文:ラリーズ編集部
<2019世界卓球選手権大会・個人戦(ハンガリー・ブダペスト) 2019年4月21日~4月28日>
27日、中国選手同士の対決となった世界卓球選手権の女子シングルス決勝は、劉詩ブン (世界ランキング5位・28歳)が陳夢(同3位・24歳)を4-2で破り初優勝を決めた。中国は同種目で13連覇の快挙となる。
決勝は試合序盤から世界一決定戦らしい激しいラリー戦を展開する。ゲームカウント2-2となった第5ゲーム、劉は高い集中力を見せ、全くミスが出なくなる。このゲームを11-0とラブゲームで制すと、第6ゲームも3−0とし14本連続ポイント。一気に流れを引き寄せ悲願の金メダルを手中に収めた。
劉は2009年の横浜大会から6大会連続での女子シングルスでのメダル獲得となるが(銅→銅→銀→銀→銅→金)、金メダルは今回が初。前日に行われた混合ダブルス決勝でも日本の吉村真晴/石川佳純を下し金メダルを獲得しており、今大会2冠を達成した。
敗れた陳夢は27日に行われる女子ダブルス準決勝で勝てば、決勝で日本ペア(伊藤美誠/早田ひなペアと佐藤瞳/橋本帆乃香ペアの勝者)と対戦予定だ。
試合のスコア
<女子シングルス決勝>
劉詩ブン(中国)4-2陳夢(中国)
9-11/11-7/11-7/7-11/11-0/11-9
写真:陳夢(中国)/提供:ittfworld