文:ラリーズ編集部
<ノジマTリーグ2019/20シーズン 2月16日(日)アリーナ立川立飛>
16日、Tリーグ女子はトップおとめピンポンズ名古屋(以下、トップ)が木下アビエル神奈川(以下、KA神奈川)をマッチカウント4-0で下し、シーズン最終戦勝利で飾った。この結果、トップは昨季から順位を1つ上げ、3位でセカンドシーズンを終えた。
ダブルスはトップが先取
写真:初ペアリングながら息の合ったプレーを見せた鈴木・森田/撮影:ラリーズ編集部
第1マッチは、森薗美月/長﨑美柚(KA神奈川)と鈴木李茄/森田彩音(トップ)の対戦に。両ペアとも初のペアリングとなったが、鈴木/森田ペアが息の合ったプレーを見せ、2-0でストレート勝ちを収めた。
写真:長﨑・森薗は及ばず/撮影:ラリーズ編集部
15歳・木原と27歳・森薗の速攻対決は森薗に軍配
写真:安定した戦いぶりを見せた森薗美咲/撮影:ラリーズ編集部
第2マッチは、27歳・森薗美咲(トップ)と15歳・木原美悠(KA神奈川)のバック表の前陣速攻対決となった。目の覚めるような速い展開のラリーの応酬となったこの試合は、第1ゲームの9-10で木原のフォアドライブを完璧なブロックで跳ね返し、そのゲームを制した森薗がゲームカウント3-1で勝利を掴んだ。
写真:木原美悠は目の覚めるような速攻で対抗も/撮影:ラリーズ編集部
試合後、森薗は「ずっと私自身もチームも負けが続いていた。私が勝っても負けても声を出して元気よくチームが盛り上がればと試合に入った。自分のプレーができたのがよかった」と会心の勝利を振り返った。
リン・イエ、出澤杏佳が連勝でトップが4-0勝ち
写真:ドゥホイカンを下したリン・イエ/撮影:ラリーズ編集部
第3マッチはドゥホイカン(KA神奈川)とリン・イエ(トップ)の助っ人対決に。パワーボールを打ち続けた世界ランキング59位のリン・イエが世界ランキング15位のドゥホイカンを下す金星を挙げ、トップの勝利を確定させた。
写真:フルゲームを制した出澤杏佳/撮影:ラリーズ編集部
第4マッチは出澤杏佳(トップ)が持ち味の変化を軸に長﨑美柚(KA神奈川)を翻弄し2ゲームを連取。長﨑も得意の両ハンドラリーで食い下がりフルゲームまでもつれ込んだが、エッジやネットインも重なり、出澤がゲームカウント3-2で勝利した。この結果、トップがシーズン最終戦をマッチカウント4-0の大勝で締めくくった。
写真:勝利に沸くTOP名古屋ベンチ/撮影:ラリーズ編集部
試合後のコメント
写真:勝利した出澤杏佳/撮影:ラリーズ編集部
試合後、出澤は「連続で負けていて、気持ちが落ちていたが勝てて自信になったし嬉しい。2-0からひっくり返されることが多いが、今日は最後だし強い気持ちで挑めたのが良かった」と出澤は長﨑戦についてコメント。
また、今シーズンのTリーグについては「海外の強い選手と試合ができたのはいい経験で今後に繋がった。同世代の選手ともたくさん試合をしていろいろ課題が見つかったので、Tリーグで学んだことをしっかり練習して今後に活かしていきたい」と試合を通して収穫を得たようだ。
写真:勝利を導いた森薗美咲/撮影:ラリーズ編集部
また、森薗もTリーグセカンドシーズンに関して「今日勝ったら3位だったので、ホッとしたというのが一番。この年になったら1年1年というより1試合1試合が、大げさかもしれないが“引退試合”のような気持ちで臨んでいる。とにかく悔いのないように団体戦なので盛り上げていければという気持ちで頑張った。昨季は4位ですごく悔しかった。なんとかして順位を上げたいという気持ちがあったので嬉しかった」と総括した。
スコア 木下アビエル神奈川 0-4 〇トップおとめピンポンズ名古屋
写真:最終戦を勝利で飾った。トップ名古屋メンバー/撮影:ラリーズ編集部
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森薗美月/長﨑美柚 0-2 〇鈴木李茄/森田彩音
8-11/6-11
木原美悠 1-3 〇森薗美咲
10-11/11-4/7-11/8-11
ドゥホイカン 0-3 〇リン・イエ
4-11/10-11/10-11
長﨑美柚 2-3 〇出澤杏佳
10-11/9-11/11-7/11-9/8-11