伊藤美誠「楽しみながら試合ができた」 日本人対決制しベスト4<卓球・T2ダイヤモンド> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)
伊藤美誠「楽しみながら試合ができた」 日本人対決制しベスト4<卓球・T2ダイヤモンド>

写真:伊藤美誠(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 伊藤美誠「楽しみながら試合ができた」 日本人対決制しベスト4<卓球・T2ダイヤモンド>

2019.11.23

文:ラリーズ編集部

<T2ダイヤモンド2019シンガポール 2019年11月21日~24日>

23日、T2ダイヤモンド2019シンガポールは大会3日目を迎え、女子シングルス準々決勝で伊藤美誠(スターツ)と佐藤瞳(ミキハウス)の日本人対決が行われた。結果は4-0のストレートで伊藤が勝利し、準決勝進出を果たした。

T2ダイヤモンド特別ルール

T2ダイヤモンドは、7ゲームマッチのシングルス形式だが、従来の卓球のルールとは異なり、デュースなしの1ゲーム11点先取で行われる。また、試合時間が24分を越えた場合は1ゲーム5点先取のFAST5へと移行する。

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伊藤美誠、圧巻の試合運びを見せる

伊藤美誠
写真:伊藤美誠(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部

伊藤と佐藤は過去ITTFワールドツアーで7度対戦しており、伊藤が6勝1敗と勝ち越している。また先日行われたオーストリアオープン・女子シングルス2回戦でも対決しており、その際は伊藤が4-1で勝利を収めた。

今回の対戦は、序盤から伊藤が試合の主導権を握り、カットマンの佐藤を圧倒した。伊藤はゆるく山なりのループドライブや、ミドルへの攻撃、フォアスマッシュなどを巧み使い分け、佐藤を前後左右に揺さぶっていく。また伊藤は、佐藤の回転量の多いカットにも冷静にツッツキやストップで対応し、簡単なミスを見せなかった。

一方佐藤も、粘り強いカットで長いラリーを制し、会場を沸かせる場面を何度も見せたが、最後まで伊藤からゲームを奪うことはできず。試合は、伊藤が4-0のストレートで勝利を収めた。

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伊藤美誠 試合後コメント

伊藤美誠
写真:伊藤美誠(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部

試合後、伊藤は「1ゲーム目のスタートは自分の中でも良くて、自分の得点率もすごく高かったので、挽回されてもすごく落ち着いて最後も乗り切ることができました」と自身のストレート勝ちの勝因について話した。

直近のオーストリアOPや10月のスウェーデンOPでも対戦した佐藤との試合については「大会ごとに雰囲気や空気感は変わってくるので、同じ選手ですけど、少しずつお互い変わっているところも出てくる。そこを楽しみながら試合ができた」と語った。

また最近はずっと試合を楽しめている状態だと話し「この状態をしっかりと続けられるようにしたい」と意気込んだ。

伊藤は日本女子勢で唯一、大会最終日に行われる準決勝へと駒を進めている。

佐藤瞳 試合後コメント

佐藤瞳
写真:佐藤瞳(ミキハウス)/撮影:ラリーズ編集部

佐藤は「9本で落としたゲームが2つあって、そこを取れていればまた違う展開になったと思いますし、5点勝負に持っていけたと思うので、早い段階で勝負されてしまったなという感じでした」と、試合を振り返った。

また伊藤との対戦について「最近3回試合をしているので、お互いに手の内をわかってきて自分も拾えるボールが増えてきたんですけど、何枚も(伊藤の方が)上手だなと思いました」と話し、「結果は0-4なんですけど、手ごたえもあって次はもっとこうしたらいいんじゃないかというビジョンも見えました」と次の伊藤との対戦に意欲を燃やした。

詳細スコア

〇伊藤美誠 4-0 佐藤瞳
11-9/11-4/11-9/11-8

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