文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアープラチナ・カタールオープン 2020年3月2日~3月8日>
5日、カタールオープンは3日目を迎え、女子シングルス本戦の1回戦が行われた。ハンガリーオープンで2020年初タイトルを獲得した伊藤美誠(スターツ)が出場した。通算で2勝4敗と負け越している中国の左腕・顧玉婷(グーユーティン)との対決をゲームカウント4-1で終えた。
伊藤美誠、難敵の中国選手を打ち抜く
写真:伊藤美誠(スターツ)/提供:ittfworld
前回の対戦は2019年のジャパンオープンで、その際は伊藤がゲームカウント2-4で敗れている。
今回の対戦では1ゲーム目から互いに質の高いサーブから3球目攻撃で点を取り合う場面が多く、接戦の末伊藤が1ゲーム目を落とす。しかし、続く2ゲーム目は伊藤が対応力を見せ、ミスを減らすことでスマッシュでの得点を増やし、2ゲームを連取する。
勝負の分かれ目となったのは4ゲーム目。序盤は伊藤がリードし、中盤までは伊藤のペースが続く。しかし、じわじわと顧に追い上げられ、たまらず伊藤がタイムアウト。タイムアウト後も顧の勢いが止まらず逆転を許してしまう。ところが伊藤も集中を切らさず、食らいついていくと後がない顧がタイムアウト。ともにタイムアウトを使い切る展開に。
デュースにもつれた4ゲーム目は、伊藤が最後に隠し玉としての順横回転系のロングサーブをバックに出して奪うと、最終ゲームは大差をつけて勝利を収めた。
詳細スコア
○伊藤美誠 4-1 顧玉婷(中国)
9-11/11-5/11-7/12-10/11-4