文:ラリーズ編集部
28日、国際卓球連盟(ITTF)は年次総会を開催し、2023年の世界選手権の開催地が南アフリカ・ダーバンに決定した。南アフリカで世界卓球が開催されるのは初となる。
ダーバンがアフリカ卓球の歴史作る
9月28日に開催された2020年ITTF年次総会での投票を経て、2023年のITTF世界選手権が南アフリカのダーバンで開催されることになった。アフリカ大陸での開催は、1939年エジプト・カイロで開催されて以来となる。
今回の投票でダーバンは90票(69.77%)を獲得し、もう一つの候補地であるドイツ・デュッセルドルフの39票(30.23%)を上回った。
国際卓球連盟は、2021年以降の世界卓球に関して世界各地で予選会を行い、「ファイナル(finals)」と呼ばれる決勝大会を行う方式に変更することを以前発表していた。今回のダーバンは、その決勝大会の開催地となる。
「すべてのハードワークが報われた」
この決定を受け、ITTF副会長のカリル・アル・モハナディ氏は「おめでとうございます。来年以降に導入される世界選手権決勝大会のフォーマットの変更により、世界の様々な地域からより多くの国が入札を行うことになりますが、これは、卓球の国際的な魅力がますます高まっていることを反映したものであり、将来的に卓球をよりグローバルなものにするために努力を続けている私たちにとって、非常に喜ばしいことです」とコメント。
また、南アフリカ卓球委員会のジョー・キャリム氏は「喜びに満ち溢れています。すべてのハードワークが報われました。皆様からいただいた信頼に値する世界選手権を開催いたします」と意気込みを語った。