったと思います。カットマンのレベルと成績が上がってきているのは、ボールの変更と関係があります。プラスチックボールになってから、攻撃側が打球の質や回転でカットを打ち抜くのがとても難しくなりました。
ただ、カット打ちにもやり方はあります。人によって違うと思いますが、自分に合った方法を見つけることが大事です。日本にはカット打ちがとても上手な選手が多く、そこは参考にできる部分だと思います。学べるところがあれば何でも学ぶべきです。カットマンの進歩は、私たちが特殊な戦型への対応力を高め、重視するきっかけにもなると思います。
女子シングルス決勝
〇王曼昱(ワンマンユ・中国)4-0 佐藤瞳(日本ペイントグループ)
11-2 / 11-8 / 11-3 / 11-9
女子シングルス最終成績
優勝:王曼昱(ワンマンユ・中国)
写真:王曼昱(ワンマンユ・中国)/撮影:ラリーズ編集部
準優勝:佐藤瞳(日本ペイントグループ)
写真:佐藤瞳(日本ペイントグループ)/撮影:ラリーズ編集部
ベスト4:張本美和(木下グループ)
写真:張本美和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部
ベスト4:陳幸同(チェンシントン・中国)
写真:陳幸同(チェンシントン・中国)/撮影:ラリーズ編集部








