文:ラリーズ編集部
日本卓球協会の星野一朗専務理事は26日、2020年度第2回理事会後のオンライン取材に応じ、全日本選手権の無観客開催が決まったことを明かした。
1月の全日本選手権は無観客開催
2021年1月に大阪で開催予定の全日本選手権については、すでにダブルス種目の実施を取り止め、一般男女シングルス、ジュニア男女シングルスの4種目で争われることが発表されていた。
写真:2020年全日本選手権優勝の早田ひな(日本生命)/撮影ラリーズ編集部
星野氏は「7日間の日程で密にならないように配慮しながら、とにかく開催しようという方向で進んでいる」と開催に向け尽力していることを明かすとともに、「有料の観客について入れないでいこうと確認し、無観客で行うことが決まった」と語った。
約2000名の選手・関係者が出入りすることが背景
2021年の全日本選手権は4種目で800~850名の選手エントリーが想定され、練習パートナーやベンチコーチ、さらには大会運営のボランティア、大会関係者を含めると2000名ほどの人が出入りする。そのため、安全・安心を担保するために有料の観客動員については見送られることとなったと背景を説明した。
写真:2020年全日本選手権男子シングルス決勝/撮影:ラリーズ編集部
また、同日の理事会で、全日本の大会強化本部推薦として、長﨑美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園)の女子シングルスへの推薦が決定したこともあわせて発表された。