文:ラリーズ編集部
T2ダイヤモンドを運営したT2卓球リーグ(T2 Table Tennis League)は、アメリカ卓球協会(USATT)と共同で「THURSDAY NIGHT LIVE :T2 CHALLENGE」シリーズを開催することを発表した。
新方式の卓球大会がアメリカで開催
「THURSDAY NIGHT LIVE」は、毎週木曜日の夜に卓球を人々に届けるというコンセプトで行われ、USATTのサイト(www.usatt.org)にてライブ配信される。
アメリカナショナルチームの選手らが、デュースなしの1ゲーム11点先取、試合時間が24分を越えた場合は1ゲーム5点先取のFAST5へと移行するT2ダイヤモンド独自のルールで戦う。ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ヒューストンを中心に、複数都市やクラブで開催される。
写真:ZHANG Kai(アメリカ)/提供:ittfworld
第1回は7月30日、ニューヨークの卓球クラブにてTom FengとZHANG Kaiの対戦で幕が開ける。「THURSDAY NIGHT LIVE」はあらかじめ11試合が組まれており、どちらかの“チーム”が6勝するまで続けられる。
この“チーム”の決め方が少々特殊な形となっている。例えば、第1回の試合の敗者が、次の木曜日(8月6日)の試合に出場予定の2人の選手のうち、1人を“チームメイト”として選択する。毎週、敗者が次の試合のチームメイトを選ぶということを繰り返し、“チーム”ができあがっていく。
オーダーと“チーム”構成は、木曜日の試合後に決定され、翌週の出場予定選手の中には、男女1選手ずつが発表されることもあり、“男女の戦い”が1つのコンセプトになっているという。
「新しいスポーツ体験を」
T2創設者兼会長のフランク・ジー氏は、「卓球を商業化し、ファンのための新しいスポーツ体験を創造することを常に目的としてきました。2017年のT2 APACと2019年のT2 ダイヤモンドで成功を収めてきましたが、今回のUSATTとの新シリーズを嬉しく思います。私たちは、革新性、象徴的なスターの育成、ファンの皆様に爽快なエンターテインメント体験をお届けすることなど、Thursday Night Liveの理想の実現に尽力しています」とコメントしている。
写真:T2ダイヤモンドセレモニー演出/撮影:ラリーズ編集部
USATTのバージニア・ソンCEOは「世界中の卓球ファンのため、新大会ができることを大変嬉しく思っています。ナショナルチームのメンバーが東京五輪や国際大会に向けて準備をするための最初の取り組みです。T2の形式を活用することで、ファンの皆様にはより高いレベルの興奮をお楽しみいただけると確信しています」と述べた。
>>ITTFが狙う「卓球の商業化」 テニスに倣うWTT構想とは
T2ダイヤモンド公式twitter
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— T2 Diamond (@t2_diamond) July 28, 2020