張本智和「主導権握れず…」中国香港エースが持ち味を発揮<T2ダイヤモンド> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:張本智和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 張本智和「主導権握れず…」中国香港エースが持ち味を発揮<T2ダイヤモンド>

2019.07.18

文:ラリーズ編集部

<T2ダイヤモンド2019マレーシア 2019年7月18日~7月21日>

18日、T2ダイヤモンド2019マレーシアの男子シングルス1回戦に張本智和(7月世界ランキング4位・木下グループ)が登場。黄鎮廷(同18位・中国香港)と対戦した。T2ダイヤモンドは、デュースなしの1ゲーム11点先取で行われ、試合時間が24分を越えた場合は1ゲーム5点先取となる。時間短縮のためゲーム間やタオル使用にも時間制限が設けられている。

張本と黄鎮廷は直近の韓国オープンでも対戦しており、その際は張本が4-2と勝利していたが、勝利後に「今まで一番やりづらい試合だった」とコメントしており、今回も接戦が予想されていた。

試合は、1球1球に観客から大きな声援が飛ぶ中、張本のカウンターと黄鎮廷の力強い両ハンドがぶつかり、1ゲームずつを奪い合う展開に。

迎えた第3ゲーム、先に黄鎮廷にゲームポイントを握られるも張本が10-10に追いつくが、ここで黄鎮廷が思い切ったロングサーブを見せ、張本は10-11でこのゲームを失ってしまう。勝負の分かれ目となったこのゲームを失った張本は、5点先取となった第5ゲームを取り返すが、反撃もここまで。第6ゲームを奪われ、ゲームカウント2-4で敗れた。

試合後張本は「攻めたかったが試合の主導権を握れず、なかなか引き離すことができなかった。このルールだと大量リードしないと難しい。相手も意地や執念が自分よりあったと思う。今までは(黄鎮廷の)持ち味を出させないようにして自分のペースで試合ができていたが、今回は相手が持ち味を出してきた」と敗因を述べた。

詳細スコア


写真:黄鎮廷(中国香港)/撮影:ラリーズ編集部

張本智和 2–4 〇黄鎮廷(中国香港)
9-11/11-6/10-11/5-11/5-2/3-5

“24分経過で5点先取” T2ダイヤモンドならではの注目ポイントを紹介