目黒の卓球大会にDJブースが登場 その狙いは? | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

卓球×エンタメ 目黒の卓球大会にDJブースが登場 その狙いは?

2018.01.30

<2018年1月22日、目黒ウィンターカップ、目黒区立中央体育館>
1月22日、卓球愛好家のための卓球大会「目黒ウィンターカップ」が開催された。主催は関東エリアを中心に卓球スクールを多店舗展開するタクティブ。

前日まで行われた全日本卓球の盛り上がりを受けてか、関東地方が今冬初の大雪に見舞われた日の開催にも関わらず、大会受付には参加者の行列が出来た。

試合は「ビギナーの部」「エンジョイの部」「オープンの部」とランク分けされ、初心者から腕に覚えのあるプレーヤーまで幅広い層が参加。卓球のオープン大会は各所で開催されているが、初心者でも参加しやすい大会は意外と少ない。

そして今大会の目玉は会場にDJブースが登場したこと。『卓球大会のテンションを上げよう』『無音による緊張を和らげよう』という主旨で採用が決まった。

DJを担当したのは、音楽と卓球を繋ぐパーティー「SPIN ON! 」からSatoshi MiyaさんとDJ DIETさん。月に二回、代官山と表参道で卓球×DJのイベントを主催しているという。この日は「テクノ」「ブロークンビーツ」というジャンルで会場を盛り上げた。

DJの二人も大会に参加し「JAZZY SPORT精神にのっとりDJも卓球もどちらも気合い入れて臨めた」(DJ DIETさん)とコメント。

また、卓球を初めて2カ月という参加者の20代男性は「僕のような大会出場経験が少ない初心者は卓球大会の雰囲気に圧倒されてしまいます。ビギナーからすると、DJがあることで『卓球大会』感が弱まって、参加しやすかったです。音楽があることで、試合前のテンションが上がりますし、楽しむことができました。またDJがそこまで大音量ではないので、試合中不愉快に感じることはなかったです。集中しすぎて試合中は音は聞こえなかったです(笑)」と楽しそうに語った。

卓球は経験者と初心者の力の差が大きく、本格的に始めるにはハードルが高い側面もある。

ビギナー向けの大会や今大会で採用されたDJによる演出など、初心者でも卓球に取っつきやすくなる工夫が卓球の普及を推し進めていくだろう。

取材・文 ラリーズ編集部
写真提供 SPIN ON!