卓球技術・コツ 【卓球技術】初心者必見!ブチ切れ横回転サービスを出す3つのポイント
2022.11.28
文:加藤拓也コーチのYouTube KATO卓ちゃんねるより
ペンホルダーでもシェークでも、また表ソフトでもポイントをつかむことで強烈な横回転サービスを出せるようになります。
「これができると試合が変わる!脱中級者講座」の第23回では、ブチ切れ横回転サービスのコツを、加藤コーチの技術指導を通して詳しく見ていきましょう。
【加藤拓也(かとう たくや)】京都府・洛東高等学校から京都産業大学を経て、現在は天王山卓球スクール北山店でコーチを務め、子どもから大人までを幅広く指導する。戦型は右利きの中国式ペンホルダーでフォア表ソフト、バック裏ソフト。中学生から卓球を始めながら、全国大会出場経験も持つ。自身の個人チャンネルであるKATO卓ちゃんねるでは、中ペン、表ソフトの技術をメインに練習や試合の動画を多く配信している。(写真提供:本人)
このページの目次
ブチ切れ横回転サービスのポイントを解説
加藤:今回はブチ切れ横回転サービスを出すポイントについて私自身の考え方を基に解説していきたいと思います。
ポイント①:前腕を外側に返す
加藤:ブチ切れサービスをやる上で大切なポイント1つ目は、前腕を少し外側に返しておくことです。
横回転サービスを出す時にラケットの面を相手の方に向けて出す人もいますが、これだとボールの真後ろから押す形になってしまい回転をかけるのが難しくなります。
しかし、前腕をひねることでボールの側面をより捉えやすくなり、薄く捉える感覚を身につけやすくなるのです。
ポイント②:前腕を脇腹にぶつける
加藤:2つ目のポイントは、前腕を脇腹にぶつけるようなイメージでサービスを出すことです。
横回転サービスを出す時に手首を使おうとする方は多いと思いますが、手首だけではどうしても力を入れにくいのげ現実です。
サービスは当たる瞬間のインパクトが凄く大事で、インパクトを強くするためには前腕を使った方が力を入れやすくなり、回転量の底上げに繋がります。
なので前腕を思いっきり脇腹にぶつけるようなイメージで打球しましょう。最初は痛く感じるかもしれませんが、徐々に慣れてきます。
ポイント③:重心移動
加藤:3つ目のポイントは、重心移動です。これはサービス全てに共通して言えることです。
体を回すような感覚だとボールが飛びすぎてしまうので、後ろに重心を乗せてその力をサーブにぶつけるような形にしましょう。
この後ろから前の重心移動を足すことによって体全体でサービスを出すことが可能になります。
番外編:サービスの長短の出し分け方
加藤:長いサービスを出す時には前腕をぶつけるように出せば良いのですが、これだと短いサービスが出しにくくなります。
そこで、インパクトの直後に肘を上げるという動作を加えます。ラケットの力を逃がしてあげることによって短いサービスを出しやすくなります。
実際の見本動画 4:31~
横からの視点 5:59~
まとめ
加藤:今回は「横回転を切る」ということに焦点を当てましたが、ここから横下回転や横上回転に応用していくので、まずは横回転がしっかり切れるように練習してみて下さい。