日本卓球協会が声明発表 一部選手は2027年全日本選手権一般の部欠場の可能性も | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:松島輝空(個人)※写真は今年1月の全日本/撮影:ラリーズ編集部

卓球ニュース 日本卓球協会が声明発表 一部選手は2027年全日本選手権一般の部欠場の可能性も

2026.10.28

文:ラリーズ編集部

日本卓球協会は27日、2027年1月に行われる全日本選手権一般の部と、アジアで行われるWTTチャンピオンズの日程が重複している件について声明を発表した。

一部選手は全日本欠場の可能性も


画像:全日本選手権とWTTチャンピオンズの日程重複について/制作:ラリーズ編集部

2027年1月、国内最高峰の全日本卓球選手権(一般の部)と、アジアで開催されるWTTチャンピオンズ(1月19日〜24日)の日程が奇しくも重なった。協会は日程変更を求めたが調整はつかず、全日本側の変更も困難と判断。WTTチャンピオンズに出場する選手は、全日本に出場できない可能性がある。

影響が大きいのはロサンゼルス五輪の代表選考だ。協会が6月に発表した基準では、五輪に出場する卓球日本代表は男女各最大3名。このうちシングルスに出場する各2名は、2028年1月最初の世界ランキング(1月3日発表予定)の日本人上位2名で決まり、3人目は2028年全日本選手権の終了後1週間以内に強化本部が選ぶ。

WTTチャンピオンズで得られるポイントは五輪代表の座を争ううえで直結し、五輪混合団体のシード順にも関わる。国内最高峰のタイトルか、五輪につながるポイントか。五輪代表の座を争う日本勢は難しい判断を迫られる。

協会は再発防止に向け、国内主要大会との事前調整の仕組みづくりをITTFとWTTに求めていく方針だ。

日本卓球協会声明文(10月27日発表)

ITTFおよびWTTは、2026年9月1日に2027年のWTT大会日程をウェブサイトで公表しました。これにより、例年1月上旬に開催されていたWTTチャンピオンズが、2027年1月19日から24日まで、2027全日本卓球と同時期に開催されることが判明しました。

日本卓球協会は、選手に重大な影響を及ぼす今回の日程重複を受け入れがたいものと考え、直ちにITTFおよびWTTに日程変更を強く申し入れました。また、開催予定地の協会にも変更を打診しました。しかし、調整は整わず、現時点では日程の重複を回避できない状況です。日本卓球協会は2027全日本卓球の日程変更も検討しましたが、開催まで約4か月となった段階での変更は、会場、運営および関係者への影響を踏まえると困難であると判断しました。

ロサンゼルス2028オリンピックのシングルスおよび団体の日本代表候補選手2名は、日本卓球協会の選考基準により2028年1月に最初に発表されるITTFシングルス世界ランキングの日本人上位2名により選出されます。また、今回のWTTチャンピオンズで獲得できるランキングポイントは、混合団体のシード順にも関わるため、日本にとって極めて重要です。選手が全日本卓球選手権大会とWTTチャンピオンズのいずれかを選択せざるを得ない事態は、選手の競技機会を大きく損なうものです。

日本卓球協会は、選手の競技機会を守ることを最優先に、関係者への影響を可能な限り抑えるための対応を進めます。また、2028年以降、同様の事態を二度と生じさせないよう、ITTFおよびWTTに対し、国際大会の日程を各国・地域の主要な国内大会と事前に十分調整する仕組みの確立を強く求めてまいります。

以上
公益財団法人日本卓球協会