文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアープラチナ・ドイツオープン 2020年1月28日~2月2日>
31日、ドイツオープンは大会4日目を迎え、ダブルス各種目で準々決勝が行われた。女子ダブルスで石川佳純(全農)/平野美宇(日本生命)がチャイニーズタイペイペアに勝利、混合ダブルスでは水谷隼(木下グループ)/伊藤美誠(スターツ)がスペインペアに不戦勝で4強入りを決めた。
男子ダブルスでは、戸上隼輔(野田学園高)/宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)が韓国ペアにフルゲームの末、惜しくも敗れた。
かすみうペアがベスト4入り
女子ダブルスでは、石川/平野ペアが鄭先知(ジェンシェンチー)/陳思羽(チェンズーユ・チャイニーズタイペイ)と対戦した。昨年のオーストリアオープンでも両ペアは対戦しており、その際はタイペイペアがフルゲームの激戦を制している。
今大会では、石川/平野ペアが1ゲームこそ落とすも、ゲームカウント3-1でリベンジを果たした。勝利した石川/平野ペアは準決勝で中国の丁寧(ディンニン)/孫穎莎(スンイーシャ)ペアと対戦する。
みまじゅんペアは不戦勝で勝ち上がる
写真:不戦勝で4強入りを決めた水谷隼・伊藤美誠/提供:ittfworld
男子ダブルスでは、全日本選手権男子シングルス3位、男子ダブルス2位の戸上と、全日本男子シングルス優勝の宇田という勢いに乗る若手2人が、張禹珍(ジャンウジン)/趙大成(チョデソン・韓国)に挑んだ。張禹珍は韓国代表として、2019年11月のチームワールドカップで台湾の神童・林昀儒(リンインジュ)を下すなど、チームの決勝進出に貢献。相方の趙大成は、Tリーグ・岡山リベッツに今季途中に加入し、シングルスで6勝1敗と救世主となっている。
試合は、フルゲームにもつれ込むも最終ゲーム序盤で突き放され、戸上/宇田ペアはベスト8で大会を終えた。敗れはしたものの、予選から勝ち上がり、準々決勝でも韓国ペアにあと一歩と迫った18歳コンビの今後の活躍にも期待が高まる。
混合ダブルスでは、東京五輪の混合ダブルス代表候補ペアである水谷/伊藤ペアが、相手棄権のため不戦勝で勝ち上がった。水谷/伊藤ペアは、林昀儒/鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)と準決勝で対戦することが決まった。
詳細スコア
〇水谷隼/伊藤美誠 3-WO アルバーロ・ロブレス/シャオ・マリア(スペイン)
※相手棄権のため不戦勝
〇石川佳純/平野美宇 3-1 鄭先知/陳思羽(チャイニーズタイペイ)
11-2/11-7/9-11/11-6
戸上隼輔/宇田幸矢 2-3 〇張禹珍/趙大成(韓国)
3-11/11-9/8-11/11-8/4-11